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プロ修斗公式戦 2022 Vol.6 速報
2022年9月19日(月・祝)後楽園ホール(※選手名から見どころ記事)
▼メインイベント 第10試合 世界ストロー級チャンピオンシップ 5分5R
×猿丸ジュンジ(チャンピオン・初防衛戦/修斗GYM東京)
[1R 1分50秒 TKO]
〇新井 丈(挑戦者・同級1位/キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS)
※新井が新王者に。
1R、ともにオーソドックス構え。中央取る新井。猿丸は左回り。圧力をかけ直す右ロー。猿丸の三日月蹴り、右ローに新井は追って左フック!
猿丸のテイクダウン狙いを足を抜いて背中を見せながらも切った新井は、猿丸のヒザ蹴りをもらいながも左右に左を返して前に出ると、猿丸の詰めに右ストレート! 猿丸がダウン、レフェリーが間に入った。
試合後、新王者・新井は、ベルトを腰に「思い返すと、総合格闘技、MMAっていうのを知って、“神の子”KIDさんに魅せられて、KIDさんがデビューしたその修斗で、意気揚々にデビューしたんですけど、コテコテのグラップラーばかりで、練習に真面目じゃなかった俺は9連敗しました。駆け出しの時点で俺より強いいやつが9人いるって、もうやってらんないですよね。でもそこで辞めたり投げだしてたりしてたらここにベルトはないです。みんなの人生はみんなが主役だと思うので、みんなにも諦めるな、なんて言えないですけど、俺は俺の人生を使って、そんな姿を一人でも多くの人に見てもらうためにさらに努力しますんで、まあ一緒にもっと大きな舞台に行けたらなと思います。ありがとうございました」と語った。
また、試合後の控室では、「いつも通り、距離をゼロにして気持ちの勝負で勝つつもりでした。最悪のことも考えていたのでずっと押さえられても5R諦めないとは決めていました。ボディは狙っていました」とゲームプランを語るも、猿丸のカーフキックについては「ヤバかったです。3発目ぐらいでちょっと痛いなと効いてきました。まだ力は入っていたけど、2、3(R)続いたら危なかったです」と反省。
ベルトを巻いた感慨については、「いざ巻いたら、俺のものかな、という感じですね。あっ、もともと猿田(洋祐)さんの……(大沢代表が「猿田のものだろう! 勘違いするなよ」)猿田さんのものですね、はい。何日かお借りします(笑)」と大きな笑顔を見せた。
【写真】インスパイアされたという山本“KD”徳郁、トリプルH、ジョン・シナらのタトゥーを見せる新井。
今後については、ストロー級で「必ず防衛はします。箕輪(ひろば)君に『早く(ベルトを)返せよ』なんて煽ったんで、その俺が防衛戦はしないと筋通らないんで、しっかり責務を果たしたいです。(大きい舞台とは?)もっとたくさんの人に見てもらいたいですけど、具体的には無いです。RIZINも階級の問題があるんで、勝ってから考えようと。大沢(ケンジ・HEATRS代表)さんがいるんで、うまくやってくれると思います」と語った。