女子ムエタイ世界四冠王・伊藤紗弥(尚武会)が、2022年10月30日(日)タイで開催される『MUAYTHAI SUPER CHAMP』の-50kgトーナメントに出場することを発表した。
これは女子選手8名によるトーナメントで、4名ずつAブロックとBブロックに分かれ、Aブロック優勝者とBブロック優勝者が12月に決勝戦を行うというもの。伊藤はAブロックで出場する。
(写真)今年7月、タイで試合を行って勝利した伊藤(C)伊藤紗弥 伊藤はジュニアキックで数々のタイトルを獲得。2012年12月には中学2年生にしてタイでWPMF女子世界ピン級暫定王座に就いた。2014年4月に国内で正式にプロデビューを果たすと、国内外の強敵を相手に快進撃を続けWPMF・WMC・WBCムエタイと女子世界王座の三冠を制覇。2020年2月の『RISE』初参戦ではAyakaに生涯初のダウン&KO負けを喫してしまったが、2021年4月の『ムエローク』ではムエタイルールでAyakaにリベンジ成功。BOM女子ピン級(-45.53kg)初代王座も獲得した。
7月には『BOM』で初のオープンフィンガーグローブマッチに挑み、女子二冠王MIREYに勝利するも、9月に2度目のRISE参戦でRISE QUEENアトム級王者・宮崎小雪(-46.5kg契約)に延長戦の末に判定2-0で惜敗した。11月のBOMで初めて48kgに挑戦し、RINAを破ってBOM女子ライトフライ級(-48.98kg)王者になると、2022年5月にはナムワンを破りIPCC世界女子アトム級王者となって世界四冠王に。また、7月には7~8年ぶりにタイで試合を行い48kg契約で勝利している。
伊藤は「50kgのトーナメントという格闘技人生の中でもはじめての挑戦。せっかくのチャンス『出ます』の一言でした。絶対勝ちます。是非日本から応援宜しくお願い致します」と、出場に迷いはなかったとし、優勝を狙うと宣言した。