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【K-1】松倉信太郎と神保克哉が舌戦「ずっとムカついていた」(神保)「9月ぶっ飛ばしたい」(松倉)

2022/07/27 23:07
【K-1】松倉信太郎と神保克哉が舌戦「ずっとムカついていた」(神保)「9月ぶっ飛ばしたい」(松倉)

松倉に“ガン”を飛ばし、最初から喧嘩腰だった神保に松倉も徐々にヒートアップしていった

 2022年9月11日(日)横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~』の、対戦カード第2弾発表記者会見が7月27日(水)都内にて行われた。

 -75kg契約3分3R延長1Rで、松倉信太郎(team VASILEUS)vs.神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)が決定。


 松倉はK-1甲子園70kg日本一トーナメントでの優勝を経てK-1、Krushを主戦場にキャリアを重ねた。2018年に戦場を『RISE』に移し、『RIZIN』にも参戦。2019年7月にイ・ソンヒョンとRISEミドル級王座を争うも、5R判定負けで王座戴冠を逃した。2020年9月の『スックワンキントーン』ではWPMF世界スーパーミドル級王座を獲得。12月にT-98を判定3-0で降し、2021年3月にトーナメントを制してKNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座に就いた。10月にはK-1クルーザー級トーナメントに出場した武来安をKOしている。2022年4月にK-1に復帰するとジュリオ・セザール・モリに判定勝利。戦績は33勝(17KO)16敗。


 神保はK-1アマチュアを経て2015年6月にKrushでプロデビュー。2019年6月にはKrushスーパー・ウェルター級王者ジョーダン・ピケオーに挑戦したことも。2020年3月には「K-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」に抜擢されたが、1回戦敗退。2021年3月より-75kgの階級設立をアピールして体重を上げると、ジュリオ・セザール・モリに判定勝ち、ブハリ亜輝留にKO勝ち、EITOにKO勝ち、そして今年2月にはダニロ・ザノリニに判定勝ち、5月に植村真弥にKO勝ちして5連勝。戦績は14勝(7KO)6敗1分。

 会見で神保は「ずっとムカついていたので、やっと転校生をぶっ飛ばせるとなるとワクワクしています。それと何で俺が青コーナーなの、中村P(プロデューサー)。こいつよそ者だぞ。ふざけんな!」といきなりの喧嘩腰。


 これに松倉は「K-1に戻ってきて、元々相手を煽るのも好きじゃないし、選手に好き嫌いもないです。パッと見た神保君の印象は良い子そうで、キャラもあるかもしれないけど、年下の子に煽られて、気分はもちろん良くないです。(神保が)自分で『75kgのエース』みたいに言っていたけど、自分で言うことじゃない。僕は他団体のベルトを持って来ているので、勝った方が正真正銘75kgの日本一。勝った方だけが世界に行く切符があると思っています。


 僕はしっかり試合で見せていきたいし、神保君は赤コーナーと青コーナーの話をしていて、僕も若い時に思うことはあったけど、これが答えだからそれはしょうがない。僕だって実力が足りていないから、こうやってスーパーファイトでしか試合ができていないので、それはしっかり受け止めて頑張らないといけない。キャリアが上の人としてそう思います」と大人の態度で接する。


 松倉は神保の印象を「対戦相手の一人として、まとまっている選手。キャラとは違うと言うか、最後まで倒しにいきますが、しっかりとした技術がある選手だと思います」と評すると「『THE MATCH 2022』が6月にあって、近くで武尊が戦う姿を見て、言葉で言い表せないくらい身も心も削って挑んだ試合を間近で見ていました。それで俺も勝負しないといけないと思いました。あとは考え方はそれぞれなんで別にいいんですけど、最近の相手を煽ったり喧嘩すればいいみたいな風潮になっているのは個人的に好きじゃないです。格闘技はそういうものではないから。格闘技は強さで勝負するものだと思います。だから強さがなくて、試合に勝たないと発言の重みもないので、覚悟を見せて9月ぶっ飛ばしたいと思います」と話す。


 これを聞いた神保は「喧嘩がどうのこうの言っていますけど、こいつマジでやってることヤバいので、話していることとか。急に来て、俺の階級を横取りしようとして、まず転校生とは気合いが違うわというのを見せてやろうと思っている」と、松倉は自分が提唱した-75kg級を横取りしようとしているヤツだとする。

 松倉は「急に来て、ってお前の団体なの?」と神保の挑発に我慢が出来なくなった様子。


 神保はお構いなしに「勝手にK-1を抜けて戻ってきたみたいな感じなんですけど、俺が『-75kgを作ってほしい』とアピールして、良い感じになってきたところで戻ってきて。転校生は俺のことはどうでもよくてみたいなことを言うけど『俺が-75kg作ります』と言って、それを横取りしようとしてるのに腹が立ってます」と怒りをぶちまける。

 松倉は「俺が今日来ていなかったら、これ(この試合は)ないからね。自分で出来てないから。俺は外で何もないところから(-75kgの階級を)作ってきている。ジムも辞めてベルトも返上して、K-1の舞台に来ている。別に悪いことしてるかな? っていう。(神保が言っていることは)良く分からないですけど、その主張は違うと僕は思っています」と答えるが、ここから両者はさらにヒートアップ。


 神保の特攻服を見て「スーツで来いや」と松倉が言えば、神保は「うるせえよ。お前に関係ないだろ」。松倉は「対戦相手なんだから関係あるだろ」と応戦し、収拾がつかない状態に。

 中村拓己プロデューサーを挟んで舌戦を展開した両者は、最後に「勝った方が正しいと思うので、倒して勝って自分の言葉を証明したい」(松倉)、「上等だろ。もちろんKOで倒してやろうと思っています」(神保)と吐き捨て、互いに背を向けて席を離れた。

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