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2022年10月23日(日)『RIZIN.39』(マリンメッセ福岡 A館)のライト級(71kg・5分3R)で、南アフリカのボイド・アレン(16勝4敗1分)と対戦する矢地祐介(23勝13敗)が12日、都内で公開練習を行った。
サウスポー構えからミット打ちを披露した矢地は「強引さを強化してきた」と語った。
グスタボ戦は横綱でもないのに横綱相撲をしてしまった
矢地は、川名“TENCHO”雄生、武田光司と日本人王者クラスに連勝したものの、ホベルト・サトシ・ソウザ、ルイス・グスタボ、と国際戦で連敗。「この階級で外国人選手に勝つことがテーマ」と公言しており、元EFCフェザー級王者でMMA16勝4敗1分、プロボクシング戦績6勝(4KO)1敗1分、182cmの長身アレンといかに戦うか。
「海外勢に苦手意識ではなくて、70kgのライト級は圧倒的に外国人選手の層が厚くてレベルが高い。武田選手と川名選手という当時の王者に勝ったので、日本人は1回、もういいかなと。まだ海外で成功することを夢見て戦っているので、外国人選手に勝っていかないと話が始まらない。いまだにUFC、Bellatorで戦うことを諦めていないので」と、国際戦に臨む想いを語った矢地。
前戦のグスタボ戦については、「相手に合わせてしまう、相手のやりたいようにやらせてしまうことがずっと課題で、あの試合でも相手の強引さを受けてしまって、モロに相手の出力の高い攻撃を受けてしまった。横綱でもないのに横綱相撲をしてしまった。相手のいいところを出させずに、自分のいいところを出すことが出来なかった」と反省点を語る。
嵐のような回転力と大きな打撃とともにテイクダウンも混ぜて来たグスタボ。矢地がすべきことをグスタボに先にやられた。
「組みにいくつもりだったのが、そこに執着する──そこにまで持っていく強引さが自分に無かった。綺麗にやらなくても、もっと我武者羅に組みに行って、自分のペースに持っていくべきだった」と課題を挙げ、今回の試合に向けて、「強引さを強化し、相手に合わせないで自分で試合を作っていくことを重点的に取り組んできた」と明かした。