パク・シウに1回戦で敗れるも、今回は涙を見せなかった浅倉カンナ
2022年7月31日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN.37』の第10試合 「RIZINスーパーアトム級(49kg)ワールドGP」1回戦5分3Rで、パク・シウ(韓国・KRAZY BEE)に敗れた浅倉カンナ(日本・パラエストラ松戸)が試合後インタビューに答えた。
浅倉は「1回戦、勝ち進めなくて悔しい気持ちはあるんですけれど、パク・シウ選手と試合が出来たことが凄く嬉しいです。正直、練習だと全然勝てなくて、怖いなってイメージがあったんですけれど本当に強くて全然かなわなかったなっていうイメージですね」と、練習を共にするシウと戦えたことが嬉しかったと振り返る。
試合については「自分の戦い方のイメージはテイクダウンに行きたかったんですけれど、なかなか上手くいかず。勝ちパターンを潰されてしまったので、テイクダウンも上手くいかず、出し切れず負けちゃいましたね」と、自分の得意な部分を潰されてしまったとした。
これまで負けた試合の後は涙を流すことが多かった浅倉だが、この日はすっきりとした表情。そのことを聞かれると「パク・シウ選手とは最近まで練習していて強いのは知っていたので、悔しいですけれど試合が出来てよかったなって気持ちの方が大きいです」と答えた。
「今後は分からないです」とした浅倉だが、これはトーナメントが1回戦で終了してしまったため先が読めなくなったという意味だろう。
自身のSNSでは、試合後のツーショットと共に「カンナ、私と良い試合してくれてありがとう」というパク・シウからのメッセージが書かれたツイートをリツイートし、「ほんとに強かった。選手としても人としても見習うことばかり。自分の格闘技人生でパクちゃんと試合できたこと、一生心に残ると思います。パクちゃん、ほんとうにありがとうございました!」と、かなり自分の中で重い一戦となったようだ。
また、Instagramでは「完敗でした…パクちゃんやっぱり強かった。悔しい気持ちもありますが、強さも怖さも知ってたからこそ、挑戦できてよかったです。皆さん応援ありがとうございました」と綴っている。
練習で強さや怖さを十分に知っているパク・シウを相手に、恐れずに前へ出続けて立ち向かうことが出来た。自分の中でひとつの壁を打ち敗れたと感じたことが、試合後の浅倉のすっきりとした表情の意味だったのではないだろうか。
ほんとに強かった。
— 浅倉カンナ (@a_kanna_) August 1, 2022
選手としても人としても見習うことばかり。
自分の格闘技人生でパクちゃんと試合できたこと、一生心に残ると思います。
パクちゃん、ほんとうにありがとうございました!
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