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2022年10月1日(日本時間2日・U-NEXT配信)、米国カリフォルニア州ロングビーチのロングビーチアリーナにて、『Bellator 286: Pitbull vs. Borics』の開催が決定。
メインイベントで、現Bellator世界フェザー級王者パトリシオ“ピットブル”・フレイレ(ブラジル)と、同級2位のアダム・ボリッチ(ハンガリー)のBellator世界フェザー級タイトルマッチ(5分5R)、さらに、コメインでAJ・マッキー(米国)vs.スパイク・カーライル(米国)のライト級戦(5分3R)が発表された。
また、プレリミナリーで、元LFAバンタム級王者でMMA10勝無敗のリチャード・パレンシア(米国)がBellator初参戦。MMA15勝9敗のシージェイ・ハミルトン(米国)と対戦する。
▼Bellator世界ェザー級タイトルマッチ 5分5R
パトリシオ“ピットブル”・フレイレ(ブラジル)王者・33勝5敗
アダム・ボリッチ(ハンガリー)挑戦者・18勝1敗
メインを戦うフェザー級王者パトリシオは、2022年4月の『Bellator 277』で、王者AJ・マッキーと再戦し、判定勝ちで王座奪還に成功するとともにリベンジを果たした。同級では、1度目の戴冠時は2度防衛、2度目はAJに敗れるまでは、5度の王座防衛に成功しており、今回の3度目戴冠では初防衛戦となる。
挑戦者のボリッチは、MMA18勝1敗。唯一の黒星は、2020年1月の『Bellator 238』でのダリオン・コールドウェル戦で、Bellator5連勝でコールドウェルに挑んだボリッチは、1Rに速攻のテイクダウンからバックを奪われ、リアネイキドチョークを極められている。
しかし、マイク・ハメル、エリック・サンチェス、元UFCのジェレミー・ケネディ、マッズ・バーネルにいずれも判定勝ちで、バーネル戦では来るべき王座戦を想定してか、5Rに渡り、遠間も中間も近い間合いでも戦い、25分間をアウトボクシング&TDで捌き続けて競り勝っている。
180cmの長身から繰り出される打撃には、打点の高い跳びヒザもあり、オーソドックス構えからの突き刺す右ヒザ、さらに走り込む2段のヒザは右から跳んで左ヒザでヒットさせている。一方でバーネル戦でボリッチは左ボディも被弾しており、パトリシオの出入りをどうさばくか。
▼ライト級 5分3R
AJ・マッキー(米国)18勝1敗 ※ライト級初戦
スパイク・カーライル(米国)14勝3敗
また、コメインでは、二階級制覇を目指すAJ・マッキーが、2014年のアマチュアMMA以来、プロでは初のライト級戦に臨む。
その対戦相手は、前戦で4月の『RIZIN.35』で武田光司にギロチンチョークで一本勝ちしたスパイク・カーライル(米国)に決定した。
2021年12月のBellatorデビュー戦では、ダン・モレットととの元UFC対決をリアネイキドチョークで一本勝ちで制しているカーライルは、ライト級の厳しさをその厚い身体を持って示すか。それともAJが階級を超えて、ライト級でも天賦の才を発揮するか。
▼バンタム級級 5分3R
リチャード・パレンシア(米国)10勝0敗 ※元LFA同級王者
シージェイ・ハミルトン(米国)15勝9敗
プレリミナリーでは、LFAでバンタム級のベルトを巻いた10勝無敗のリチャード・パレンシアがBellator初参戦。MMA15勝9敗のシージェイ・ハミルトンと対戦する。8月5日にLFAで同級のメインに臨む田中路教が、UFC以外の団体として一度は視野にも入れたBellatorで、果たしてパレンシアはどんな戦いを見せるか。