グラップリング
インタビュー

【グラップリング】高橋サブミッションが見た「世界のグラップリングが強い3つの理由」とは?

2022/07/27 22:07

高橋サブミッションが見た『WNO15』「トップからのゲームメイク、スクランブルの向上で立ち技と寝技の切れ目がなくなって来ている」


(C)WNO

「『WNO(Who's Number One)15』を見ても、あのヘンゾ道場で見てニーシールドのスイープの動きは、よく見ると使う人ちらほらいますね。ただ、もうボトムゲーム&足関節技のみで、プログラップリングの主流であるレフェリー判定有りのサブオンリーを戦うのは流行りじゃないように改めて感じました。

 つまり、最近のファイトスタイルの流行り廃りとして、

①足関の発達でボトムゲームのレベルが向上。

②ガードに入らない中長期のパスの発達でトップゲームのレベルが向上(トップが比較的安全にボトムを削るゲームメイクが出来るようになってきた)。

③みんな下になりたくなくなって、上の取り合いで立ち技のレベルが向上。

 ざっくりとですが、このような流れを最近感じていました。加えて『WNO15』では、スクランブルのレベルの高さが印象的でした。

④立ち技のレベルアップの先に、立ち技と寝技の切れ目がなくなって来ている。

 いまはそういうフェーズに来ているのでしょうか。その背景として、立ち技技術の向上でクリーンテイクダウンが起こりづらくなり、スクランブル技術の向上を余儀なくされたなどの側面もあるかも知れませんが、とにかくスクランブルの技術が必要になっていて、その発達が見られていると感じました」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア