2019年7月5日(日)東京・後楽園ホール『RISE 133』の全対戦カード&試合順が決定した。
メインイベントは「RISE QUEENアトム級王座決定トーナメント」の決勝戦(王座決定戦)、元J-GIRLSミニフライ級王者・紅絹(NEXT LEVEL渋谷)vs那須川梨々(TEAM TEPPEN)に決定。
紅絹は2006年10月デビューのベテラン選手で、パンチを主体としたトリッキーなファイトスタイルで各団体にて活躍。2012年11月、J-GIRLSミニフライ級王者になったのを皮切りにタイトルマッチを多数経験。3月の1回戦ではNJKFミネルヴァ日本アトム級王者・百花を破り、ベテラン健在を示した。
梨々は那須川天心の妹で、兄同様ジュニアキックを経て高校生になった2018年6月にプロデビュー。いきなり元TRIBELATEピン級王者でNJKFミネルヴァ・アトム級2位の佐藤レイナを下したが、11月の2戦目で百花に初黒星を付けられた。しかし、1回戦では優勝候補と目されていた平岡琴を延長戦で振り切り、決勝進出を果たしている。
紅絹は35歳での2冠王、梨々は16歳でわずか4戦目でのタイトル獲得(兄の天心は6戦目)を目指す。
セミファイナルでは第4代RISEミドル級王座決定戦として、第2代RISEライト級王者イ・ソンヒョン(韓国/RAON)vs同級2位・松倉信太郎(韓国/TRY HARD GYM)が決定。
両者は2018年6月の幕張メッセ大会で初対戦し、松倉のロー&ミドルキックにソンヒョンが前へ出てのボディブローとローで押し気味に進め、3Rに松倉が打ち合いに出てドローに持ち込んだ。しかし、延長戦では前に出るソンヒョンがパンチとヒザ蹴りで攻撃の手を休めず、松倉を振り切った。
松倉がリベンジ&プロ初戴冠なるか、それともソンヒョンがライト級から飛び級しての2階級制覇を達成するのか。
第8試合にはプロ初黒星からの復帰戦となる第2代RISEウェルター級王者“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)がルンピニージャパンウェルター級王者喜入衆(NEXT LEVEL渋谷)と対戦。初参戦の元INNOVATIONライト級王者・山口侑馬(山口道場)は4戦4勝4KO中のホープ同級6位・森香津眞(チームドラゴン)と第4代RISEスーパーライト級(-65㎏)王座決定トーナメント準決勝を争う。
そして、今大会の特徴として女子の試合がRISE史上最多の4試合組まれた。
メインの紅絹vs那須川を始め、第6試合には初代ムエタイオープン女子フライ級王者・小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)vs NJKFミネルヴァ・アトム級1位の佐藤レイナ (team AKATSUKI)、第5試合にはJ-GIRLSミニフライ級王者・寺山日葵(TEAM TEPPEN)vs NJKFミネルヴァ・ライトフライ級5位の後藤まき (RIKIX)のRISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定トーナメント準決勝。オープニングファイト第2試合で、カン・イェジン(韓国/MAXFC/Masan Team Star)vs村上悠佳(TEAM TEPPEN)の女子国際戦が組まれている。
第1試合ではRISEライト級4位・直樹(BRING IT ONパラエストラAKK)と元J-NETWORKライト級王者・前口太尊(TEAM TEPPEN)が、いきなり激突。
前口は強打を武器にKNOCK OUTを始めとして様々な団体に出場。常に激闘を展開している。今回はTEAM TEPPENに移籍しての初戦でRISE初参戦。迎え撃つ直樹はRISEライト級の上位選手として、RISEのメインイベントも務める。5月大会の森本“狂犬”義久vs篠塚辰樹のように、第1試合からのアツい戦いが期待される。<関連記事>7・5「RISE 133」全対戦カード