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【KNOCK OUT】龍聖の参戦が決定、壱・センチャイジムvs.森岡悠樹の決勝戦、バズーカ巧樹・響波・老沼隆斗が久々の参戦

2022/10/10 20:10
【KNOCK OUT】龍聖の参戦が決定、壱・センチャイジムvs.森岡悠樹の決勝戦、バズーカ巧樹・響波・老沼隆斗が久々の参戦

9月に初回KO勝ちを飾った龍聖の連続参戦が決定

 2022年11月19日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2022 vol.7』の対戦カード第一弾と出場決定選手が発表された。


 スーパーファイトのKNOCK OUT-BLACKフェザー級3分3R延長1Rで、KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・龍聖(NOPPADET GYM) の参戦が決定。

 龍聖は小学1年生でキックボクシングを始め、HIROYAの指導を受けアマチュアで多くの経験を積んで2019年4月にプロデビュー(KO勝ち)。同年8月のREBELSに初参戦し、強打で2R53秒KO勝ち。その後もKOで連勝し、6戦6勝全KO勝ちのパーフェクトレコードを更新していたが、2021年3月大会で大脇武(現TAKERU)に判定勝ち。無敗記録は更新したものの初めてKOを逃してしまった。8月大会では井上竜太を1R2分でTKOに仕留め、10月にはKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦で銀次を判定3-0に破り初代王座に就いた。2022年4月には初の国際戦でメディ・ジライフィ(スペイン)にも勝利、7月にはRIZINに初参戦して魁志に3RでTKO勝ち。9月の『KNOCK OUT 2022 vol.5』では小笠原裕典にも1RでKO勝ちと12勝(8KO)の無敗記録を更新している。対戦相手は未定。


 スーパーファイトのKNOCK OUT-BLACK -64.0kg契約3分3R延長1Rでは、KNOCK OUT-BLACKライト級王者バズーカ巧樹(菅原道場) が、TAaaaCHAN(PCK連闘会)と対戦。

 バズーカはMA日本キックボクシング連盟をホームリングに様々な団体で活躍。特にKrushやK-1では6勝(4KO)1敗という好成績を残した。2020年2月の無法島GPでは決勝戦で西岡蓮太に判定負けを喫するも大きなインパクトを残して“覚醒”。8月大会では丹羽圭介に判定勝ちしてKNOCK OUT-BLACKライト級王座を奪取。12月にノンタイトル戦で大谷翔司に判定負けを喫するも2021年5月の再戦ではリベンジを果たすと共に初防衛に成功した。7月のKNOCK OUTでは康弘に3RでKO勝ち。10月にはWMAF世界スーパーライト級王座決定戦で勝利し、二冠王となった。今年4月には『藤原祭』でマサ佐藤にTKO勝ちしたが、6月のシュートボクシングでは乱戦の末に笠原弘希にヒジでカットされてTKO負けを喫した。8月には『鉄拳14』でテープパットとドロー。KNOCK OUTには約1年4カ月ぶりの参戦。

 TAaaaCHANは聖域統一ライト級王座、聖域統一スーパーライト級王座、INNOVATIONフェザー級王座を獲得した三冠王。東北を拠点として活動しており、今年5月のNJKF 『DUEL.23』ではナカノ・ルークサラシットに3RでTKO勝ち。


 第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝戦3分5R延長1R、壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム) vs.森岡悠樹(北流会君津ジム) も今大会で行われる。

 壱は2019年12月のムエタイオープンで岩浪悠弥にまさかの初回KO負けを喫し、14連勝が途切れた。2020年2月のルンピニースタジアムでの再起戦でも敗れ、9月のKNOCK OUTで小笠原瑛作にも初回KO負けと絶不調だったが、12月のREBELSで鈴木貫太から久々の勝利を収めた。岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメントでは準決勝(1回戦)で岩浪悠弥にリベンジ勝利も、決勝で加藤有吾に3度のダウンを奪われての判定負け。2021年3月に古村光を判定で破って再起を果たすと8月大会で森岡悠樹に判定勝ち。11月には小笠原瑛作が保持するKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座に挑戦したが、判定負けでリベンジ&王座奪取に失敗した。2022年1月、横野洋を2RでKOして再起を果たすと7月にはNKBバンタム級王者・海老原竜二をTKOに破り、9月のトーナメント1回戦では大野貴志に判定勝ち。戦績は21勝(8KO)1分。

 森岡は2020年の『KNOCK OUT』と『REBELS』で2月の小笠原裕典戦、12月の古村光戦と2試合続けて延長で涙を呑んだが、2021年1月に横野洋に勝利。6月大会では鈴木貫太をヒジ打ちによるカットでTKOに降し、8月にはスーパーバンタム級トップの一角である壱・センチャイジムに挑んだが判定で敗れた。今年1月大会では元・新日本キックボクシング協会フライ級王者、元ジャパンキック同級王者、スックワンキントーン認定スーパーフライ級王者の三冠王・石川直樹と引き分け。9月の1回戦ではベテランの炎出丸から右ストレートでKO勝利を奪っている。


 KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級3分3R延長1Rでは、KNOCK OUT-REDバンタム級王者・響波(Y’s glow)が古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)と対戦。

 響波は空手出身で多彩な足技を持ち、様々なリングで活躍。2021年9月に初代KNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦で安達浩平をTKOで破り初代王座に就いたが、KNOCK OUTには1年2カ月ぶりの参戦。今年8月28日にはMA日本キックボクシング連盟で同連盟のスーパーバンタム級王座も奪取し、二冠王となっての凱旋となる。古木は3勝(2KO)1敗の新鋭で、9月大会では初回TKO勝ちを収めた。5戦目にしてノンタイトルながら王者との対戦というチャンスをものに出来るか。


 そして、元REBELS-REDスーパーフライ級王者・老沼隆斗(STRUGGLE) も久しぶりの登場。KNOCK OUT-RED -50.8kg契約3分3R延長1Rで出場するが対戦相手はまだ未定。

 老沼は空手仕込みの多彩な蹴り技で2018年6月に総当たりリーグ戦で優勝してREBELS-REDスーパーフライ級王座に就き、REBELS軽量級のエースとして君臨。2度の王座防衛に成功している。REBELS王座は2021年2月の3度目の防衛戦で白幡裕星に奪われたが、6月にはNKBに乗り込んで同団体バンタム級4位の海老原竜二に判定2-0で勝利。10月の『RIZIN』に出場を果たすも、奥脇竜哉に判定2-0で惜敗。11月には花岡竜にKO負けを喫し、今年4月の『ムエタイスーパーファイト』では山田航暉に判定で敗れ連敗中。9月のNJKFで嵐との対戦が決まっていたが、相手の体重超過で試合がなくなってしまった。

 バズーカ巧樹、響波、老沼と久しぶりのKNOCK OUT参戦が揃った今大会。2023年3月5日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館での開催が決定しているビッグマッチへ向けての出場選手セレクションマッチの意味合いが含まれているのかもしれない。

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