2022年10月9日(日)オランダ・アーネムにて開催された『GLORY COLLISION 4:HARI vs.OVEREEM THE FINAL ROUND』。メインイベントで行われたアリスター・オーフレイム(オランダ)vs.バダ・ハリ(オランダ/モロッコ)が大きな話題を呼んだが、両者の対決前にもう一人のK-1ヘビー級レジェンドがリングに上がった。
その男はセミー・シュルト(=セーム・シュルト/オランダ)。K-1 WORLD GP世界ヘビー級トーナメントを2005年、2006年、2007年、2009年と4度制し(アーネスト・ホーストとタイ記録)、初代K-1スーパーヘビー級王者にもなったほか、パンクラスでも第9代無差別級王者となり、UFCにも出場した。GLORYでは2012年にGLORY GRAND SLAM ヘビー級世界トーナメントで優勝している。そのトーナメント優勝を最後に、心臓病によって現役引退を余儀なくされた。
リング上では、シュルトのGLORY殿堂入り(Hall of fame)が発表され、記念のトロフィーがシュルトに贈られた。
シュルトは「GLORYから連絡が来て、今日会場に来れるかと聞かれて来たんだが、こんな素晴らしいものをいただけるとは思っていなかった。ありがとう」と笑顔で挨拶。続いて「SNSを頑張らなくても、練習を一生懸命に頑張ればここにたどり着けます」と後進のファイターたちへメッセージを送った。