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【DEEP】バンタム級暫定王者・COROに石司晃一が挑戦、女子ミクロ級王者・大島沙緒里に古瀬美月が挑戦、メガトン級暫定王者決定戦で酒井リョウvs.赤沢幸典、フェザー級で中村大介vs.神田コウヤ、ライト級で北岡悟vs.江藤公洋も=11月12日(土)DEEP 110

2022/09/22 22:09
 2022年11月12日(土)『skyticket Presents DEEP 110 IMPACT』東京・後楽園ホール大会のカードが発表された。まずは、3つの王座戦が決定。 ▼DEEPバンタム級暫定王座戦 5分3RCORO(K-Clann)王者石司晃一(フリー)挑戦者  DEEPバンタム級タイトルマッチ(5分3R)として、暫定王者・CORO(K-Clann)に、石司晃一(フリー)が挑戦する。両者は2021年6月以来の再戦で、そのときは1年8カ月ぶりの復帰戦となった石司が、COROに自分から組んでバックを奪いスプリット判定で勝利している。  暫定王者のCOROは、正規王者ビクター・ヘンリーがUFC参戦中のため、2022年5月の「DEEPバンタム級暫定王者決定戦」でDJ.taikiに判定勝利し、悲願のベルトを巻いた。  対するDEEP生え抜きの石司は、18戦12勝のうち8つのKO、5つの一本勝ちを誇るフィニッシャー。現在4連勝中で、前戦は2022年8月に山本聖悟にパウンド連打でKO勝利している。  ベルトを賭けた再戦で、COROがDJ.taikiにも競り勝った進化した組み力を発揮し防衛とリベンジを果たすか。それとも山本戦で2度ダウンを奪われながらも打ち合いに持ち込み逆転KO勝利した石司の強打が火を噴くか。 [nextpage] ▼DEEP女子ミクロ級王座戦 5分3R大島沙緒里(AACC)王者古瀬美月(K-PLACE)挑戦者  女子ミクロ級タイトルマッチとして、DEEPミクロ級とDEEP JEWELSアトム級の二冠を持つ大島沙緒里(AACC)が、古瀬美月(K-PLACE)の挑戦を受ける。  大島は、2020年9月のDEEPミクロ級(44.0kg)王座決定戦でにっせーに1Rアメリカーナで一本勝ちを収め、王座獲得。その後、2021年のDEEP JEWELSアトム級GP1回戦で富松恵美に一本勝ち、準決勝でパク・シウに腕十字で1R 一本勝ち、決勝で青野ひかるに判定勝ちでアトム級王座も獲得している。  対する古瀬は、2020年8月のRIZINで浅倉カンナに1R TKO負け。出産休養を経て、2021年9月にDEEP JEWELSで復帰もにっせーに2R パウンドによるTKO負けで再起ならず。2021年12月の村上彩戦でも腕十字で一本負けで3連敗となった。  しかし、2022年3月に古林礼名に1R リアネイキドチョークで一本勝ちで約2年ぶりの白星を掴むと、2022年9月の前戦で山崎桃子に左フックを効かせて、組みでも上回る判定での完勝で2連勝。大島への挑戦者に抜擢された。  大島は戴冠後もRIZINで浅倉カンナと山本美憂にスプリット判定勝ちし、DEEP JEWELSアトム級では5月に須田萌里をキムラロックで極めるなど、階級を越えて強さを見せている。  MMA9勝3敗の大島の黒星は、2020年のプロデビューイヤーに黒部三奈にTKO負けと、パク・シウに判定負け。2021年3月からは6勝1敗と大きく勝ち越しており、直近の黒星は、2022年3月にHIMEのテイクダウンデイフェンスと打撃に苦しみ、判定負けとなっている。  そのHIMEが49kgでRIZINのスーパーアトム級を目指しているなか、2勝で挑戦権を得た古瀬は、ミクロ級でそのリーチと打撃を活かして、グラップラー大島の組みを断ち切るか。