(C)ONE Championship
2022年9月29日(木)にシンガポールのインドアスタジアムで開催されるONE Championship「ONE 161: Bhullar vs. Malykhin」に、高橋遼伍(KRAZY BEE)の出場が決定。韓国のオ・ホテク(MONSTER HOUSE)との対戦が発表された。
▼ONEフライ級 5分3R(※変更カード)
若松佑弥(TRIBE TOKYO MMA)15勝5敗
ワン・シュオ(中国)15勝6敗
※シェ・ウェイ(中国)は怪我で欠場
また、同大会で若松佑弥(TRIBE TOKYO MMA)と対戦予定だった中国のシェ・ウェイが怪我で欠場。代わりにワン・シュオ(中国)が若松と対戦する。
若松と対戦するワン・シュオは、MMA15勝6敗。2022年1月のONEで和田竜光とキャッチウェイトの61.50kgで対戦(※ワンが体重超過およびハイドレーションテストを通過出来なかったため)し、判定で敗れている。
若松が1R KOに下した韓国のキム・キュサンとも対戦しており、3R、右ヒジでKO勝ちをマークするなど、ムエタイクラブ出身のヒジ打ちを得意とし、和田戦でも右ヒジをヒットさせている。
「前回の試合以降、攻めの局面でのメンタルの強化を課題にしてきました」という若松にとって、再び王座を目指すためには、負けられない一戦となる。
▼ONEフェザー級 5分3R
高橋遼伍(KRAZY BEE)14勝6敗
オ・ホテク(MONSTER HOUSE)8勝2敗1分
また、高橋と対戦するオ・ホテクは、MMA8勝2敗1分。2014年にROAD FCでプロデビューし、TOP FCで4勝1敗、Angel's Fightingで2連勝後、UAE Warriors、BRAVE CFを経て、今回、ONEに初参戦する。2018年11月の「TFC19」では岸野紘樹に1R リアネイキドチョークで一本勝ちするなど、現在6連勝中で、2022年4月の前戦「BRAVE CF 58」では、元UFCのロランド・デイに1R リアネイキドチョークで一本勝ちを収めている。
“スパイダー”の異名を持つ通り、8勝中5つのサブミッションでの一本勝ちをマークしており、これまでの試合では、オーソからの左の上下の蹴り、近い距離での打ち合いにも応じ、ダブルレッグからの素早いバックテイク、リアネイキドチョーク、三角絞めでの一本勝ちも見せている。ヒザ着きのタックルも多いものの、シングルレッグからの大内刈、腰を抱いてのパスガードなど寝技に注意が必要なオ・ホテクだ。
2020年11月にユン・チャンミンを解体KOに下した高橋だが、2021年3月のタン・カイ戦で119秒、カウンターの右ストレートをもらいTKO負け。2022年3月の前戦では、アミール・カーンを相手に1R、2Rとカーフを効かせてパウンドでニアフィニッシュに持ち込んだが、後半に受け身となり、惜しい星を落として、2連敗となっている。
半年ぶりの試合に、高橋は主催者を通じて、「この試合のオファーがあった時は、早く次の試合がしたかったので、やっと決まったかという感じでした。今の気分はパーティーのようですね」と、待ち望んでいた試合だと語る。
オ・ホテクについては「特別なことはありません。自分と試合してくれてありがとうという気持ちです」と、多くを語らず。「前回の試合で、アミール・カーンを仕留め損ねてしまったので、仕留める練習をしてきました。攻撃の全ての精度とパワーを強化してきました。自分のできる最善を尽くして精一杯生きています。いつも通りの真っ向勝負、自分の戦いたいように戦いますので、ぜひ応援のほどよろしくお願いします」と、精度を高めパワーアップしたことでフィニッシュ力を上げて臨むことを語っている。
同大会のメインイベントは、既報通り、アルジャン・ブラー(インド)とアナトリー・マリキン(ロシア)によるヘビー級世界王座決定戦。また「フェザー級ムエタイ世界タイトルマッチ」として、ペットモラコットとタワンチャイが激突する。