2022年6月24日(金)東京・後楽園ホール『RISE 159』のメインイベントで行われる、第2代RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定戦3分5R無制限延長Rで同級1位AKARI(TARGET)と対戦する同級3位erika(=名前の後ろにハートマーク/SHINE沖縄)が公開練習を行った。
erikaはパンチのみのシャドーの後、サウスポーから繰り出すパワフルな左右フック、左ストレート、左ミドルのミット打ちを披露。タイトルマッチへ向けて気合い十分なところを見せた。
他団体の人が怖いなってくらいの強さを見せたい
――ちょうど今疲れがピークの頃かもしれませんけどコンディションの方どうですか?
「疲れはめっちゃピークですね。でもコンディションはバッチシです」
――今回王座決定戦ということでモチベーションの方は違いますか?
「違います。何が起こっても良いようにすごい追い込んでます」
――過去最高なくらい追い込んでる感じですか?
「そうですね、そんな感じです」
――追い込みは好きなほうですか?
「大好きです(笑)」
――その理由を教えてもらえますか。
「追い込みしてやった分だけリングに上がる時に自信がつくと信じてるので、ひたすらやってそれで達成感を味わって自信が欲しいためです」
――去年の12月から2カ月に1回のペースで試合してるじゃないですか。試合あって練習あって減量あってって感じでもう息つく暇もないと思うんですけど、その辺はどうですか?
「試合がなくても結局やることは一緒なので。減量はつらいですけど、その代わり減量がある分いつも普段から規則正しい食事管理とか疲労を抜くこととかに集中してできるので、そのリズムとしては凄く良いと思っているので今回繰り返しでこうやってこれてることが有難いです」
――前回の大倉萌戦では前々回の宮﨑若菜戦と比べたらものすごくRISEルールにアジャストした戦い方をしてたと思うんですけど、たった2カ月でアジャストできたっていうのは何か秘訣とかコツってあったんですか?
「一生懸命やりました。『次は違う方法で勝ってやろう、絶対圧倒して』って思ってたので気合いと根性でどうにか。練習はするんですよ、練習の時の集中することとかそういうのを『自分は変われる』みたいなのをすごい思いながら毎日やってました」
――でしたらもう今は、ワンキャッチワンアタックのルールでも全く問題なく戦えるってことですね。
「はい、戦えます」
――今回王座を争うAKARI選手とはちょうど半年前に戦ってるじゃないですか。前回勝ってるってことで自分にアドバンテージはあると思いますか?
「勝ってるって言っても延長までいったので、タイトルマッチということで絶対相手も気持ちも全部何もかも違うと思ってるので、違う相手と戦うっていう感じで。私のファイトスタイルも変わってるし。なので、全く違う相手と初めて大事な試合をするっていう気持ちで練習しています」
――でしたらそんなにAKARI選手の試合映像を見ない?
「基本的にあまり映像見ないです。緊張して死にそうになるから見ないですね。記憶に残ってるものだけでイメージします」
――事細かに対戦相手の試合映像を見ないタイプなんですね。
「見ないです、自分次第だと思ってるので」
――今回の試合もすべて自分に勝てるかどうかってところがキーポイントになりますか?
「そうですね、練習してきたことをしっかり出すっていうのがやっぱりポイントだと思います」
――今回タイトルマッチに向けてお子さん達はどんな風に応援してくれてますか?
「いつも変わらないですけど『頑張れ! 絶対勝ってね!』みたいな感じです。『また同じ相手だけど大丈夫勝てるよ!』って感じで言ってくれてます」
――チャンピオンになったら子供たちにこんなことをしてあげたいとか、どっか連れてってあげたいとかそういうのはあるんですか?
「とりあえず絶対遊びには行きたいですね。『ありがとう』って言って」
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介護も育児もある中でやっているので、絶対体調を崩さないように気をつけている
――今の沖縄の気候はどんな感じですか?
「梅雨っぽかったんですけど、今日はめっちゃ晴れてます。ジメジメしてます。気温は高いです」
――じゃあ減量は結構すんなりいきそうですか?
