那須川天心戦後の心境を自身のInstagramに綴った武尊
2022年6月19日(日)東京ドーム『THE MATCH 2022』のメインイベントで行われた、那須川天心(TARGET/Cygames/RISE世界フェザー級王者)vs.武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者)の“世紀の一戦”は、那須川が判定5-0で勝利。7年間実現が期待されてきた一戦にピリオドが打たれた。
決戦から4日が経った23日(木)、武尊が自身のInstagramを更新。試合後の心境を綴った。
武尊は「この10年間勝ち続けてることで自分の存在価値があって負けたら全てを失うと思ってた。負けた後の想像をするだけで毎日怖くて寝れなくて今周りにいる人達やファンも負けたらたくさん離れていくのを覚悟してた」と、負けることの恐怖に捉われていたと告白。
しかし「でもリングを降りて花道を退場しようとしたら、敗者の僕に対してたくさんの人が集まってきてくれて、みんなが「ありがとう」と言ってくれた。そんな言葉を貰えると思ってなくて涙が止まらなかった。その時の声や景色を思い出すだけで今も涙が止まらなくなる」と、負けても応援してくれるファンに感動したという。
「勝って報われることは出来なかったけど、こんなにたくさんの人に試合を見てもらえてたくさんの人が一緒に泣いてくれて生きる希望を貰いました。と言ってくれる人がいて。心と身体がボロボロになっても命を削って戦ったこの10年が報われた気持ちになりました」と、そのことで報われたとする。
「満席の東京ドームでこんな景色を見せてくれて。僕に関わる全ての人達に心から感謝しています。本当にありがとうございました」とお礼を述べると「心と体を治してまた前を向いて進みます」と、傷を癒してまた前を向くと締めくくっている。