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PFL(プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ)が7月14日(日本時間15日)PFL ヨーロッパの立ち上げを発表した。この新たな国際リーグは、2023年にスタートを予定している。
PFL Europeは、米国のPFLと同じPFLシーズン形式ですべて欧州各国で開催され、全大会がヨーロッパのゴールデンタイムにライブ中継される。また、今後発足する「複数の国際リーグ」の最初のものとなる。
「欧州の新進MMAファイターが登場する」という同シリーズに向け、2022年8月13日にウェールズのカーディフのモーターポイントアリーナと、8月20日に英国ロンドンのコッパーボックスアリーナで開催される「PFL Playoff」では、PFL Europeの予選が行われ、勝者にはPFL Europeとの契約が与えられる(※8月20日大会では日本の工藤諒司がブッバ・ジェンキンスと本国のプレーオフで対戦)。
そこでは、英国のスターでムエタイのスペシャリスト、ダコタ・ディチェバ(MMA5勝0敗・4KO)が出場。さらに、ジョン・カバナの弟子でコナー・マクレガーの本拠地であるSBGアイルランドでトレーニングを積む、UAEウォリアーズミドル級王者のウィル・フルーリー(MMA10勝3敗)がライトヘビー級に転向してPFLデビューを果たす。フルーリーの相手のノルウェーのケネス・ベルグも9勝1敗戦績をひっさげ、PFLデビュー戦に臨む。
ディチェバやフルーリーを筆頭に、イタリアのフランチェスコ・ヌッツィ(MMA9勝1敗)、そしてスコットランドの“バニラ・ゴリラ”ルイ・サザーランド(MMA4勝0敗)らが、新リーグへの加盟を目指して競い合うことになる。
そこで頭角を現した選手は、PFLの世界的なタレントとして登録されるための直接的な手段を得ることになる。
PFLのファイター・オペレーション担当プレジデントであるレイ・セフォー氏は、「PFLのヨーロッパ予選をLive Nationのパートナーと一緒に開催することは、非常に実りある経験でした。PFLは機会を提供するものであり、我々はヨーロッパ中のファイターに機会を提供できることを誇りに思っています。PFL Europeのファーストシーズンを始めるのが待ち遠しいです」と語っている。
果たして、この動きは欧州に留まらず、他地域にも広がるか、注目だ。
◆PFLヨーロッパ予選の試合-カーディフ(8月13日)
ウィル・フルーリー(アイルランド) vs. ケネス・ベルグ(ノルウェー)
ネイサン・ケリー(アイルランド) vs. TBA
ヴォイト・バーボリック(スロバキア) vs. ラドゥ・マキシム(イタリア)
モフタール・ベンカチ(フランス) vs. フランチェスコ・ヌッツィ(イタリア)
◆PFLヨーロッパ予選試合-ロンドン(8月20日)
ダコタ・ディチェバ(英国) vs. ハスナ・ジャベール(モロッコ)
ルイ・サザーランド(英国) vs. アブラハム・バビリー(イギリス)
テイオー・オドゥンジョ(英国) vs マグヌス・イヴェルセン(ノルウェー)
アリ・タレブ(スウェーデン) vs. ケンジ・ボルトルッツィ(スイス)
【写真】8月20日ロンドン大会で、ブッバ・ジェンキンスと本国のプレーオフで対戦する工藤諒司。