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【Bellator】パトリッキーとムサエフが揃い踏み! 14勝無敗ヌルマゴメドフvs.米代表レスラー ゴンザレス、ラバダノフvs.キングも!=7.22「Bellator 283」

2022/06/15 13:06
【Bellator】パトリッキーとムサエフが揃い踏み! 14勝無敗ヌルマゴメドフvs.米代表レスラー ゴンザレス、ラバダノフvs.キングも!=7.22「Bellator 283」

(C)RIZIN FF/Bellator

 2022年7月22日(日本時間23日)米国ワシントン州ピアース郡タコマのエメラルド・クイーンカジノ&ホテルにて「Bellator 283: Pitbull vs. Outlaw」の開催が決定。ライト級で注目カードが発表された。

▼Bellator世界ライト級選手権試合 5分5R
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)王者・24勝10敗
シドニー・アウトロー(米国)挑戦者・16勝4敗

 メインイベントとして、Bellator世界ライト級王者のパトリッキー・フレイレ(ブラジル)が、同級1位のシドニー・アウトロー(米国)を相手に初防衛戦に臨む。

 王者パトリッキーは、2021年11月の「Bellator 270」で、弟パトリシオがフェザー級王座奪還とAJ・マッキーへのリベンジに専念するために返上したライト級王座を、ピーター・クイリー(アイルランド)と争い、左右フック連打で2RTKO勝ち。その半年前にガードからのヒジ打ちによるカットでドクターストップとなったクイリーとの初戦のリベンジを果たし、王座獲得に成功している。

 対する挑戦者アウトローは、2019年12月のBellator日本大会で、欠場したベンソン・ヘンダーソンの代役として、マイケル・チャンドラーと緊急対戦。1Rに右クロスで敗れたものの、その後、アダム・ピッコロッティにスプリット判定勝ち、2021年6月の前戦では元UFCのマイルズ・ジュリーにリアネイキドチョークで3R 一本勝ちし、Bellatorで2連勝をマークしている。

「DW's Contender Series 2017」で勝利し、Titan FCで王座に就きながらもUFCとのサインはならなかった苦労人アウトローはグラップラー。6つのリアネイキドチョークでの一本勝ち、2つの腕十字勝利を誇る。2021年10月には「Fury Pro Grappling 2」にも出場。ディラン・ロイスに判定勝ちしている。

 パトリッキーにとっては、バックを取られると厄介な王座戦だ。

▼ライト級 5分3R
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)14勝無敗
クリス・ゴンザレス(米国)7勝1敗

 14勝無敗、ウスマン・ヌルマゴメドフは、元UFC王者ハビブ・ヌルマゴメドフの従兄弟で、ライト級4位。ヌルマゴメドフファミリーにあって、8KO・TKOを誇るストライカーだが、前戦ではパトリック・ピエティラにリアネイキドチョークを極めている。

 対するノーランカーのゴンザレスは2016年グレコローマンレスリング米国代表で、元NJCAAオールアメリカンレスラー。元UFCのロジャー・フェルタにTKO勝ちするなどBellator5連勝も、2021年7月にゴイチ・ヤマウチにTKO負けで初黒星。しかし、2021年1月にサッド・アワッドに、サウスポー構えから左ハイキック1R TKO勝ちで再起を遂げた。

 テイクダウンとコントロール&パウンドを武器とし、打撃もこなす難敵ゴンザレスを相手に、ヌルマゴメドフは無敗記録を伸ばすことが出来るか。

▼ライト級 5分3R
アダム・ピッコロッティ(米国)13勝4敗
トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)18勝4敗

 いよいよRIZINライト級GP王者のトフィック・ムサエフがBellator初陣に臨む。

 2019年にダミアン・ブラウン、ジョニー・ケース、パトリッキー・フレイレを降し、GPを制したムサエフ。コロナ禍のなか、2021年6月のRIZIN東京ドーム大会でホベルト・サトシ・ソウザに三角絞めで一本負けし、戴冠ならず。Bellatorに新天地を求めた。

 当初、4月の『Bellator278』ハワイ大会で、サークルケージデビューを果たす予定だったが、対戦相手のザック・ゼインの欠場により、代替相手が見つからず、試合は中止となっていた。

 対するピッコロッティは、アメリカン・キックボクシング・アカデミー(AKA)所属で柔術黒帯。2019年4月にベンソン・ヘンダーソンに、2020年8月に今回メインで王座に挑戦するアウトローに、いずれもスプリット判定で敗れたものの、2022年2月の「Bellator 274」でジョージ・カラカニヤンに判定勝ちしており、ノーランカーながら実力者といえる。]

 ムサエフにとっては、パトリッキーが王座戦を行う同大会で、この査定試合に勝利することがライト級ランキング入りの絶対条件となる一戦だ。

▼ライト級 5分3R
ガジヒ・ラバダノフ(ロシア)17勝4敗2分
ボビー・キング(米国)12勝4敗

 いまは亡きアブドゥルマナプ・ヌルマゴメフ門下生で3連勝中のラバダノフ(10位)は、元Eagle FC王者。2021年8月に150ポンド契約でダニエル・コーリーを1R TKOに降すと、2022年3月にはジェイジェイ・ウィルソンに右カーフを効かせて、テイクダウンも奪い判定勝ちを収めている。

 対するキングもBellator2連勝中。2022年2月にアヴィヴ・ゴザリの三角絞め&腕十字を凌ぎ、逆に腕十字を仕掛けてオモプラッタで固めて鉄槌を落とすなど、ゴザリに戦意喪失させて、1R終了時TKO勝ち。さらに堀口恭司がミックスに敗れた同じ大会で、ケオニ・ディッグスをスプリット判定で破っている。

 立って良し、寝て良しの両者によるライト級の好カードだ。

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