2022年8月24日(水)都内にて、10月1日(土)21:00より東京MXで放映が始まるKNOCK OUTのレギュラー番組『KNOCK OUT STYLE』(毎週土曜日30分番組)の記者会見が行われた。
会見には番組の総合演出を担当するマイアミ啓太氏が出席。啓太氏はフジテレビで『笑っていいとも!』『とんねるずのみなさんのおかげでした』に関わり、2015年10月に『人生のパイセンTV』で初めての演出を担当してフジテレビ最年少演出家として注目を集めたディレクターで、現在はフリーとして活動している。
啓太氏は「格闘技ファンはもちろん格闘技に触れていない方にも広げて行けるようにスター選手を育てていきたい。興行を中心に選手の密着ドキュメント、選手の魅力を引き出す総合バラエティーをとりあげながら選手の魅力を引き出していきたい。KNOCK OUTには凄くイケメンな選手も美女も多いのでKNOCK OUTの選手をスター化していきたい」と意気込みを述べた。
中心になるのは試合や選手の試合前後となるが、「試合だけだとファン以外を取り込めないと思うので最初は7-3くらいの割合で。バラエティも面白いねとなれば割合を増やしていきたいと思います」と、バラエティ番組を担当していた経験を活かしたいとし、「地上波も最近大人しくなっているのでその常識も覆していきたい。この番組やりやがるなというのを目指しています」という。
会見に同席したKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)は「番組が決まって僕は嬉しくて。やっとKNOCK OUTがもっと知名度を上げて多くの人に知ってもらえるきっかけが出来たと思っています。地上波テレビ放送がつくのはKNOCK OUTだけ。テレビで格闘技を放送できるのは格闘技の新しい時代を創る最高のきっかけになると思っています。KNOCK OUTを大きくしていきたい。王者として僕自身も頑張って活躍します」と挨拶。
KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王者ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)は「以前MXさんで番組があった時に放送するたびに格闘技を知らない方が見てくださって、それまでファンじゃなかったけれどファンになったって連絡をたくさんいただいて、そこから2~3年応援してくれているファンの方も多いです。たまたまテレビで見てファンになってくれた方も多いので、いろいろな人の目につく機会になったのは嬉しい。いろいろな選手にチャンスがあると思います。私は休養中ですが、たくさん素敵な選手がいると思うのでそこから格闘技をたくさん好きになってもらえたら」とコメント。
KNOCK OUT-REDライト級王者・重森陽太(伊原道場稲城支部)は「格闘技でテレビのレギュラー放送が他にないので、チャンスだなと思っているので格闘技の中でKNOCK OUTが一番知名度が高い立場になれるように選手みんなで引っ張って行ければと思います。私も引っ張っていく存在になれれば。企画、演出、楽しみになるような内容を聞けて楽しみに思っています。格闘家の中でもKNOCK OUTの選手は個性的な選手が多いと思っているので、そこを引き出していただいて皆さんに楽しんでいただける内容が出来ればと思っています」と話した。
どんな番組にして個性を引き出して欲しいかと聞かれると、鈴木は「格闘技面だと強さを全面にとって欲しい。KNOCK OUTの選手ってマジで強いんですよね。でもメディア露出が足りないところがあって、他団体と比べてそんなことないんじゃないのみたいな。それを気にしていたので、他団体に負けない本当に強い選手がいるんだぞってところを全面に出してほしいです。バラエティは僕は何でも出来るのでいじってください。NGは会長が決めてくれると思います」と、強さをアピールしつつバラエティでは身体を張るとする。
ぱんちゃんは「試合映像はファンの方は見てくださっていると思うので、美容担当でいかせていただきた。い。綺麗になりたいです。スポンサーさんの力を借りて綺麗になれたら嬉しいです」と、女子らしい答え。この番組はメインスポンサーであるバランスボールチェアのMAROOMS以外に、SEVEN BEAUTYとミラクルバストという美容系の企業もスポンサーに付いており、そちらもアピールしていければとした。
重森は「僕は新日本キックボクシング協会から来ているので強さや競技性を重視しています。スポーツとしての素晴らしさを伝えれれば。暴力に近いと思われているのが格闘技ですが、使い方によっては感動を与えられると思っています。またバラエティなら、バンジーなら飛べるかもしれないです。僕は地味な趣味が多いので、バラエティ要素をKNOCK OUTで取り入れていければ。幅を広げていけるように成長させてもらえればと思います」と、具体的にバンジージャンプに挑戦する企画をあげた。
これに鈴木は「全然大丈夫です。バンジーは1回もないので怖いですが、だからこそチャンピオンでいる以上挑戦しなければいけない」と受けて立つとしたが、ぱんちゃんは「私が自分のYouTubeでやっていないのはそういう怖いことをやりたくないからです。格闘技以外で身体を張りたくない。応援係でお願いします(笑)。飛ぶのは怖いです」とバンジーは拒否する構えだった。
また、ゆくゆくは試合の生中継もあるのかと聞かれた宮田充KNOCK OUTプロデューサーは「大会が4カ月連戦であって、来年3月5日には代々木大会があります。これからの展開次第ですが土曜日の21:00はいい時間で子供もギリギリ見られる時間だし、大人の人たちも楽しんでいただける時間。まずはその枠の中で大会をどう切り取るか。地上波でのライブ放送は理想とするところなのでそうなればいいなってところです」と、これからの展開次第だと語っている。