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【UFC】死闘! プロハースカがテイシェイラに5R一本勝ち、史上初のRIZIN&UFCの2団体制覇! 女子フライ級女王シェフチェンコがサントスに辛勝、ウェイリーが再戦で裏拳KO! イェンジェイチックが引退=『UFC275』

2022/06/12 11:06

▼UFC世界女子フライ級選手権試合 5分5R
〇ヴァレンティーナ・シェフチェンコ(キルギス)23勝3敗(UFC12勝2敗)124.5lbs/56.47kg ※UFC9連勝
[判定2-1] ※48-47, 47-48, 49-46
×タイラ・サントス(ブラジル)19勝2敗(UFC4勝2敗)125lbs/56.70kg ※UFC4連勝でストップ
※シェフチェンコが7度目の防衛に成功

 コメインでは、UFC世界女子フライ級選手権試合として、7度目の防衛戦に臨む女王ヴァレンティーナ・シェフチェンコと、MMA19勝1敗(UFC4勝1敗)のチャレンジャー、同級4位でUFC4連勝中のタイラ・サントスが対戦。サントスは、ロクサンをテイクダウンし、前戦でジョアン・ウッドをリアネイキドチョークで極めている。

1R、サウスポー構えのシェフチェンコ。オーソドックス構えのサントス。どっしりと構えるシェフチェンコ。サントスは左ローから右インローを見せるが遠い。

 左の後ろ蹴りを見せるシェフチェンコ。ワンツースリーで詰めるサントスに右で脇差し組むシェフチェンコ。金網に押し込み、左も差し上げると左ヒザを突く。

 両差しにシェフチェンコは背中ごしにサントスをクラッチすると肩パンチ、右で差し上げて投げも、この際で上になるのはサントス!

 すぐにバックを奪うと4の字ロックで背後からフェイスロック、背後のサントスに左拳を打つシェフチェンコ。サントスは鼻、口を押えてからリアネイキドチョーク狙いもブザー。

 2R、ワンツー、左の後ろ廻し蹴りを見せるシェフチェンコ。。かわしたサントスに左で詰めて組むが、サントスは左で差して体を入れ替え押し込み。

 左小外がけでテイクダウンを奪うサントス! 下からシェフチェンコはフットチョークも外すサントス。腹の細かいパンチもブレーク。

 左ミドルを蹴るシェフチェンコ、詰めて首投げテイクダウン! バック狙いのサントスに上を取ろうとするが、スクランブルで上を取るのはサントス。

 3R、サントスがマウスピースを入れ忘れて再開。オーソから左の蹴り、さらに右の右前蹴りも見せるサントス。シェフチェンコは左後ろ蹴り。バックステップしてかわすサントス。

 ワンツーのサントスをかわすシェフチェンコ。詰めて組んで小外がけテイクダウンも、際に強いサントスは下にならず、両者立ち上がり。

 組みでも強いサントス相手にシェフチェンコは打撃勝負したいが、カウンタータイプのため、待ち。

 組みで有利と見たサントスは、先に組んで左で差して、ボディロックテイクダウン! すぐに足を4の字に巻き、リアネイキドチョーク! 後ろ手を剥がすシェフチェンコ。今度はフェイスロックで絞めるもブザー。

 4R、左の蹴りはシェフチェンコ、右ミドルを返すサントス。シェフチェンコは右を振って左ハイ!

 しかし、シェフチェンコのバッティングにサントスは右目を大きく腫らし右目が塞がる。

 見えない左側の攻撃はシェフチェンコ。左ミドルのシェフチェンコは前に。サントスは距離を取るが、ワンツーから左ハイを当てるシェフチェンコ。サントスは前蹴り。ワンツーから組みも、ヒジ打ちで剥がすシェフチェンコ。ワンツーも、それを掻い潜ってテイクダウンはサントス! 上のままブザー。

 5R、右ローはサントス。ワンツースリーまで繋ぐシェフチェンコ。左ミドルもヒット。詰めて首投げもここでバック狙いから、首を抜き上になるサントスはチョーク狙い。これを前に落として立つシェフチェンコ。左の蹴りも単発のシェフチェンコだが、ダブルレッグテイクダウン!

 ハーフガードのサントスに背中を着かせるシェフチェンコだがフィニッシュ出来るか。右手のオープンハンドで耳を叩くと、右で枕に巻き、肩で抑え込んで左の細かいパウンドからサイド奪取。ここはサントスも腰を切りハーフに戻して残り20秒。シェフチェンコは上のままブザー。

 1、2、3Rはサントス。4、5Rはシェフチェンコと見られるが……判定は2-1に割れ、(48-47、47-48、49-46)で王者シェフチェンコが勝利。

 シェフチェンコは「今日も勝って自信になりました。ここに自分の心があります。これがチャンピオンマインド。大変な試合になることは分かっていました。私もどのような展開になってもいいと思ったので、打撃もグラップリングも練習してきました。ずっと戦い続けたい。バンタム級、フライ級でも何でも受けて立つ」とコメント。

 敗れたサントスは、「私はまだまだ若いです。これが最後の試合じゃない。これからも頑張ります。タフな試合でした。これまでで最高に一番大変な試合。(右目は)残念ながら、3R以降は左目しか見えなかったです」と語った。

 シェフチェンコは7度目の防衛に成功。ロンダ・ラウジーを超えて女子最多防衛記録を打ち立てた。
バンタム級との二冠を目指すか。

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