年齢は関係なくて身体がついてくる限りはずっと続けたい
(写真)浜崎の師匠・藤井恵(左)とは2度対戦しているアギラー(右)
――2020年11月のダニエル・テーラー戦後、コロナの影響もあって試合が途切れた。その間は何を考えて過ごしていた?
「あそこで敗北してからも常にトレーニングをしています。あの試合からノンストップで常にキャンプをしていると言っても過言ではありません。そしてその期間、私は常に上手くなっています。そして身体を治すことにも専念していましたし、他の女性アスリートの手助けをたくさんしていました。なにより人生を楽しんでいます。人生を楽しむことがいいファイトにつながると思っています。私は今、人生を物凄く楽しんでいますので今回の試合はとてもいいものになると思います」
――浜崎選手を上回れると自信があるところは?
「私たち2人はたくさんの経験を持っていますし、私は自分のキャリアの中でベスト・オブ・ベストな選手たちと戦ってきたつもりですし、今回もベストな相手になると思っています。彼女には彼女の強味があるでしょうし、私もブラジリアン柔術の黒帯を持っていますし、どんな状況でも心地よく対応できると思っています。今回は特に自分のメキシカンボクシング(しっかりしたガードからノーモーションでフルに伸ばしきるようなジャブやストレート、左の上下に打つフック・アッパーを打つスタイル)を見せつけたいと思います。基本的にはどのような状況になっても私は動揺することなく気持ちよく戦えると思います」
――GPで最も警戒している選手、あるいは戦いたいと思っている選手は?
「このGPの中で特に警戒する相手はいません。現時点では浜崎選手しか見ていません。自分自身が一番の敵だと思っています」
――浜崎選手が「極めて勝ちたい」と言っていることには?
「それはいいですね。私はKOで勝ちたいと思います」
――優勝する自信は?
「優勝する自信がなければここには来ていません。もちろん優勝する自信はあります。この競技に対しての愛や情熱、自分が楽しむためにやっていますので、それに加えてこういう機会をいただいたRIZINや応援してくれるファンの人たちに素晴らしいものを届けるという義務を持って来ているので、自分の好きなものを楽しんで大晦日にパーティーがしたいです」
――一番の武器は?
「全ての武器が強い武器だと思っています」
――40歳になり、今はどのようなモチベーションで戦っている?
「人生は40歳から始まるということわざがあるように、年齢は関係なくて身体がついてくる限りはずっと続けたい。私はこの競技を愛しているので辞める理由がありません。続ける理由しかないと思っているので、なんならあと10年は続けたい。女子格闘家史上初の50歳現役ファイターを目指してやっていきたいと思います」