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【Bellator】コメイン抜擢のムサエフとアウトローがともに計量パス、メインのリマが体重超過=7.22『Bellator 283』

2022/07/22 11:07
 2022年7月22日(日本時間23日朝7時30分からU-NEXT配信)、米国ワシントン州タコマのエメラルドクィーン・カジノ&ホテルで開催される『Bellator 283』の前日計量が21日(日本時間22日)同地にて行われた。  メインイベントのウェルター級(170ポンド・77.1kg)戦(5分5R)に臨む、同級3位のドゥグラス・リマ(米国)が172.8ポンド(78.38kg)で体重超過。対する4位のジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)は171ポンド(77.56kg)のジャスト(※王座戦以外はプラス1ポンドまで許容)で計量をパスした。  公開計量では、先にジャクソンが険しい表情でスケールに乗って、ジャマイカの国旗を広げて肩にかけてパス。頬がこけたリマもガッツポーズで右手を胸に乗せるが神妙な表情。両者は向かい合い、最後は握手をかわしている。  前日のメディアインタビューで「年齢を重ねるごとに、体重を減らすのは難しくなる。ミドル級に転向することも考えた。体重が増え続け減量が難しくなるのであればまた、階級を上げることも考えるかもしれない」と語っていたリマだが、厳しい結果となった。  また、コメインに抜擢された2019年RIZINライト級GP覇者のトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)は、155ポンド(70.30kg)でパス。本計量を済ませた公開計量では、Tシャツのままスケールの上で右手を挙げて笑顔を見せ、リラックスした様子。  対する同級1位のシドニー・アウトロー(米国)は、白のフーディー姿で登場し、155.4ポンド(70.48kg)でパス。  両者は握手をかわしてからしっかり目線を合わせてフェイスオフ。正面を向くと、ムサエフは両手を高々と挙げている。  また、もうひとつのライト級の注目カード、14勝無敗のウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)と、元レスリング米国代表のクリス・ゴンザレス(米国)は、3位のウスマンが155.2ポンド(70.39kg)、ゴンザレスが156ポンド(70.76kg)でともにパスしている。 『Bellator 283』計量結果 2022年7月22日(日本時間23日 朝7時30分からU-NEXT配信)米国ワシントン州タコマエメラルドクィーン・カジノ&ホテル 【メインカード】 ▼ウェルター級→キャッチウェイト 5分5Rドゥグラス・リマ(米国)3位・172.8lbs/78.38kg(※体重超過)ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)4位 171lbs/77.56kg ▼ライト級 5分3Rシドニー・アウトロー(米国)1位・155.4lbs/70.48kgトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)155lbs/70.30kg ▼ライト級 5分3Rウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)3位・155.2lbs/70.39kgクリス・ゴンザレス(米国)156lbs/70.76kg ▼ウェルター級 5分3Rロレンツ・ラーキン(米国)170.8lbs/77.47kgムハメド・ベルクハモフ(ロシア)171lbs/77.56kg ▼ヘビー級 5分3Rダビオン・フランクリン(米国)8位・264.2lbs/119.83kgマルセロ・ゴルム(ブラジル)257.6lbs/116.84539 【プレリム】 ▼ミドル級 5分3Rロメロ・コットン(米国)7位・185.6lbs/84.18kgダルトン・ロスタ(米国)8位・185.4lbs/84.09kg ▼女子フライ級 5分3Rベタ・アルテアガ(米国)5位・125.8lbs/57.06kgヴァネッサ・ポルト(ブラジル)7位・125.8lbs/57.06kg ▼ライト級→キャッチウェイト 5分3Rアクメッド・マゴメドフ(ロシア)144.6lbs/65.58kgケヴィン・ベーム(米国)147.6lbs/66.95kg ※体重超過 ▼ライト級 5分3Rガジヒ・ラバダノフ(ロシア)9位・154.4lbs/70.03kgボビー・キング(米国)155.4lbs/70.48kg ▼ウェルター級 5分3Rローマン・ファラルド(米国)170.6lbs/77.38kgルイス・イニゲス(米国)170.8lbs/77.47kg ▼バンタム級→キャッチウェイト 5分3Rジェイロン・ベイツ(米国)136lbs/61.68kgマーク・コーツ(米国)137.8lbs/62.50kg ※体重超過 ▼160ポンド契約 5分3Rアーチー・コルガン(米国)159.6lbs/72.39kgブライアン・ヌロ(米国)159.2lbs/72.21kg [nextpage] ドゥグラス・リマ「ミドル級に転向も考えるかもしれない」 ※前々日会見でのコメント 「メインイベントになって嬉しい。ベラトールでは5Rの戦いも含めて充分な経験もある。タイトルマッチのような気持ちでいる。メインイベントというのはとても好ましい状況だ。ベルトをいま、腰に巻いていないという事は、まだやらなければいけない事がたくさんあるという事だ。常にゴールはチャンピオンになる事だ。自分のパッションでもあるし、好きでやっている事なんだ。  対戦相手のジェイソンはいい選手だと思う。リスペクトしているよ。自分も彼もこれまでトラッシュトークのようなものはしてこなかった。彼は若くて一発決めたいだろう。Bellatorで頑張っていると思うし、きっとこの戦いを望んでいたはずだ。  この試合はいずれ組まれると思っていた。彼は調子もいいし、トップ5に入っている。いいマッチアップになるだろう。彼にもいいタイミングだと思うし、タイトルマッチに挑みたいだろうし、自分もタイトルマッチに再チャレンジしたい。だから、いいタイミングなんだ、お互いにとって。  最近は特に試合をフィニッシュする事が難しくなっている。ハードファイトを支配している側にいたとしても、誰かをフィニッシュするというのは簡単じゃない。もちろん、常にフィニッシュを望んでいるし、特に前回の試合(MVP戦でスプリット判定負け)のようなジャッジに委ねるようなことは決してしたくない。今回はフィニッシュを狙うよ。 『ゲートキーパー(門番)』って言われても気にしない。俺はチャンピオンになるために戦っている。これだけ負けが続けていても、まだやれるって分かっているんだ。初めての事じゃない。人がどう言おうが関係ない 自分の考えが大事だ。  よくあるのは、結果しか見ないで対戦相手や戦いぶりを見られない事だ。ゲガール・ムサシ戦の時もそうだ。彼はいまは上の階級で世界の頂点に立っている選手だ。前回のあの試合はどちらに転んでもおかしくないスプリット判定だった。そんな結果でもらうコメントで落ち込むことはない。一生懸命トレーニングをしている限り、彼らが何を言おうと構わない。自分の事は自分が一番分かっている。  年齢を重ねるごとに、体重を減らすのは難しくなる。ミドル級に転向することも考えた。体重が増え続け減量が難しくなるのであればまた、階級を上げることも考えるかもしれない」 ジェイソン・ジャクソン「世界を驚かせるつもり」 「ドゥグラスは『ゲートキーパー』だ。ああいう選手に勝てば、自分の価値を示せる。俺の対戦相手は素晴らしい男で、素晴らしい人間で、素晴らしい父親で、素晴らしいファイターだ。勝利を収めたら、すごいことになると思っている。世界を驚かせるつもりだ。ケージの中でも外でも、自分が成長したことを、自分自身と世界に証明するのが待ちきれない。  ドゥグラスは危険だ。試合時間は関係ない。彼はベストファイターだった事もある。ノックアウト・アーティストだ。彼はすべてをこなすことができる。これまで通り変わらずに真剣に受け止めているし、彼は今でも偉大な選手だ。  まずは勝利を収めて手を挙げられたい。ノックアウトするために挑むし、サブミッションするかもしれない。とにかくWin Win Win。何があっても。何があろうと勝つつもりだ。  Bellatorのおかげでいまがある。だからとても感謝している。与えられた機会全て、Bellator代表として向き合いたい。  他のファイターと同じように良い人生を送りたい。レガシーが欲しい。戦うことが好きだ。できる事は全部やりたい。それに伴う事は全て受け入れたい。ただ、名声はどうでもいいんだ」
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