2022年7月23日(日本時間23日25時~)英国ロンドンのO2アリーナにて『UFC Fight Night: Blaydes vs. Aspinall』開催された。
『UFC Fight Night: Blaydes vs. Aspinall』速報
現地時間2022年7月23日(土)、日本時間24日(日)英国・ロンドン/O2アリーナ
【メインイベント】
▼ヘビー級 5分5R〇カーティス・ブレイズ(米国)17勝3敗(UFC12勝3敗)260lbs/117.93kg[1R 0分15秒 tKO]×トム・アスピナル(英国)12勝3敗(UFC5勝1敗)251lbs/113.85kg
3月以来、2022年2度目のロンドン大会のメインイベントでは、ヘビー級(5分5R)で、4位のカーティス・ブレイズ(米国)と、6位のトム・アスピナル(英国)が対戦。
地元で戦う29歳のアスピナルは12勝2敗で、黒星は6年前のBAMMMAでのもの。2020年から参戦したUFCでは5戦全勝で全試合をフィニッシュしている。
2020年7月のオクタゴンデビュー戦でジェイク・コリアーに右クロスで1R TKO勝ちを決めると、10月にアラン・ボドウも1R パウンドアウト、2021年2月にアンドレイ・アルロフスキーにリアネイキドチョークで一本勝ち。9月にセルゲイ・スピヴァクをグラウンドヒジでTKOに下すと、2022年3月の前戦では、ロンドンでアレクサンダー・ヴォルコフから1R、ストレートアームバーで一本勝ちしてトップランキング入りを果たしている。
対するブレイズは31歳で16勝3敗。3つの黒星は2選手によるもので、2016年4月と2018年11月に現王者ガヌーに敗れたもの以外では、2021年2月にデリック・ルイスに2R アッパーカットでKO負けの3戦のみ。2022年3月の前戦では、クリス・ドーカスを2R、右ストレートでTKOに下している。
テイクダウン&パウンドを武器とするブレイズに対し、アスピナルはテイクダウンディフェンスが強い。王座戦線に生き残るのは、ブレイズかアスピナルか。
◆UFCヘビー級王者 フランシス・ガヌー1位 シリル・ガーヌ(9.3 vs.トゥイバサ)2位 スティペ・ミオシッチ3位 タイ・トゥイバサ(9.3 vs.ガーヌ)4位 カーティス・ブレイズ5位 デリック・ルイス(7.30 vs.パブロビッチ)6位 トム・アスピナル7位 アレクサンドル・ボルコフ8位 ジャルジーニョ・ホーゼンストライク9位 クリス・ドーカス10位 マルチン・ティブラ(8.20 vs.ロマノフ)11位 セルゲイ・パブロビッチ(7.30 vs.ルイス)12位 アレクサンドル・ロマノフ(8.20 vs.ティブラ)13位 シャミル・アブドゥラヒモフ(9.10 vs.ジャイルトン・アルメイダ)14位 アウグスト・サカイ(8.6 vs.セルゲイ・スピヴァク)15位 ブラゴイ・イワノフ
1R、ともにオーソドックス構え。勢い良く中央に飛び出たアスピナル。跳びヒザもそこに右を合わせに行くブレイズは右ロー。
アスピナルの右に回転の速いワンツーを狙う。アスピナルは右ロー。そこに右ストレートを振るブレイズ。なおも2度目の右ローのアスピナルに、右ストレートを喉もとに打ち込み、後方にダウンするアスピナルは右ヒザを抱える。
ローのチェックで痛めたか、右の蹴りの戻し時に着地でヒザが外れたか。治療中のアスピナルがいるマット中央を避け、ブレイズは複雑な表情で金網際で勝ち名乗りを受けた。アスピナルはオクタゴンで初黒星となった。
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【コメインイベント】
▼ミドル級 5分3R〇ジャック・ハーマンソン(スウェーデン)22勝7敗(UFC9勝5敗)186lbs/84.37kg[判定3-0] ※29-28×2, 30-27×クリス・カーティス(米国)29勝8敗(UFC3勝0敗)186lbs/84.37kg
1R、サウスポー構えのカーティス。オーソドックス構えのハーマンソンは右のスーパーマンパンチを見せる。
