キックボクシング
レポート

【イノベーション】アラフォー活躍、ウェルター級王座決定トーナメントは43歳ランボーと40歳の梅田勇一が決勝へ進出

2022/09/20 13:09
JAPAN KICKBOXING INNOVATION「RESISTANCE-9」2022年9月19日(月・祝)東京・新宿FACE ▼第6試合 メインイベント INNOVATIONウェルター級(66.68kg)王座決定トーナメント準決勝戦 3分3R延長1R○ランボー・マスターズピット(マスターズピット/INNOVATIONウェルター級2位/66.25kg)延長R 判定3-0 ※10-9×3 ×マサキ(多田ジム/INNOVATIONウェルター級8位/66.65kg)※ランボーが決勝戦進出。本戦の判定は28-29、29-29、29-28。  INNOVATIONウェルター級王座決定戦は、ヒジ打ちあり、首相撲無制限の純キックボクシングルールでランカー4選手によるトーナメントで争われる。  前日計量後の抽選の結果、ランボーvs.マサキの組み合わせとなった。ランボーは、約15年前に日本でランボー・ウィラサクレックのリングネームで活躍した在日タイ人選手。マサキは、エントリーメンバー最年少24歳で、2019年、INNOVATIONウェルター級新人王トーナメント準優勝。  1R、距離を詰め凶暴な右ローキックと右フックを振るうランボー。強烈なボディブローの炸裂音に場内がどよめく。マサキは、慎重に距離を置きながら様子を見る展開。  2R、右フックをヒットさせるランボーだが、マサキがカウンターで放つ縦ヒジ打ちでカットに成功。ドクターチェック後、ランボーは攻撃を倍加させ、マサキも右ミドルキックやバックブローで応戦。  3R、流石に疲れの見える43歳のランボーは、振り絞るように右ストレートを放ち、マサキも首相撲からのヒジ打ちや右ミドルキックで応戦。本戦の判定結果は三者三様のドローとなりマスト判定の延長ラウンドへ。  スタミナが限界にみえる古豪ランボーと元気に溢れるマサキの構図だが、ここで技巧を見せたのはランボー。サウスポーへスイッチすると打ち気にはやるマサキの前進を左ミドルキックで封じることに成功。結果、ランボーが辛勝ながら判定勝利。  マイクを握ったランボーは、まずトレーナーを務めるマスターズピットの成田善一会長に感謝の意を述べ「12年ぶりのリングで疲れましたが頑張ります」と12月4日、品川インターシティーホール興行で行われる決勝戦、先に進出を決めていた梅田勇一とのタイトルマッチに向けて抱負を語った。 [nextpage] ▼第5試合 セミファイナル INNOVATION ウェルター級(66.68kg)王座決定トーナメント準決勝戦 3分3R延長1R×勇作(真弘館/INNOVATIONウェルター級7位/65.9kg)判定0-3 ※29-29、28-30、27-30○梅田勇一(BLITZ/INNOVATIONウェルター級4位/65.9kg)※梅田が決勝戦進出。  INNOVATIONに今年新加盟した静岡県浜松市のBLITZ所属、梅田は7戦7勝無敗の好戦績。40歳とランボーに続く高齢だが、強烈な右ストレートを主武器にここまで勝ち星を積み上げてきた。一方、真弘館の勇作は、名王者だった遠藤慎介会長と同じサウスポーで、INNOVATION新人王に輝いたこともある強豪。  1R、左ローキック中心の勇作に、梅田は強引な前進からのテンカオやヒジ打ちを当てていく。  2R、右ローキックを繰り出しながら前進する梅田。これに耐えるタフな勇作。  3R、梅田は、右ハイキックと右ストレートをクリーンヒットさせダウン寸前まで追い込むが、勇作はこれをなんとか耐えてみせる。互いに最後まで手数を出し合う中、試合終了のゴング。判定はユナニマスで勝者・梅田となり決勝戦に駒を進めた。 [nextpage] ▼第4試合 INNOVATIONスーパーフェザー級(58.97KG)次期挑戦者決定トーナメント1回戦(準決勝戦) 3分3R延長1R○紀州のマルちゃん(武勇会/INNOVATIONライト級3位/58.6kg)不戦勝×市村大斗(多田ジム/INNOVATIONスーパーフェザー級9位、西日本スーパーバンタム級王者)※市村が試合直前の体調不良により欠場。この結果、マルちゃんが決勝戦進出。 ▼第3試合 INNOVATIONフェザー級(57.15kg)ランキング戦 3分3R△元山祐希(武勇会/スーパーバンタム級3位/56.85kg)ドロー 判定1-0 ※30-29、29-29×2△都築 憲一郎(エムトーンジム/INNOVATIONフェザー級7位/57.15kg) ▼第2試合 ジム対抗戦 70kg契約 3分3R○風間大輝(橋本道場/69.75kg)判定3-0 ※30-27×2、30-28×青谷秋未(正道会館健明館/69.8kg) ▼第1試合 ジム対抗戦 52kg契約 2分3R ワンキャッチワンアタック(ヒジ打ち、顔面ヒザ蹴りなし)△Melty輝(拳伸ジム/51.7kg)ドロー 判定0-1 ※28-29、29-29×2△山本知美(FAITH/51.9kg) 写真&レポート提供=JAPAN KICKBOXING INNOVATION
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