RIZINで活躍する平本蓮(ルーファスポーツ)は、7月2日(土)沖縄アリーナ『RIZIN.36』のメインイベントにて、フェザー級(66.0kg)5分3Rで鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)に判定2-1で勝利。MMAでの初勝利をあげた。
初勝利後も“舌好調”でSNSを更新している平本だが、7月27日には「この間の試合から初めて取り入れ始めた空手。果てしなく奥が深いけど極めたい。次の試合は一撃必殺を。平本蓮どんどん進化しちゃうよ」と、空手を練習に取り入れたことを明かした。
一緒に投稿されている画像は、同じくMMAファイターの長谷川賢と共に剛毅會空手の岩崎達也宗師が。岩崎氏は極真空手で活躍、1990・1995年全日本ウェイト制空手道選手権大会の重量級で優勝したほか、無差別の1990年全日本選手権3位、世界選手権大会にも日本代表として出場した。MMAにも一度だけ挑戦、2002年8月の『Dynamite! SUMMER NIGHT FEVER in 国立』にていきなりヴァンダレイ・シウバと対戦している。
剛毅會空手は「空手でMMAに勝利する」ことをコンセプトとしており、ONEで活躍する松嶋こよみらMMAファイターも学んでいることで知られる。
平本は鈴木博昭戦前のインタビューで、「トレーナーの岩崎(達也・剛毅會空手代表)さんとお話したときに、今まで打撃を誰かに教わって参考にしようとかはあったんですけれど、“オー”ってなることってなかったんですが、凄く僕に新たな気づきを与えてくれて、めちゃくちゃ理にかなった武道をやっている方だなと思って。
今回の試合に向けて、空手の練習を何回もやっているわけじゃないけれど、自分のなかで気づいたことがあったので。そういう部分で、ちょっと空手寄りに近くなったのかな、っていうのが自分の中ではあります。というのも、自分は空手をやったことがなく、そもそも最初からムエタイだったので、日本では(空手を通過してないキックボクサーは)珍しいのかなと思うんですけれど、結構そこはヒントをだいぶ得ました」と語っていた。
平本は「MMAをやるようになって自分の打撃も1から色々悩んで繰り返し試行錯誤して行き着いた先が空手。空手が俺には最先端」と、かなり空手の習得に意気込んでいるようで「この間の試合も右ストレートってよりは突きなんだよね。まだ途中段階でしかないから次の試合楽しみにしててよ」と、空手を取り入れたスタイルを楽しみにしていて欲しいと予告した。