スイッチしての左の蹴りは遠いハーマンソン。じりじりと圧力をかけるカーティスにハーマンソンはニータップのフェイントを見せる。
さらに右前蹴り、二段蹴り、左ローと長い足で間合いを作るハーマンソン。カーティスは左ボディで飛び込み。ハーマンソンは右前足にシングルレッグで足を持ち上げるが、抜くカーティスが前に。下がるハーマンソンは右スーパーマンパンチを狙う。
2R、やはり左の蹴りをジャブ代わりに使うハーマンソン。さらに右の蹴りで前進。ミドル・ハイをガード上に当てる。
追うカーティスは左ボディ打ち。それを右ミドルで押し戻すハーマンソン。いったん退いて誘うカーティス。ハーマンソンはシングルレッグの動作も深追いせず。カーティスはハーマンソンの打ち終わりを狙う。
右ミドルをハイをガード上ながら効かせたハーマンソンが前に! 後退しケージを背したカーティスにハーマンソンは右のヒジを連打のなかで打ち込む! ガードを固めるカーティスに右ハイもそのガードに打ち込むハーマンソン。
しかしカーティスも詰めると、左ストレート! ハーマンソンは下がりながら右ミドルを当てる。さらに右ミドルハイをガード上に。追うカーティスは左ボディを返す。ハーマンソンのラウンドに。
3R、右ミドルハイから入るハーマンソン。ブロックするカーティスは詰めて左右の蹴りを見せると、ハーマンソンも右の蹴りでカーティスのバランスを一瞬崩し、ヒザを触りに行く。
右ハイを見せるハーマンソン。詰めるカーティスはハーマンソンの右ハイ、右ローを警戒しながら前に。常に下がらされるハーマンソンの印象はいかに。ダブルレッグも切るカーティス。その切り際でハーマンソンの左の蹴りが金的に。再開。
右の蹴りを腹に突くハーマンソン。さらに左の関節蹴りも。追うカーティスはハーマンソンの左右を巧みにかわして左右を上下に突き前進。その打ち終わりに右ミドルを合わせるハーマンソンは左回りのサークリングに。左ボディを打ち込むカーティスは回り続けるハーマンソンに対し両手を挙げ、試合終了直前に両手の中指を立てた。
判定は3-0(29-28×2, 30-27)でアウトキックボクシングMMAを貫いたハーマンソンが勝利した。
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【メインカード】
▼ライト級 5分3R〇パディ・ピンブレット(英国)19勝3敗(UFC3勝0敗)156lbs/70.76kg[2R 2分46秒 リアネイキドチョーク]×ジョーダン・レビット(米国)10勝2敗(UFC3勝2敗)155lbs/70.31kg
英国大会らしく、地元の人気者が出場。ネクストジェネレーションMMAリバプール所属のモリー・マッキャンとともにパディ・“ザバディ”・ピンブレットがメインカード入りを果たした。
ピンブレットは、英国Cage Warriorsで活躍後、2021年からUFC入りし、2試合連続1Rフィニッシュ中。自身を「ネクストマクレガー」と言い、歯に衣を着せない物言いとアグレッシブな動きでUFC英国のスターとなっている。対するレビットもノーランカーで、UFCプレリムで3勝1敗のグラップラーだ。
地元02アリーナの大歓声に迎えられたピンブレット。
1R、先に圧力をかけるピンブレット。ワンツーにレヴィットはシングルレッグでケージまで押し込みボディロックテイクダウンで尻を着かせるがすぐに立つピンブレット。
レヴィットはなおも押し込みクラッチして持ち上げ、スラム! しかし、そこでピンブレットは得意のギロチンチョークへ。クローズドガードに入れてギロチンチョーク狙いもレビットが首を抜くとすぐに立ち上がる。
ボディロックに組むレビットは前方に崩すも立ち上がり正対するピンブレットはスイッチから足を抱えられ持ち上げられそうなところを立ち上がり、突き放すと、前に出てきたレビットに再びギロチンチョーク! 首を抜かれるとすぐにバックに回りパンチを放つ。
2R、ワンツーで前進のピンブレットに、前蹴りを突くレヴィット。右ストレートから、レビットのシングルレッグにヒザを合わせるピンブレットは、頭を下げて組み付くレビットの首を獲り、リアネイキドチョーク狙い。引き込み4の字ロックを組むピンブレット。レビットの右腕を足で縛っての4の字でリアネイキドチョークで絞めてタップを奪った。
