2022年8月7日(日)東京・GENスポーツパレスにて、夜の『Fighting NEXUS vol.28』と昼夜2部大会で行われた、昼の『Nexus SPROUT.8』。
そのメインで、PROGRESS(プログレス)提供フォークスタイルグラップリングマッチとして、86㎏契約で山田崇太郎(pandagym)と濱岸正幸(CARPE DIEM 世田谷)が対戦した。
「打撃のないMMA」ともいえるフォークスタイルグラップリングは、テイクダウン、リバーサル、バックグラブ、相手が引き込んだ場合に2Pがつき、スクランブルでの立ち上がりにも1Pがつく。
練習場所のひとつでもあるGENスポーツパレスで戦う山田、対する濱岸も同所で行われた「GRANDSLAM 6」でレッツ豪太に一本勝ちするなど、縁の深い会場で、ともにZSTでベルトを巻いた者同士の組み技での対戦となる。
2015年10月の「ZST 48」で両者は対戦しており、濱岸がスプリット判定で勝利。山田は2022年3月の前戦・修斗で西川大和に敗れており、グラップリングで再起となる。濱岸はPROGRESSルールを経験済みで、5月の「HEAT50」でレアンドロ草野にバックを奪われ極められずもポイント9-6で敗れている。
▼第45試合 PROGRESSフォークスタイルグラップリング 5分2R(86㎏契約)
◯山田崇太郎(pandagym)
[1R 1分11秒 ストレートフットロック]
×濱岸正幸(CARPE DIEM 世田谷)
1R、スタンドで互いに頭後ろの取り合いから、右足を引き寄せて倒した山田が2Pを先取。ハーフガードにからむ濱岸に対し、背中を向けて濱岸が組む足を取り行く山田。濱岸の右足をとらえると、濱岸は左足も脇に突っ込み防御。
山田は、右足を股の内側に三角に組み、濱岸の左手も固定し、両足をクロスヒールのように左脇に抱えようとすると、濱岸も足を絞らせないように右手で山田の右手を掴んで防御。
その右手を回して外した山田は、左手を濱岸のふくらはぎからアキレス腱にずらして、右手で自分の左手の甲の下を掴んで引き寄せ、胸を張ると、ストレートフットロックしタップを奪った。