富松が6連敗、サダエが9年ぶり白星
▼セミファイナル DEEP JEWELS 49.5kg 5分2R 特別ルール 肘あり
×富松恵美(パラエストラ松戸)
[判定0-3] ※18-20×3
〇サダエ☆マヌーフ(総合格闘技道場コブラ会)
富松は5月のDEEPで桐生祐子にスプリット判定負け。その桐生が3月に、8年4カ月ぶり復帰のサダエ・マヌーフにスプリット判定で勝利しており、桐生と接戦だった富松は、大阪で再起を飾れるか。ベテランサダエは地元で白星を掴みたいところ。
サウスポー構えのサダエに、オーソドックス構えから圧力をかける富松。サダエは左インローを当て、富松に組ませない。前手争いからアイポークはサダエ。富松の右目の回復を待ち再開。
左インローはサダエ。さらに右ジャブを突く。スーパーマンパンチを狙うサダエをかわす富松だが近距離の右から左を富松は被弾。詰めて左でオーバーフックして組もうとする富松は、首相撲からヒザを突くが、離れるサダエは左を突いてスタンドバックに。クムラゥラッチからストレートアームバー狙い、さらにキムラを狙う富松のクラッチを切り、サダエがスタンドバックから左足をかけたところでゴング。
2R、先に中央を取る富松。しかし右ジャブからの左に富松は頭を下げてしまう。サダエは近づいてくる富松にワンツーから左を当ててダウン気味に尻餅を着かせるが、すぐに立つ富松はシングルレッグへ。ここも差し上げるサダエは左で差して押し込み、右ヒザ。さらにスタンドバックに。
ここも背後のサダエの右手をキムラで組んだ富松は引き込んで回そうとするが、組みが甘く回されないサダエがクラッチを切ってバックテイク! 4の字ロック。両脇で腕を挟み極めさせない富松は片足を抜くと、サダエはトラックポジションから足関節、バナナスプリット狙い。それを外した富松が足関節狙いも、その背中をサダエが鉄槌を入れてゴング。
判定は3-0(20-18)のフルマークでサダエが勝利。9年ぶりの白星を掴んだ。富松は6連敗を喫した。