レビットがタップをすると、ピンブレットは同門のマッキャンがしたのと同じようにケージを乗り越えると、関係者とハグ。コーナーマンが肩車でケージを半周し、ファンの大歓声に応えた。
試合後、オクタゴンの中でビスピンのインタビューを受けたピンブレットは、勝利を2人に捧げたいと語った。
「この試合をベイビー・リー(ピンブレットのファンで4歳で癌により亡くなった)に捧げたい。小さな戦士だけど僕らより強いファイターだ。それと金曜の朝4時に地元の友人が自殺したと連絡があった。計量の5時間前だった。リッキー、君に捧げるよ。『男は語るな』というけれど聞いてほしい。苦しいことがあって、死を選ぶことでしか解決できないと感じるなら誰かに話せ。誰でもいいから。葬式に出るくらいなら、自分の肩に泣きつかれる方がいい。だから、『男は語るな』という考え方は止めよう」。
また、今後について、「今年が終わるまでにもう1試合する」と次戦への意欲を語っている。
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▼ライトヘビー級 5分3R〇ニキータ・クリロフ(ウクライナ)28勝9敗(UFC9勝7敗)204lbs/92.53kg[1R 1分07秒 TKO]×アレクサンダー・グスタフソン(スウェーデン)18勝8敗(UFC10勝8敗) 205lbs/92.99k
1R。クリロフの右の蹴りを掴んで右を入れたグスタフソンだが、続くクリロフの右にダウン! 立ち上がり金網背に凌ぐグスタフソン。
右ミドルを当てるクリロフ。その蹴り足を掴んだグスタフソンに片足立ちでクリロフは左アッパー! 崩れたグスタフソンにパウンド連打で試合を決めた。
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▼女子フライ級 5分3R〇モリー・マッキャン(英国)13勝4敗(UFC6勝3敗)125.5lbs/56.93kg[1R 3分52秒 TKO]ハンナ・ゴールディ(米国)6勝3敗(UFC1勝3敗)125lbs/56.70kg
1R、ともにオーソドックス構え。前進に右を振るマッキャンに、ゴールディは首相撲からヒザを狙う。
突き放すマッキャンは、右で飛び込み。さらに左ボディストレート。右ボディストレートからダブルレッグへ。左で差して押し込むも突き放したゴールディはシングルレッグへ。
ここは突き放したマッキャンが、右をスイングしてヒットさせると、後退したゴールディに右のバックヒジをヒット! さらに左右のラッシュでゴールディが崩れると、レフェリーが間に入った。試合後、マッキャンは大盛り上がりの歓客を煽り、大合唱を引き起こした。
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▼ライトヘビー級 5分3R〇ヴォルカン・オーズデミア(スイス)18勝6敗(UFC5勝5敗)205.5lbs/93.21kg[判定3-0] ※30-27×3×ポール・クレイグ(スコットランド)16勝5敗(UFC8勝5敗)206lbs/93.44kg
メインカードの第1試合には、UFC5連勝中(1分を含む)の寝技師ポール・クレイグ(スコットランド)が登場。2018年3月に17勝1敗のマゴメド・アンカラエフ(※7.30 UFC277でアンソニー・スミスと対戦)に三角絞めで唯一の黒星をつけている34歳のクレイグは、イリー・プロハースカが王座に就くライトヘビー級で、8位から上位進出なるか。
対する9位のヴォルカン・オーズデミア(スイス)は現王者のプロハースカにKO負け、アンカラエフに判定負けで2連敗中。トップ10に残るためには落とせない1戦だ。
1R、ともにオーソドックス構え。先に右ローはオーズデミア。組んだクレイグは引き込み。アームドラッグで立ち上がり、三度、オーバーフックで引き込み! 金網を掴んで倒れまいとするオーズデミアを引き込み、外ヒールへ!
