バチバチに火花を散らしたペティ(左)と海人。握手もすることなく両者は背を向けた
2022年8月21日(日)エディオンアリーナ大阪『RISE WORLD SERIES 2022 OSAKA』の前日計量&記者会見が、20日(土)大阪で13:00より行われた。
セミファイナル(第16試合)のミドル級(-70kg) 3分3R延長1Rで対戦する、海人(TEAM F.O.D)は69.45kg、サモ・ペティ(スロベニア/シムソンジム)は69.70kgでそれぞれ計量をパス。
2014年から2015年にかけ、日本で日菜太、城戸康裕、廣野祐といった当時の日本人トップ選手に全勝、約7年ぶりの来日を果たしたペティは「日本での試合は2年ぶり。日本で試合をしたくてしょうがない気持ちでこの日を待っていた。RISEがまた招待してくれて嬉しく思う。ありがとう。日本で試合をすることが楽しみでワクワクしているよ。私の持っている全てを使って試合に勝つことを考えている。私は喋るのが好きじゃないので、明日まで待っていて欲しい。明日全てを証明する」とコメント。
海人は「明日は自分がずっと望んでいたvs.世界の初戦になります。その初戦で、自分の力が世界一の男になるにふさわしいという試合をします。必ず圧倒的に倒します」と、ペティから日本人初勝利を奪うだけでなく圧倒的な力の差を見せると言い放った。
計量で初めて顔を合わせた印象を聞かれると、ペティは「海人の試合は動画でいっぱい見た。とても素晴らしい選手だ。テクニックも素晴らしいし、いい面をたくさん持っている。海人は早く試合がしたいだろう。私も早く試合がしたい。明日のゴングが鳴るのが待てないよ」と、今すぐにでも戦いたいという。海人は「映像でしか見てませんでしが、正直印象はあまり変わってないですね。実際に見ても試合のイメージも全く崩れていない。明日はそれを実行したいと思います」と、何も印象は変わらないとした。
ペティには海人vs.野杁正明戦の感想が求められたが、「海人のビッグマッチはもちろん見た」とだけ答え「自分はトレーニングをいっぱいしてきて、3Rで自分の全てを見せて勝ちに行く。日本の試合は久しぶりになる。今は新しい時代になっていて、どんどん日本の若い選手たちも強くなってきている。しかし、私は自分の全てを見せるために常に頑張っている」とベストを尽くすだけだとした。
以前と変わらぬ実力を今も持ち続けているというペティに、海人は「明日の試合を見てください。(過去にペティと戦った日本人選手を)超えているのを見せるし、世界に対して自分のレベルの違いを証明したいですね。圧倒的に勝ちます」と、もはや過去の相手とはレベルが違うとする。
また、次の試合が9月17日のホームリングである『SHOOTBOXING 2022 act.4』(東京・後楽園ホール)で行われることが発表されたことについて、「最初から怪我をするつもりはないし、今回も圧倒的に勝つ試合をして明日はそれを実行するだけ。そして、今回も勝ってやりたい相手をSBに用意してもらい、そこでその相手と試合が出来たらいいなと思っています」と、圧倒的に勝つので心配はいらないと自信に満ち溢れた口調で語った。