高橋サブミッションが見た『WNO15』「トップからのゲームメイク、スクランブルの向上で立ち技と寝技の切れ目がなくなって来ている」
(C)WNO
「『WNO(Who's Number One)15』を見ても、あのヘンゾ道場で見てニーシールドのスイープの動きは、よく見ると使う人ちらほらいますね。ただ、もうボトムゲーム&足関節技のみで、プログラップリングの主流であるレフェリー判定有りのサブオンリーを戦うのは流行りじゃないように改めて感じました。
つまり、最近のファイトスタイルの流行り廃りとして、
①足関の発達でボトムゲームのレベルが向上。
↓
②ガードに入らない中長期のパスの発達でトップゲームのレベルが向上(トップが比較的安全にボトムを削るゲームメイクが出来るようになってきた)。
↓
③みんな下になりたくなくなって、上の取り合いで立ち技のレベルが向上。
ざっくりとですが、このような流れを最近感じていました。加えて『WNO15』では、スクランブルのレベルの高さが印象的でした。
④立ち技のレベルアップの先に、立ち技と寝技の切れ目がなくなって来ている。
いまはそういうフェーズに来ているのでしょうか。その背景として、立ち技技術の向上でクリーンテイクダウンが起こりづらくなり、スクランブル技術の向上を余儀なくされたなどの側面もあるかも知れませんが、とにかくスクランブルの技術が必要になっていて、その発達が見られていると感じました」