「いきそうです。とても汗が出るので大丈夫です」
――前回(宮﨑若菜戦)のAKARI選手の試合をご覧になって自分と戦ったときと変わったなと思った部分ってありますか?
「特にそんな変わったっていうのはないんですけど上手いですし、私とやった時よりは足をしっかり使って打ち合ってるなってイメージはありました。相手が若菜選手だったっていうのはあると思うんですけど、そういうイメージはありました」
――前回戦ってみた経験から自分の方が確実に勝ってるなと思った部分って何でしょう?
「やっぱり気持ちとパワーですかね」
――今回タイトルマッチなので5Rプラス無制限延長ラウンドになるんですけども、その辺はどう考えてますか?
「やることをやるだけなので5Rしっかり頑張ります」
――3分5R戦える自信はありますか?
「あります」
――最悪のことも考えて5R戦ってさらに延長戦まで行く想定は?
「考えてます。さらに体力つけなきゃなと思って常に毎日限界まで追い込んでやって、タイトルマッチの試合でスタミナ切れとかにならないようにやってます」
――スタミナ強化のためにこういうことをやってるみたいなのはありますか?
「常に追い込んだりダッシュ系の息上げしたりとか、ミットの中でも自分の最大限の体力を使うっていうのをいつも目標にしてやっています」
――自分がチャンピオンになったらどういうRISEチャンピオンになっていきたいって気持ちがありますか?
「RISEのミニフライ級のチャンピオンは最強だって言われて、他の団体の人が『戦いたい』ってすんなり言いたくないような、言うのが怖いなってくらいの強さを見せたいと思います」
――前回見事なKO勝ちでしたけど、やっぱりKOはこだわりがありますか?
「そうですね、今回も一応その練習をしてはいます。やっぱり圧倒してベルトを獲らないとRISEのベルトの価値が下がると思っているので、ギリギリで勝つんじゃなくて圧倒してチャンピオンになるっていうのが今回の自分の目標なので、それはしっかり試合でやりたいと思ってます」
――再戦に臨むにおいて、前回よりも圧倒的に勝たなきゃいけないっていうのはあります?
「もちろんそうだと思います。本当に再戦だと思って戦ってないので、一生懸命自分を伸ばすような練習をして、タイトルマッチに向けて今練習してるって感じです」
――先ほど今回の試合に向けてスタミナの強化を行ってきたお話をされてましたが、それ以外に例えば他の技術的なところで何かこの試合に向けて磨いてきた物はありますか?
「しっかりパンチを打ち込む練習をしました」
――具体的にいうとミットだったりサンドバックだったり?
「ミットとスパーリング、あとはフィジカルの面でもやってます」
――ちなみにスパーリングの時はどれぐらいの力加減でいつもやられてるんですか?
「相手が男の子なので全力で。8オンスのグローブで全力でやらせてもらってます」
――スパーの相手をする方も大変なんじゃないですか?
「でも正直に良いところと悪いところを言ってくれたり、伸びてるところも言ってくれたりするのですごい助かってます」
――そういった練習の中でご自身の中でまださらに伸びしろと言いますか、やってく中にもさらに成長を自分でも感じたりしますか?
「そうですね、前回の試合からもなかなか出来なかったことが出来たりとかもしているので、少しずつ準備はできてます」
――対戦相手の研究というよりもどちらかと言うと自身のパフォーマンスをどう上げるかということに意識されてるように感じますが、例えば練習以外で自分のことでどうやったらパフォーマンスを上げられるかとか日頃やってることとかってありますか?
「いつも全力で練習ができるように食事管理はしていて、(仕事の)介護も育児もある中でやっているので、絶対体調を崩さないように気をつけたりとかして、いつでも元気でいられるようにってやってます」
――今RISEの方でGLORYなどの海外の団体と繋がりがあっていく中で、ご自身はその国際戦とか海外の強豪勢と戦うことに関しては興味ありますか?
「すごいあります。49kgの階級があるか分からないですけど、ちょっと上でも挑戦してやってみたいなと思ってます」
――自身が海外に行って試合をするっていうのも同じくですか?
「そうですね、やっぱ挑戦して自分で拳を交えて感じることとかもあると思うので、体験したいです。真剣にやってるからにはそこもやりたいと思ってます」