2022年7月3日(日)神奈川・横浜大さん橋ホールで開催される『Shimizu presents BOM 36』の前日計量が、3日(土)神奈川・エイワスポーツジムにて、13:00より行われた。
明日のメインイベント「タイ国プロムエタイ協会フライ級(50.80kg)&WPMF世界フライ級ダブルタイトルマッチ」で対戦する、ペットニポン・サックチョロボー(タイ/タイ国プロムエタイ協会フライ級王者)は50.62kg、一方の名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/挑戦者)は50.64kgで、両者とも1回目でリミットクリアー。
ペットニポンの持つタイ国プロムエタイ協会王座、石井一成が返上したWPMF世界王座を懸けたダブルタイトルマッチ。最近では、53kg付近の試合が多かった吉成だが、今回は本来のフライ級に戻しての試合だ。
計量をパスした後、吉成に話を聞くと「減量は最後はきつい部分もありました」というが、「少しずつ水分が取れているので、回復していいパフォーマンスが出来ると思います。気持ちも身体も整っている。自分でもどんな試合になるか楽しみです」とコンディションは万全。
吉成より長身の相手だが、「思っていたより小さい」と計量で対面した印象を語る。相手のファイトスタイルに関して、首相撲からのヒザ蹴りを警戒しつつ「捕まるとやっかいなので、ムエタイの技術でいなして、相手の土俵で勝ちたい」と言い切る。
フィニッシュのイメージは完全に出来上がっているようで「多分自分の動きを見てくると思いますが、自分は序盤からどんどん攻撃を仕掛けて削りたい。焦って相手が攻撃をしてきた時にカウンターで終わらせられたらと思います」とKO宣言。
今年4月から、吉成は初めてボクシング練習に着手。本来得意とするムエタイスタイルに、パンチの技術を掛け合わせた新スタイルを組み上げている段階。まだ進化途中だというが「スーパーバンタム級の赤穂亮選手(世界タイトルに2度挑戦)に、教えてもらってボクシングの選手とスパーリングもしてきました。パンチの技術が上がりました」との実感もある。
6月19日には那須川天心vs.武尊をはじめとするビッグイベント『THE MATCH 2022』が開催された。ABEMAのPPVなど大きな反響を呼んだイベントを、生観戦した吉成。「格闘技の力をあらためて感じました」と、大いに刺激を受けた様子。
さらに「自分もそういう舞台で試合をしていきたい。ムエタイを底上げできればと思います。那須川選手はボクシングに行って、武尊選手は休養すると発表があったので、必要なのは”新しいスター”。組まれた試合で圧倒的な試合を見せていきたいですし、そういう存在になれる自信がある。結果で証明したい」と意気込んだ。
立ち技格闘技界を背負うと意気込む吉成が、明日のメインでどのような試合を見せてくれるか。明日のゴングを待つのみとなった。 ▼メインイベント(第14試合) タイ国プロムエタイ協会フライ級(50.80kg)&WPMF世界フライ級ダブルタイトルマッチ 3分5Rペットニポン・サックチョロボー(タイ/タイ国プロムエタイ協会フライ級王者)=50.62kg名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/エイワスポーツジム/挑戦者)=50.64kg
▼セミファイナル(第13試合) ムエサイアムスーパーミドル級(76.20kg)王者決定戦 3分5R柿沼 慶(ポゴナクラブ)=75.68kgパンペット・パドゥンチャイウィタヤ(タイ)=75.56kg
▼第12試合 BOMスーパーフェザー級(58.97kg)王者決定戦 3分5Rボム・ピンサヤーム(タイ/BOMスポーツジム大分)=58.64kg梅沢武彦(東京町田金子ジム)=58.84kg
▼第11試合 WPMFインターナショナル・ミドル級(72.50kg)王者決定戦 3分5R延長1RMIKE JOE(BATTLE FIELD/TEAM J.S.A)=72.42kg喜多村誠(ホライズンキックボクシングジム)=71.72kg
▼第10試合 WMCスーバーバンタム級(55.34kg)タイトルマッチ 3分5R上野賢志(薩摩ジム)=55.24kgTAKAYOSHI =55.00kg
▼第9試合 WMC日本フェザー級(57.15.kg)タイトルマッチ 3分5R佐野貴信(創心会/WMC日本フェザー級王者)=57.14kg大翔(WSR荒川/WMC日本フェザー級暫定王者)=57.02kg
▼第8試合 WMC日本ウェルター級(66.68kg)タイトルマッチ 3分5RKAZU(蒼天塾/GTジム)=66.48kg与儀竜也(真樹ジム沖縄)=66.34kg
▼第7試合 BOM 67.00kg契約 3分3R延長1R引藤伸哉(ONE'S GOAL)=66.74kg森木一吉(K-Fit-Lab)=66.28kg
▼第6試合 BOMスーパーミドル級(76.20kg) 3分5Rバス・レンジャージム(タイ/レンジャージム)=75.04kg植村真弥(WSRフェアテックス幕張)=75.92kg
▼第5試合 WMC日本フライ級(50.80kg)次期挑戦者決定戦 3分3R延長1R優心(京都野口ジム)=50.64kgシンイチ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)=50.56kg
▼第4試合 WMC日本スーパーフェザー級(58.97kg) 3分3Rパルコ・レンジャージム(RANGER GYM)=58.86kg渋谷昂治(東京町田金子ジム)=58.22kg
▼第3試合 WMC日本 61.00kg契約 3分3R虎二郎・FLYSKY GYM(FLYSKY GYM)=60.90kg力也(WSR湖北)=60.96kg
▼第2試合 WMC日本スーパーフェザー級(58.97kg) 3分3R向井貫太(WSR三ノ輪)=58.54kgしょーい(湘南格闘クラブ)=58.34kg
▼第1試合 WMC日本女子スーバーバンタム級(55.34kg) 2分3RNANA☆SE(MSJキックボクシングジム)=54.74kg北川 柚(京都野口ジム)=54.52kg
▼オープニングファイト3 WMC日本 55.00kg契約 3分3Rタクト・ウォー・ワンチャイ(ウォー・ワンチャイ プロモーション)=54.72kg渋江健司(Y'ZD GYM)=54.90kg
▼オープニングファイト2 WMC日本 61.00kg契約 3分3R拳太(MSJキックボクシングジム)=60.56kg仲地宏治(Y'ZD GYM)=60.76kg
▼オープニングファイト1 BOM女子48.00kg契約 2分2R延長1R押川香菜(ウォー・ワンチャイ プロモーション)=47.30kg岩﨑美穂(YSSジム)=47.68kg