バンタム級を自分が引っ張って行くと宣言した池田（C）K-1
2022年7月30日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.139』の一夜明け会見が、31日（日）都内にて行われた。
メインイベント（第10試合）のKrushバンタム級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、挑戦者・野田蒼（月心会チーム侍）を2R57秒にKOして初防衛に成功した王者・池田幸司（ReBORN経堂）が出席。前夜の試合を振り返った。
「昨日は応援ありがとうございました。対戦相手からさんざん『地味、地味』言われてたので、試合は派手に倒してやろうと思っていました。その分、KO勝ちすることが出来てめちゃくちゃ嬉しいっす（笑）」と池田。
野田のスピードに関しては「想定内でしたね。映像を見た感じ、スピーディーな選手だと思ってたので。あと飛び込みも来る選手だと分かってたので、そんなに怖くなかったですね」とした。
試合後に「倒せるバンタム級」というアピールをしたが「本当にボディでも顔でも倒せる自信があったので、何であろうと倒そうという意気込みで試合に臨みました。どんどんパワーがついてきてる実感があったので、パワーじゃ負けないって思ってましたね」と、パワーアップで倒す自信は相当あったとする。
野田からは計量後の会見で「（池田は）大きくてよくバンタム級に収まるな」との発言をしていたが、減量がきついかと聞かれると「いや、そんなことはないですよ。さんざん勉強してます。（通常体重は）61kgとかです」と言い、節制しているのかというとそうでもなく「好きなものを食べてます。試合1カ月前から減量を始めるんですけど、いつもはよくないかもしれないですけどラーメンとかも食べちゃいます」と笑った。
中村拓己K-1プロデューサーから、昨年5月の日本バンタム級最強決定トーナメントの1回戦で黒田斗真に敗れた後の成長が著しいとの言葉があったが、「負けるとめちゃめちゃ悔しいので。もう二度と負けたくないなって思ってるので1日1日、しっかりと練習出来てるっていうのがあると思います」と発奮材料になったようだ。
また中村プロデューサーからは「池田選手は積極的に試合をする」との言葉もあり、「トーナメントに出てた他の選手がまだ次の試合もやってないのに『俺はもう2試合やってるよ』とは思ったりしていましたね。僕の試合を見て貰えば分かると思うんですけど、1戦1戦必ず強くなってるので。試合をやるごとに進化していくつもりでやってます」と、試合毎に進化を見せることを意識していると答えた。
試合後にはK-1バンタム級王座新設のアピールもあった。「KOで勝ったら言えるんじゃないかなと思って言ったんですけど。やっぱり僕が目指してるのはK-1のベルトなので。いい選手も集まって来てるので、みんなにいい試合、倒す試合をして貰って。8月も（K-1福岡大会）バンタム級が2試合組まれてますけど（壬生狼一輝svs峯大樹、石井一成vs藤田和希）俺みたいないいKOをして貰って。トーナメントをぜひ12月、お願いします」と再度アピール。
そのK-1福岡に出場するバンタム級の4選手で注目してる選手は誰かと聞かれると「やっぱり石井一成選手ですね。僕が格闘技を始めたぐらいから活躍してる選手ですし、ミットとかも綺麗で参考にしてたので。そういう選手とやりたいですね」と、石井との対戦も視野に入れている。
そして最後には「今後はK-1・Krush、僕が防衛を重ねて引っ張っていきますので、僕の進化を見てください」と力強く宣言した。
