名高(右)の試合をリングサイドで観戦した魔裟斗。K-1以外の会場へ訪れるのは珍しい
2022年7月3日(日)神奈川・横浜大さん橋ホールで開催された『Shimizu presents BOM 36』のメインイベントにて、ペットニポン・サックチョロボー(タイ)を2R2分22秒、左ヒジ打ちでKOし、プロムエタイ協会フライ級&WPMF世界フライ級の両タイトルを奪取した名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/エイワスポーツジム)。
この試合を会場で観戦した魔裟斗が、その時の模様を自身のYouTubeチャンネル『魔裟斗チャンネル』にて公開した。
魔裟斗は名高を「好きな選手の一人」だとし、「ムエタイの試合はブアカーオの試合を観に行って以来4~5年ぶり。基本はK-1しか会場にはほとんど行かないけれど、ちょっとこの試合は見たいなと思ってね」と、K-1以外で会場まで足を運ぶのは珍しいことだという。
リングサイドに陣取り、まずは入場シーンでは「さすが雰囲気あるね、名高」とメインイベンターが持つ“雰囲気”があると評する。ここから試合映像と魔裟斗が試合を見ている様子となり、1R途中に名高が放った奥足へのローキックが「効いた」と魔裟斗は指摘。結果、名高がヒジ打ちでKO勝ちを収め、魔裟斗は「速かったな。強いね」と拍手を送る。
試合後には控室での対談も行われ、名高は「1Rから倒すプランで行きたくて、一気に詰めて倒そうと思ったんですが距離の取り方が上手くて。あと僕がフェイントをかけると蹴りとか前手のパンチを合わせてくるのでちょっと入りづらくて」と試合を振り返り、勝利のポイントとして魔裟斗が試合中に指摘した「奥足のローキックが効いて、そこから上下に散らしていけたから」をあげた。
名高はこれで10個目のタイトル獲得。魔裟斗が「ここからどうするの?」と聞くと名高は「日本とタイの両方でやっていきたい」と答える。
(写真)試合後、控室で名高に感想を聞く魔裟斗(C)魔裟斗チャンネル
そんな名高に魔裟斗は「ボクシングやっても面白いと思うよ。(ボクシングジムのトレーナーに)パンチあるって言われるでしょ? いろいろな道があるね。まだ若いし。俺はK-1でも見たいけれどね。石井(一成)君も福岡(大会に)出るしね。待ってるよ」と、ボクシングへの転向とK-1参戦を期待すると、名高は「見てて強い選手もたくさんいるので…」と興味がないわけではなさそうだった。
最後に魔裟斗は「俺が見た感じは圧勝よ。名高の強さが光った試合だったんじゃないかな。凄くいい選手だから、もっといろいろな人に知ってもらいたいよね。これからも魔裟斗チャンネルでは名高選手をチェックしていきたいと思っています」と、名高を多くの人にしってもらえるきっかけになるように自分もサポートしていきたいと締めくくった。