それとも大島が二冠王者の実力を見せつけるか。 [nextpage] ▼DEEPメガトン級暫定王者決定戦 5分3R酒井リョウ(レンジャージム)赤沢幸典(Tristar Gym 日本館/Team Cloud)  UFCリリースも防衛戦を行なっていない正規王者ロッキー・マルティネスに代わるDEEPメガトン級暫定王者決定戦として、酒井リョウ(レンジャージム)と赤沢幸典(Tristar Gym 日本館/Team Cloud)が暫定のベルトを争う。当初7月に対戦する予定だった両者だが、酒井の怪我により延期。11月12日の後楽園ホール大会での激突となった。  酒井は2連勝中。2021年6月にセイントの右フックでKO負けも、2021年10月にケニー中村を右フックを効かせての右ヒザ蹴りでKO。2022年3月には、大成を判定3-0で下している。  対する赤沢も2連勝中。2021年12月に3年9カ月ぶりにMMA復帰すると大成に判定勝ち。2022年7月の前戦では、アンディコングを1R TKOに下し、試合後、セコンドの秋山成勲とともにマット上に立ち、「秋山さんの青木(真也)選手との試合でセコンドについて、今回、酒井選手が怪我して出来なかったですが、観て分かる通り、こんなもんじゃないから。酒井選手とやるなら暫定王座か、12月にロッキー・マルティネスとやる準備も出来ている」と王座戦をアピールしていた。  打撃の酒井に、組み技の赤沢の構図。酒井はいかに組みを切ってスタンドの時間を作るか。赤沢はトップから攻められるか。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 5分3R中村大介(夕月堂本舗)神田コウヤ(パラエストラ柏)  フェザー級の中村大介(夕月堂本舗)は、2022年はすでに4戦目。2月に小見川道大の引退試合で一本勝ちで介錯を務めると、2022年3月の山本空良戦で互いに攻守を入れ変える熱闘をスプリット判定で落として黒星。7月に実力者ユータ&ロックの組みをサブミッションに切り返して判定3-0で勝利、42歳にして健在ぶりを見せている。  26歳の神田コウヤ(パラエストラ柏)は、3連勝で2021年12月に王者・牛久絢太郎に挑戦し、スプリット判定で惜敗し、戴冠ならず。2022年5月のDEEPで青井人の右に腰を落としたものの3Rに逆転のTKO勝ちで再起を遂げている。  強いレスリングとリーチある打撃の神田か、独特のスタンドと“丸まり力”&サブミッションの中村か。 [nextpage] ▼DEEPライト級 5分3R北岡 悟(パンクラスイズム横浜)江藤公洋(和術慧舟會 HEARTS)  元DEEP&戦極ライト級王者の北岡悟(パンクラスイズム横浜)が今回も強豪相手の試合に臨む。2018年大晦日の川尻達也戦のスプリット判定勝ち後、勝ち星から遠ざかっている北岡は、2020年7月のiSMOS.1での小金翔戦のドローを挟み、ホベルト・サトシ・ソウザ、ジョニー・ケース、久米鷹介、大原樹理、鈴木琢仁、上迫博仁といった元王者やコンテンダークラスと対戦し、いずれも敗北。キャリアの後半に向かい、ときにかつての練習相手とも厳しい戦いを続けている。  対する江藤公洋(和術慧舟會HEARTS)は、ONE Championship本戦で1勝1敗後、Road to ONEで青木真也に極めさせずも判定負け。2021年9月の修斗でグンター・カルンダに判定勝ちすると、2022年4月の「RIZIN TRIGGER 3rd」で雑賀“ヤン坊”達也にケージレスリングで上回り、バックマウントからのパウンドで2R TKO勝ち。組みの強さを見せている。  ともにケージの鬼ともいうべき組み力を持つ両者の戦いで、スタンドからドミネートするのは北岡か江藤か。 [nextpage] ▼DEEPライト級 5分3R川名 TENCHO 雄生(北海しゃぶしゃぶ/Y&K MMA ACADEMY)高橋“Bancho”良明(パラエストラ八王子)  川名雄生は、2020年7月にキャプテン☆アフリカを1R KOに下し、修斗世界ライト級王者に就くと、2020年9月にRIZIN参戦。DEEP同級王者の武田光司、矢地祐介に連敗後、2021年9月の修斗では西川大和を相手に防衛戦に臨み、5R、ドクターストップによるTKO負けで修斗王座陥落。2022年2月にDEEPに初参戦し、石塚雄馬の右オーバーハンドを浴びてTKO負け。4連敗と後が無い状況だ。  パラエストラ八王子の高橋は、2015年のPANCRASEハワイ大会で勝利後、ビジネスマンとして活躍。2018年10月のメモリアル300大会で3年ぶりの復帰戦をブラジルのルシオ・アブレオと戦い、カウンターの右ヒジ一発で切り裂き逆転勝ち。そこから3年の時を経て、2021年10月にPANCRASEマットに復帰も平信一に2R 右ストレートを浴びてKO負け。今回、2014年大晦日の「DEEP DREAM Impact」以来のDEEPケージ参戦となる。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 5分2RTATSUMI(ネックス)五明宏人(トラフォース赤坂)  トラフォース赤坂の五明宏人は、2019年度の全日本空手道選手権大会男子個人組手で優勝の実績を持つ空手家。2022年5月のプロデビュー戦で佐藤勇駿に判定勝ちすると、8月にはゲオ・レバナに左ストレートを効かせての高速ラッシュで42秒、TKO勝利を収めている。  対するネックスのTATSUMI(巽大佑)は、プロMMA18勝8敗。アマチュアではルーキー時代の朝倉未来に腕十字で一本勝ちの戦績を持つ。福田泰暉、井上晧平、左海清之を相手にRNC等で3連勝も、2022年8月のDEEPでトライフォース赤坂の西谷大成を相手に得意のネルソンから首を極めに行くも下になり判定負け。今回も因縁のトライフォース赤坂勢との対戦となる。 [nextpage] ▼DEEPバンタム級 5分2RKENTA(K-Clann)朝比奈龍希(トラフォース赤坂)  KENTA(K-Clann)は2勝1敗。岩見凌と亀田一鶴をいずれもリアネイキドチョークで極めている。朝比奈は2022年9月のコマネチ竜太戦でダブルレッグテイクダウンを決めて着地で手を着いた竜太が負傷。TKO勝ちを収めている。 [nextpage] skyticket Presents DEEP 110 IMPACT 2022年11月12日(土) 後楽園ホール開場/17:30 開始/18:00 【対戦カード】 ▼DEEPバンタム級タイトルマッチ 5分3RCORO(K-Clann)王者石司晃一(フリー)挑戦者 ▼DEEP女子ミクロ級タイトルマッチ 5分3R大島沙緒里(AACC)王者古瀬美月(K-PLACE)挑戦者 ▼DEEPメガトン級暫定王者決定戦 5分3R酒井リョウ(レンジャージム)赤沢幸典(Tristar Gym 日本館/Team Cloud) ▼DEEPフェザー級 5分3R中村大介(夕月堂本舗)神田コウヤ(パラエストラ柏) ▼DEEPライト級 5分3R北岡 悟(パンクラスイズム横浜)江藤公洋(和術慧舟會 HEARTS) ▼DEEPライト級 5分3R川名 TENCHO 雄生(北海しゃぶしゃぶ/Y&K MMA ACADEMY)高橋“Bancho”良明(パラエストラ八王子) ▼DEEPフェザー級 5分2RTATSUMI(ネックス)五明宏人(トラフォース赤坂) ▼DEEPバンタム級 5分2RKENTA(K-Clann)朝比奈龍希(トラフォース赤坂)
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