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【RIZIN】メイウェザーが試合直前に語ったこと「これは自分にとって遊びでしかない。全ては自分の思うように進む」

2022/09/25 10:09
【RIZIN】メイウェザーが試合直前に語ったこと「これは自分にとって遊びでしかない。全ては自分の思うように進む」

(C)ゴング格闘技

 2022年9月25日(日)『超RIZIN/RIZIN.38』さいたまスーパーアリーナ大会に向け、前日計量を欠席したフロイド・メイウェザー(米国)が24日19時から会見。

 注目の朝倉未来(トライフォース赤坂)とのRIZINスタンディングバウトルール3分3Rスペシャルエキシビジョンマッチついて、「俺は対戦相手の試合映像を見たことも、どの体重で戦っているかもルールも名前すらも知らない。自分の中でのルールは一つだけで、自分が会場に現れること、そしてやるべきことをやるだけだ。相手は真剣になるが、これは自分にとって遊びでしかない。楽しみに行くんだ。俺にとってボクシングは息をするようなもの。3R戦うことも、自分がすぐ終わらせたかったらすぐ終わるし、判定で終わらせることもできる。全ては自分の思うように進む」と豪語した。

 グローブのサイズは10オンスになる模様で、メイウェザーはグラント製のグローブを使用。朝倉未来もグローブチェックを経て、同じものを選択することが可能だという。以下はメイウェザーとの一問一答の主な内容だ(※パッキャオとの会見)。

「メイウェザー」と「ビビっている」という言葉を一緒に使うな

「東京に戻って来れてほんとうに嬉しい。アンダーカードも含め非常に盛り上がっている。人々をエンターテインすることを楽しみにしている。私はエンタータイナーなので、エンターテインメントを提供しに来ている。RIZINと我々は似たようなビジョンを持っている。このエキシビションを、この経験を楽しむようにしている。現役のときはドバイとか日本に旅をすることはなかった。まだ身体が動く間に世界中を回って、彼らに自分のパフォーマンスを見せたい」

──どんな試合展開になるか

「本当にこのエキシビションは自分がどう思うかによって結果が変わってくる。3R戦うことも、自分がすぐ終わらせたかったらすぐ終わるし、判定で終わらせることもできる。全ては自分の思うように進むと思う」

──「終わらせたい」と思うときは、那須川天心戦のときのように自身が驚きや怒りを感じたときか?

「天心戦は、大晦日で早く帰国して新年のパーティーをしたかったから。そして米国に戻ってもう一度大晦日のパーティーをした。だから早く終わらせた。今回もセコンドが『もう倒せ』というなら、そこで終わらせるかもしれない」

──今回のルールについて、朝倉未来選手は「縛りが強すぎる」と言っているが?

「俺はいろんな縛りやルールがあるのは初めて聞いた。実際のところ、俺は対戦相手の試合映像を見たことも、どの体重で戦っているかもルールも名前すらも知らない。むしろ教えて欲しいくらいだ。自分の中でのルールは一つだけで、自分が会場に現れること、そしてやるべきことをやるだけだ。

 MMAファイターのコナー・マクレガーと試合をした時もルールはボクシング。MMA選手はボクシングをやることが不慣れだったりやり辛かったりするかもしれないし、ゴングが鳴って不自由に感じたら、アスリートとして身体が覚えていることを出してしまうのかもしれない。ただ自分が知っているルールは一つ。ボクシングだけだ。対戦相手(朝倉)は、俺の今までの対戦相手と同じことをやればいいだけ。それはオレにボコボコにされることだ」

──その縛りに朝倉選手は「メイウェザーがビビッている」と。

「本当に俺がビビっていると思うのであれば、今から榊原さんと話して、3Rじゃなくて誰かが止めさせるまで無制限でやってもいい。文章の中で“メイウェザー”と“ビビっている”という言葉を一緒に使わないことだ。俺は五輪にも出ているし、プロになってからもベスト・オブ・ザ・ベスト、常に最強の相手と戦ってきた。最近の若い選手は俺と対戦する時に、自分を奮い立たせるために“フロイドはビビっているんじゃないか”と口に出すが、実際は反対で、ビビっているのは自分たちで、自分を奮い立たせるためにそういう言葉を使っている。俺はこういう経験を数えきれないほどやっている。朝食を注文するようなものだ。

 俺はエリート中のエリートとして、スポーツというアートに心血を注ぎ、20年間以上トップを守ってきた。YouTubeで有名になったわけじゃない。並々ならぬ練習ですべてを犠牲にしてきた結果、一つのアートになったんだ。

 相手は真剣になるが、これは自分にとって遊びでしかない。楽しみに行くんだ。昨日もパーティーを開き、人生を謳歌した。俺にとってボクシングは息をするようなもの。それは決して離せないものだ」

──ボクシンググローブはどうなる?

「何をそんなにボクシンググローブについてこだわるのか分からない。自分はグラント製のグローブを朝倉未来の分も持ってきているので、それでやるならそれでやればいい。同じフィールドでやるというのが大切なことだが、正直気にしていない。サイズもボクシングの階級に応じたオンス数がある。朝倉の体重なら10オンスのグローブになる(※関係者は「10オンスになる予定」と明言)」

──英国紙の報道で、今回の試合が「9分で2000万ドル(約29億円)」と答えたようだが真相は?

「エキシビションで稼ごうと思えば年間に2000万ドルは稼げる、と言う意味で話しただけだ。エキシビションによって稼ぎは変わる。金も大事だが、エキシビションを戦う理由は金だけじゃない。エキシビションによってモチベーションを保ち、トップコンディションを保たなければならない。以前よりは少しほかのことができるようになっている。あいつ(朝倉)は20歳くらいだろ? 30歳か。俺は30歳で世界一稼ぐアスリートだった。お金のことではなく人生を楽しむんだ。

──今後のRIZINとは?

「榊原氏は、非常に正直で言ったことを行動すると感じた。世界でコロナがシャットダウンのなかでも建設的な話をしてきた。深い関係だと思っている。友好的な関係で、強い絆を持っている。北米にRIZINを持っていくのに協力する。その足がかりとしてまずはハワイ大会になるだろう」

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