ベテランの覇家斗が復活を懸けて、やるかやられるかの國枝と対戦
2022年9月24日(土)東京・後楽園ホール『Krush.141』の記者会見が、8月5日(金)都内にて行われた。
フェザー級3分3R延長1Rで、覇家斗(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)と國枝悠太(Never mind)が対戦。
覇家斗はヒジ打ち・首相撲ありのキックボクシング・ムエタイでキャリアを積み、UKF日本ライト級王座、2013年WPMF日本ライト級新人王、BOMライト級トーナメント優勝などの実績を残す。2016年10月にKrush初参戦を果たすと島野浩太朗から勝利を収めた、2018年11月のK-1では江川優生と対戦。判定で敗れるもスリリングな打ち合いで会場を沸かせた。今回は2019年3月の小澤海斗戦以来の試合となる。戦績は18勝(8KO)9敗。K-1 JAPAN GROUPでは3勝5敗。
國枝はMA日本キックボクシング連盟を主戦場にし、2021年1月からKrushに参戦。初戦は龍斗に判定で敗れたが、3月の2戦目では林京平を1Rで豪快KO。6月には鷹大も初回KOで仕留め、9月にK-1初参戦を果たしたが小澤海斗に判定で敗れた。2022年は1月に桝本翔也にKO勝ち、4月は岡嶋形徒に判定負け。戦績は11勝(6KO)7敗3分。
会見で國枝は「今回も面白い試合しようと思っています」、復帰戦となる覇家斗は「長期離脱していましたが、この間サポートだったり支えてくれた人たち、ずっと待ってくれていた会長、本当にありがとうございます。上がるだけ、リングに戻るだけでは意味がないので、戻ってきた意味はひとつでそれを叶えるためにこれから精進していきます」とそれぞれ挨拶。
互いの印象を聞かれると國枝は「オファーをもらった時にプロフィールを見せてもらって、3~4年前から試合をしていないと思うんですけれど、このリングは最後に一花咲かせてやろうと思って上がれるリングではないことを教えてやります」と言い放つ。
その言葉を受けて覇家斗は「自分が離脱している間に出てきた選手だと思うんですけれど、変則的で頭を使う印象があって」と印象を語った後、「自分は思い出作りで戻ってきたわけではない。自分も甘くはないってことは知っているので、全身全霊で全てを懸けて戻ってきたので、まずはこの試合でいい結果を残して頑張ります」と反論した。
覇家斗は怪我が原因で長期離脱になったということだが、「今は完璧と言ったら嘘になるかもしれませんが全然戦えますし、ここからさらに上げていくので何の問題もないです」とした。
どういった勝ち方をしたいか、その質問に國枝は「僕は正面から殴り合うことしか出来ないので殴り合って勝って。K-1 JAPAN GROUPに来る前から3~4年間、地元大阪で試合が出来ていないので、ここで勝って12月大阪で凱旋試合したいと思っています」と殴り合いを制して12月のK-1大阪大会に出場したいとアピール。
覇家斗は「盛り上げるとか甘くないので、自分は勝ち徹して勝つ試合をして、その中で試合が盛り上がればいいのかなって思っています」と、まずは復帰戦で勝利を収めたいとした。
そして國枝は「今回、関西の悪そうな友だちがいっぱい出ますけれど、僕が一番面白い試合をします」、覇家斗は「全身全霊全てを懸けて、まずはこの目の前の相手を倒します」とそれぞれ語った。