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【RISE】鈴木真彦vs.植山征紀の王者対決「THE MATCHの熱を超える試合をしたい」(鈴木)、「美味しいので必ずぶっ倒す」(植山)

2022/07/11 18:07
 2022年8月21日(日)エディオンアリーナ大阪で開催される『RISE WORLD SERIES 2022 OSAKA』の対戦カード発表記者会見が、7月11日(月)都内にて行われた。  SuperFight!のバンタム級3分3R延長1Rで、RISEバンタム級王者・鈴木真彦(山口道場)vs.シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者・植山征紀(龍生塾ファントム道場)の王者対決が決定。  鈴木は軽量級離れしたパンチ力と卓越したテクニックで、2018年11月にトーナメントを制してRISEバンタム級のベルトを獲得。2015年8月の『BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント』で那須川天心に敗れて以降、連勝記録を重ね5年間無敗、20連勝という驚異の記録を打ち立てたが、2020年11月の「那須川天心挑戦者決定トーナメント」の決勝で志朗にダウンを奪われて連勝がストップ。その後、連勝して2021年9月に那須川天心との再戦を実現させたが、判定3-0で再び敗れた。11月大会では江幡塁を初回KOに沈めて再起を飾ると、2022年1月に拳剛も初回KOして2度目の王座防衛に成功。4月には江幡睦にダウンを奪って判定勝ち。6月の『THE MATCH 2022』ではK-1スーパー・バンタム級王者の金子晃大に判定勝ちした。戦績は33勝(19KO)5敗。  ハードパンチャーとして知られる植山は、27勝のうち14のKO勝ち、2018年11月のSB日本スーパーバンタム級王座決定戦では笠原友希を3RTKOで葬りベルトを獲得。2019年2月には安本晴翔に唯一の黒星を付け、RIZINには4度出場して3勝(2KO)1敗。栗秋祥梧、江幡塁、志朗に3連敗を喫したが、2021年6月のRIZINでTKO勝ちして復活。11月のRISEでは京谷祐希に負傷判定で敗れ、12月の防衛戦では竹野元稀にKO勝ち。今年2月にはSB日本バンタム級王者・佐藤執斗との王者対決にも勝利した。戦績は27勝(14KO)15敗1分。  会見に出席した植山は「鈴木選手とはずっとやりたかったので嬉しく思います。間違いなくバチバチの面白い試合になると思う。リスペクトを込めてぶっ倒します」とアツい意気込み。“55kg無双宣言”をしている鈴木は「THE MATCHから1カ月も経っていなくて余韻と興奮が残ったままですが次の試合が決まりました。相手はSB王者なので楽しみだし、THE MATCHの熱を超える試合をしたいと思います」と挨拶。 互いの印象を聞かれると、植山は「THE MATCHでK-1王者にも勝っていて、55kgの階級で一番勢いがある。美味しいので必ずぶっ倒します」、鈴木は「印象は何でも出来るのはもちろんですが、パンチが強そうです」とそれぞれ評した。  鈴木とは「ずっとやりたかった」という植山。「RISEで王者になった時から地元も一緒なので意識していました」と言い、鈴木も「植山選手はずっと同じ大阪でトップにいてるので、前からやると思っていました」と、両者とも以前から意識し合っていたとする。 今回はベルトを持った者同士の王者対決。その部分に関して植山が「SB王者として団体を背負っているので絶対に負けられない。意識して泥を塗らないように勝ちたいと思っています」と言えば、鈴木も「前回の試合もRISE王者として戦っていましたし、相手が王者ではなくてもどの試合でもRISEを背負っている気でいます。だから今回も背負っていきます」と、互いに団体を背負って臨むとした。  両者ともアグレッシブファイターなため1Rから勝負に出るのか。そう聞かれると植山は「まだそこまで考えていませんが、鈴木選手が来たら僕も行きます」と答え、鈴木は「僕は絶対にKOを狙っているのでどのタイミングかは分からないけれど、植山選手もアグレッシブなので絶対に面白い試合になると思うし、地元大阪なので盛り上げたいです」と、どのラウンドが勝負になるかは分からないが倒し合いになると予告。  鈴木はコロナ前に『RISE ASIA SERIES 2020 -55kg』トーナメントに出場が決まっていたが、新型コロナウイルスの影響で中止に。外国人選手の入国が可能となった今、実現させたいとの想いがあるかとの質問には「それもありますし、今回の試合は日本vs.世界ではないですが、日本人の軽量級は世界に通用するレベルなので、ここでしっかり勝って世界にも行きたいですね」と王者対決をクリアして、vs.世界に乗り出したいとした。 「パンチに関してはボクシングを長谷川穂積さんに習ってずっと練習しています。全体的にボクシング力が自然と上がっている感じですね」と鈴木が言えば、植山は「僕の得意なパンチもそうですが、それ以外のいろいろな引き出しを勉強しています」と、それぞれ自分の牙を磨いている。  最後に植山が「爆撃ボーイを爆撃します。鈴木君、大阪盛り上げましょう」と語りかければ、鈴木も「地元なので派手に盛り上げます」と、共に大阪の夜をアツくさせると誓い合った。
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