しかし、その組み手を掴み、ずらして後ろを向いて足を抜くオーズデミアについていくクレイグは、クローズドガードで引き込むと、インサイドガードのオーズデミアの頭を引き寄せようとするも、体を離すオーズデミア。
シングルレッグから後転して引き込もうとするクレイグにn。切るオーズデミアは右を効かせる! そこで今成正和ばりに引き込もうするクレイグ。最後は右ハイもヒットさせる。
2R、立ち合い、先に圧力をかけるオーズデミア。クレイグの左ハイを掴み。相手の引き込み狙いも剥がす。スタンドで左右を振ってなおも組みに行くクレイグ。ダブルレッグをがぶられるもそのまま背中を着いて引き込むも、関節のセットは出来ず。右フックを当てるオーズデミア。クライグも左を返し、バックヒジも。しかし、オーズデミアの右から左を被弾したクレイグが引き込み狙い。右フックを当てるオーズデミア。引き込み下のクレイグには付き合わない。
3R、左ボディストレートを当てるオーズデミア。さらに右にクレイグの身体が泳ぐ。さらに突き倒されて下になるクレイグは関節技狙いも引きはがされる。
右目尻から若干の出血をしながら前に出るクレイグ。右ジャブを突き、後ろ蹴りも腹に。続くバックフィストもかわしたオーズデミア。左足シングルラッグを狙うクレイグだが、倒すのではなく後方への引き込み。体を離すオーズデミア。判定は3-0(30-27×3)で、テイクダウンディフェンスをほぼ100パーセント成功させたオーズデミアが勝利した。
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【プレリム】
▼ライト級 5分3R〇ルドビト・クライン(スロバキア)19勝4敗(UFC3勝2敗)155lbs/70.31kg[判定3-0] ※30-27×3メイソン・ジョーンズ(英国)11勝2敗(UFC1勝2敗)155.5lbs/70.53kg
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▼ライト級 5分3R〇マルク・ディアケイジー(英国)16勝5敗(UFC7勝5敗)156lbs/70.76kg[判定3-0] ※30-26×2, 30-27×ダミア・ハゾビック(ボスニア・ヘルツェゴビナ)14勝7敗(UFC4勝5敗)156lbs/70.76kg
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▼フェザー級 5分3R〇ナサニエル・ウッド(英国)18勝5敗(UFC5勝2敗)145.5lbs/66.00kg[判定3-0]※30-26×2, 30-27×チャールズ・ローザ(米国)14勝8敗(UFC5勝8敗)145lbs/65.77kg
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▼フェザー級 5分3R〇ジョナサン・ピアース(米国)13勝4敗(UFC4勝1敗)145lbs/65.77kg[2R 4分10秒 TKO] ※パウンド×マクワン・アミルカーニ(フィンランド)17勝8敗(UFC7勝6敗)145.5lbs/66.00kg
1R、アミルカーニのシングルレッグにヒジを連打し出血させるピアース。ピアースはボディロックし続け、がぶりに切り替え、ギロチンチョークを狙う。
アミルカーニのヒジ打ちにシングルレッグから引き込みを狙うピアース。
2R、サウスポー構えから右前手ジャブ、左で入ろうとするアミルカーニに、右ヒザのカウンターを突くピアース。さらにテイクダウンから脇腹にヒザ。右脇を差して立とうするアミルカーニを潰して亀のアミルカーニを腰を抱いて固定して左のパウンド連打でブザー。ピアースが判定3-0で勝利した。
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▼フライ級 5分3R〇ムハンマド・モカエフ(英国)7勝0敗(UFC2勝0敗)126lbs/57.15kg[判定3-0] ※30-27×3×チャールズ・ジョンソン(米国)11勝3敗(UFC0勝1敗)125.5lbs/56.93kg
プレリムに、平良達郎が参戦するフライ級で、注目の選手が出場する。
プロ6戦無敗のムハンマド・モカエフ=英国籍のダゲスタン人ファイターだ。空手&レスリングをバックボーンにIMMAF世界王者に2度輝くなど、アマチュアMMA23勝無敗でプロ転向したモカエフは、BRAVE CFなどで活躍し、6勝無敗で2022年3月にオクタゴンデビュー。コディ・ダーデンを58秒、ギロチンで極めてUFC初陣を飾っている。
対するは、チャールズ・ジョンソン(米国)。11勝2敗で今回がUFCデビューとなる。2021年7月にLFAで堀内佑馬にスプリット判定勝ちでLFAフライ級王者となると、その後も2連勝。“UFC登竜門”のLFAで4連勝をマークし、今回のモカエフ戦の相手として、オクタゴンデビューを果たした。
