本当に強い良い選手、勝つ自信を持って臨む(佐々木)
迎え撃つ佐々木憂流迦は「『THE MATCH』という歴史的な大会が終わって、これから沖縄に向けてファンの人たちが本当に熱くなっているところで、7月末、“聖地”スーパーアリーナで大会が行われるんですけど、その熱をいま以上に温め、中原選手めちゃくちゃ良い選手なので、この試合で7月のさいたま、盛り上げようと思っています、現地観戦でもPPVでもどちらでもライブで見てください。よろしくお願いします」と、“世紀の一戦”で世間を巻き込んだ『THE MATCH』の熱を失わないよう、さらに大きくしたいとした。
すでに中原のONEでの試合を「全部見ました。強いですね、良い選手だと思います」という佐々木は、勝利の自信を問われ、「もちろん、どの相手とやっても勝つ自信、勝つ意気込みを持って挑もうと思っていますけれども、でも本当に良い選手だと思っています」と、過去2戦と並ぶ難敵であることを語っている。
巧みな位置取りからの鋭い手足の打撃に加え、“グラップリング界の智将”ジョン・ダナハーのもとでMMAグラップリングにも磨きをかけてきた中原。ONEでは水抜き無しのフェザー級は70.3kgだが、2018年12月のPANCRASEでの中村晃司戦以来となる66kgで、いかに本領を発揮できるか。
対する佐々木は、2020年の大晦日にバンタム級で瀧澤謙太を判定で下して以降、フェザー級で堀江、クレベルと強豪相手に見せ場を作りながらも結果を残せていない。大きくなった身体で得た打撃の強さと、得意の柔軟な組み技をいかに融合させているかに注目だ。
まずは外敵としてRIZINフェザーのロースター入りを果たした中原が、師匠・桜井“マッハ”速人の流れを汲むRIZINでトップ戦線に名乗りを挙げるか。それとも佐々木が門番として立ちはだかり、フェザー級で覚醒なるか。