「どんな距離でも蹴ることが出来る」と蹴りには絶対の自信を持っている安本(C)RISE
2022年10月15日(土)東京・大田区総合体育館『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2022』にて、フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1Rで同級6位・山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo)と対戦するWBCムエタイ日本統一フェザー級王者・安本晴翔(橋本道場)が公開練習を行った。
安本はミット打ちで力強いパンチ、蹴り、ヒザ蹴り、そしてミドルキックの左右連打を見せた後、同門の花岡竜とのマススパーでは至近距離でのハイキックを繰り出した。
「当たらないですけれど、全然。速すぎて」と花岡とのマスを振り返り、「お互いに高め合っています。花岡に負けたくないはないけれどパンチが当たらないと今日はダメだなってなります。今日の出来はいつも通りって感じですね」と、いい練習になっているとした。
2人とも近い距離で技を出し合ったが、これは「最近は近い距離でやっています。RISEは接近戦が多いと思うので、そこで慣れるためにもやっています」とRISE用だと言い、「蹴りはどの距離でも当てる自信がある」と接近戦でも離れていても問題なく当てられると自信を見せる。
7月にRISE初参戦を果たし、メールダード・サヤディにKO勝ちしたが「有効打である右のパンチからの流れで前腕部分が当たってのダウンが確認された」ためノーコンテストとなった安本。「ノーコンテストになったのは残念ですけれど、仕方ないので。次はもっと凄い試合をするので見ていただければと思います」と気持ちを切り替え、ヒジが当たってしまったのはこれまでのヒジありルールでやっていた癖が出てしまったのかと聞かれると「相手が中に入って来すぎちゃっていて、ヒジの概念はなかったんですがパンチが中に食い込みすぎてその後に当たっちゃったのかなって感じです。あんなことは初めてでしたね」と、そうではないと答える。
今回対戦する山川については「サウスポーで強い選手だと思います。ランキング7位なので僕より上かな。ガンガン来るタイプではないのかな。相手が来たところをコツコツ当てていく印象です」と評するが、「ここで手こずっている暇はないので僕が一方的にやって終わりにしたいですね、やってみないと分からないですが多分大丈夫です」と圧勝宣言。
「全部に注目してもらいたい。何から何まで違うので。一番違うのは蹴りですかね」と自分の強さを見てもらいたいとした。
身体は大きいが「減量的には全然問題ないと思います。まだ全然食べてます」と余裕があるとし、「フェザーに上げてからは減量は全然しなくなったので減量のことを考えないで練習に集中できる。フェザーが一番いいですが、ライト級でも出来るよって感じです」とさらに上の階級でも戦えるという。
まずはフェザー級で「バンバン倒していきたい」とランキングを駆け上っていきたいとした。
最後には「一番面白い試合をしたいのが一番ですね。前回がノーコンテストに終わったのでそこの挽回をしたい。今度はノーコンテストにはならない勝ち方で倒します。めちゃめちゃ面白い試合にします」と、大会で一番印象に残る試合をすると宣言した。