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【K-1】乱闘や暴言など目に余る行為に罰金や出場停止処分などペナルティを導入、場合によっては試合中止も

2019/06/22 15:06
【K-1】乱闘や暴言など目に余る行為に罰金や出場停止処分などペナルティを導入、場合によっては試合中止も

20日に行われた大会前日の記者会見で、瑠久と堀井が乱闘騒ぎを起こし、会見が中止となる事態に

2019年6月21日(金)東京・後楽園ホールで開催された『K-1 KRUSH FIGHT.102』の一夜明け会見が、22日(土)都内にて行われた。

 会見の冒頭、中村拓己K-1プロデューサーは「昨日の前日会見において、瑠久選手と堀井選手の乱闘があり、記者会見が中止になってしまいました。不快な思いを与えたことをお詫び申し上げます」と謝罪した。


 これは20日(木)に行われた前日記者会見で、両者が入場しての写真撮影時に堀井が強めに瑠久の額へ自分の額を押し付けてそのまま押していくと、これに苛立ったか瑠久が堀井を突き飛ばして両者一気にヒートアップ。堀井が怒声をあげながらつかみかかり、瑠久もこれに応戦。スタッフが慌てて両者の間に割って入り、両者を取り押さえるという乱闘騒ぎになったもの。

 引きはがされた両者は怒鳴り合い、とても会見ができる状態ではなかったため会見は中止となってしまった。

 中村プロデューサーは「会見での乱闘、試合以外に相手を傷つける行為、過度な暴言を吐く選手にはこれまで厳重注意という形で選手と所属ジムに対して処分を行ってまいりました。しかし、最近そういった行為が目に余る状況が続いたため、今後K-1 JAPAN GROUPでは公式行事の場での乱闘などの行為・暴言、SNSやメディアを通じての暴言、過激な言動は罰金、出場停止、場合によっては試合中止といった厳重注意よりも重いペナルティを課す方向で考えています。


 選手が試合を盛り上げるために発言したり、トラッシュトークしたりはあると思いますが、自分のコントロールが利かない状態になったり、試合以外で相手にダメージを与える行為は厳しく処分されるべき。対戦する当人同士の挑発はあるが、それがいきすぎてしまい不適切な表現、周りの方たちへの攻撃的な言葉に対しては厳しく処分していきます」と発表。

 試合を盛り上げるためのパフォーマンスやトラッシュトークもあり、どこで線引きをするのかは難しいところだが、中村プロデューサーは「試合以外の場面で対戦相手を傷つける行為は間違いなくペナルティの対象。どこを殴ったら処分とかこれ以上ダメージを与えたら処分とか数字で表すようなものではなく難しいが、何かが起こった後で実行委員会で判断して処分を考える形になると思います。試合以外、リング外で相手を傷つける行為が処分対象になります」と、直接手を出すことは完全にペナルティの対象、それ以外はその都度話し合いでペナルティの重さや有無を決めていくと説明。


5月18日には「格闘代理戦争」の収録の場で武尊と皇治が乱闘騒ぎを起こし、両者が釈明会見を行って謝罪したばかりだった

 トラッシュトークや挑発に関しては「戦う当人同士が対戦相手に対して思っていることを言う、主義主張をぶつけるのは構いません。プロとしてのパフォーマンスもありますから。ただし、差別的表現や第三者が聞いて不快になる発言など、当人同士の言い合い、言葉のやり取りが飛び火して、第三者を傷つけることは処分の対象になります。プロとして自制して、自分をコントロールできる範囲で公の場やSNSで発言してほしい」と、感情的になりすぎることや過激は発言はNGになるとした。

 乱闘行為に関しても「突き飛ばしてそれで選手が転倒して怪我をする、または傷がつくのは処分の対象になると思います。基本的にはリング外で選手同士が相手に対して触れる、怪我につながる行為をしてしまった場合は処分の対象になってくると思います」と、基本的には手を出す行為がペナルティの対象になると説明している。

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