4連続KO勝ちをマークした永坂。タイトル挑戦なるか(C)K-1
2022年7月30日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.139』の一夜明け会見が、31日(日)都内にて行われた。
セミファイナル(第9試合)のKrushスーパー・バンタム級3分3R延長1Rで、内田晶(チーム・タイガーホーク)を3R2分58秒、左フックでKOした永坂吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が出席。前夜の試合を振り返った。
「内田選手は凄く強くて、かなり手こずりました。自分も相当キツイ試合になるかな、と覚悟してて。3年前に1回やってるんですけど、その時もめちゃくちゃやりにくくて。内田選手は生粋のカウンターファイターじゃないですか。で、自分はめっちゃフェイントをかけて、そこにカウンターを合わせるのが得意なんですよ。そのフェイントをずっと掛けていたのに、あっちはずっと自分を貫いてきてて。我慢できずに甘い入り方をしてくれるかなって細かいフェイントをずっと掛けてたんですけど、まったく動じることなく。自分の動きを貫いてたんで。内田選手も相当信念曲げずにやってきたんだなと思いました」
試合ではバッティングによる中断が二度あったが、なぜそうなったのか。永坂は「何度か試合を見返したんですが、自分の入り方もありますし、内田選手が下を向くようなところも。そこはどうしても相性で仕方ないのかなって。自分もこれからしっかりと、ああいうバッティングが起こらないように。練習でも視野に入れてやっていきたいですね」とした。
自己採点は何点かと聞かれて「10点満点中でいいですか? でもちょっとアレですけど、よく残り2秒で倒せたなって思うんで。内容として良くはなかったですけど8点はあげたいなって」と答えると、中村拓己K-1プロデューサーから「高くない?」とのツッコミ。永坂は「ちょっとそれはショックです」と苦笑した。
これで4連勝となり、「自分的にはやり切った感じです。自分的にアピールは出来たかなって感じです」とタイトルマッチを熱望。現王者の璃明武とはプロ2戦目で判定負けしており、「自分はウェイトとか好きでだいぶやり込んでて、体も大きくなっていって、減量も55kgまで、みんなキツイと思うんですけど自分もキツくて。でも階級を上げずにずっと55kgでやってきてるのは璃明武選手ともう1回やりたいから。あの負けがめちゃめちゃ悔しかったんで、階級を上げずに55kgでやってきたんで。璃明武選手とやりたいですね。今やったら絶対に勝てると自分は思ってます」と、璃明武との再戦にこだわりがあることを明かす。
ジムの先輩であるKrushスーパー・ライト級王者の佐々木大蔵が「獣の強さ」と表現したことには「そこまで意識して、ってわけではないんですけど、よくみんなに言っていただけることです。今回から“破壊獣”ってキャッチフレーズを付けていただいて、めっちゃ評判いいです(笑)。『獣みたい』っていい意味で言ってくれてるんで、大蔵さんのその言葉は嬉しいですね」と素直に喜ぶ。
最後には「昨日は応援ありがとうございました。KOで勝つことは出来たんですけど、まだまだ課題の残るような試合内容だったんで。次に向けて、またすぐ練習を再開して、もっと派手にKO勝ちを続けていけるように精進していくので。これからも応援よろしくお願いします」とファンへメッセージを送った。