北米LFAで活躍するジョンソンとの試合で、モカエフの真価が見えるフライ級の一戦だ。ジョンソンのコールにはブーイング、モカエフのコールには大きな歓声が沸く。
1R、ともにオーソドックス構え。中央を取ったのはモカエフ。ジョンソンはサウスポー構えに。モカエフの圧力にサークリングで躓く。
すぐに立つジョンソン。なおも圧力をかけてワンツーから組んでアンクルピック、さらにスタンドバックからボディロックで投げて崩すが、すぐに立つジョンソン。鼻から出血。
スタンドバックで右足をかけてボディロックで崩してマットに手を着かせた瞬間に両足をかけようとするモカエフ。
ここは片足だけかけさせて立ち上がるジョンソン。足を外したモカエフはボディロックをし続け、背後から左足をかける。ここも正対するジョンソン。モカエフはクラッチしたまま投げて崩し。しかし正対するジョンソンはすぐに立ち、モカエフの正面からの組みにはヒジを落とす。モカエフは片足をかけたところでブザー。モカエフの腕のクラッチの疲労、スタミナは? モカエフはインターバルで座らず、観客の声援に手を振る。
2R、サウスポー構えからオーソ、さらにサウスポーに戻すジョンソン。モカエフは左ローもかわすジョンソン。モカエフの右ローとジョンソンの左ローが交錯。
遠間からモカエフはダブルレッグも、ここは切るジョンソン。さらにダブルレッグで尻餅を着かせるモカエフ! 座ってから立ち上がったジョンソン。ダッグアンダーで脇を潜り、スタンドバックから引き込み、その際で上をキープする。足を効kせるジョンソンにパスアタックするムカエフ。足を効かせるジョンソンは下から足関節狙いから立ち上がりを試みるが、それをさせないモカエフ。
3R、圧力をかけるジョンソンはヒザも見せるが、そダブルレッグで尻を着かせたモカエフ。しかしジョンソンはすぐに金網使い立ち上がり。そこに左足をかけるモカエフ。走って逃げるジョンソンを追ってなおもスタンドバックから片足をかけようとするモカエフ。
ダブルレッグから足首を持ち上げて尻を着かせるモカエフ。ここも立つジョンソン。モカエフは低いダブルレッグに切り替えるが、そこにギロチンチョークを狙い、腕を差し込みスイッチも狙うジョンソンだがブザー。
判定は3-0(30-27×3)で組みでドミネートしたモカエフが勝利。序盤に投げを見せたモカエフだが、3Rを通してはジョンソン相手にインパクトは残せずも完封。MMA7勝無敗、UFC2勝目を挙げた。
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▼ライト級 5分3Rジャイ・ハーバート(英国)11勝4敗(UFC1勝3敗)155lbs/70.31kgカイル・ネルソン(カナダ)13勝4敗(UFC1勝3敗)155lbs/70.31kg
1R、ともにオーソドックス構え。右ローを突くネルソン。シングルレッグで金網に押し込み、ボディロックも左で小手に巻くハーバートが正対し、体を入れ替える。金網背にネルソンはヒジを突き、さらに左ミドル。
2R、左ジャブを突くハーバート。さらに左ボディと散らすが、ダブルレッグで押し込むのはネルソン。差し上げ四つで組むハーバートは首相撲で崩し、押し込みヒジ&ヒザを打ち込む! サークリングするネルソンを追うハーバート。右の縦ヒジで飛び込むハーバートはヒザ蹴りも。ネルソソンのダブルレッグは切る。
3R、ダブルレッグに入るネルソンをがぶり、逆に上を取るハーバート。ハーフからヒジで削るが、腰を押して足を戻したネルソンがフルガードに。左で差して起き上がろうとするが、そこにバックを狙うハーバート。バックに回させないネルソンが正対すると、その立ち際に左を細かく突く。しかしネルソンも体を入れ替えブザー。
判定は3-0(29-28×3)でハーバートが勝利。UFC戦績を2勝3敗とした。ネルソンはUFC1勝4敗に。
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▼女子フライ級 5分3R〇ビクトリア・レオナルド(米国)9勝4敗(UFC1勝2敗)125.5lbs/56.93kg[判定3-0] ※30-27×3×マンディ・ブーム(ドイツ)7勝2敗(UFC0勝2敗)125lbs/56.70kg
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▼ウェルター級 5分3R〇ニコラス・ダルビー(デンマーク)20勝4敗(UFC4勝3敗)170lbs/77.11kg[判定3-0] ※29-28×2, 29-27×クラウディオ・シウバ(ブラジル)14勝4敗(UFC5勝3敗)170.5lbs/77.34kg