▼女子ストロー級 5分3R
〇ジャン・ウェイリー(中国)23勝3敗(UFC7勝2敗)116lbs/52.62kg
[2R 2分28秒 KO]
×ヨアナ・イェンジェイチック(ポーランド)16勝6敗(UFC10勝6敗)116lbs/52.62kg
2020年3月以来の再戦。前回は大激闘の末、ウェイリーがイェンジェイチックにスプリット判定で勝利している。
ウェイリーはヘンリー・セフードとのトレーニングを経てシンガポール入り。ATTのイェンジェイチックのセコンドにはマイク・ブラウンがつく。アジアでの戦いに戻って来たウェイリーのコールには大きな拍手。
1R、ともにオーソドックス構え。先に右ローを見せるイェンジェイチック。ウェイリーも右ローを返すと、イェンジェイチックの右の蹴りに右を狙う。
ワンツーから右ローを当ててウェイリーのバランスを崩すイェンジェイチック。ウェイリーも右ストレートを返すと、右の小外でテイクダウンを奪うとパウンド!
さらにイェンジェイチックの立ち上がりにスタンドバックから崩して再びテイクダウン! ディープハーフガードのイェンジェイチックは立ち上がり。しかし、ボディロックテイクダウンするウェイリーはマウント、ヒジ!
イェンジェイチックは潜りから脇差し立ち上がろうとするが、左で小手に巻き、ヒジを打ち込むウェイリー! イェンジェイチックは脇差し立ち上がると右ストレートをヒット、さらに右ハイもその蹴り足を掴んで倒すウェイリー。イェンジェイチックもすぐに立ち上がる。ウェイリーの組みの進化が見られた1R。
2R、先に圧力をかけるのはイェンジェイチック。ウェイリーのは左のサイドキックを2発。イェンジェイチックも右ミドルと交錯。ウェイリーは左ロー。イェンジェイチックもワンツー&右ロー。右で差して組んだウェイリーは強引な投げ。ここはすかしたイェンジェイチック。
WALK OFF SPINNING BACKFIST FOR @MMAWEILI 🤯 #UFC275 pic.twitter.com/dkuCZcIsYo
— UFC (@ufc) June 12, 2022
詰めるイェンジェイチックは左から右で前に。サイドキックからかわしたウェイリーは右バックフィスト! 前方にダウンしたイェンジェイチック。すぐにレフェリーが間に入った。
#UFC275 Official Result: Zhang Weili (@MmaWeili) defeats Joanna Jedrzejczyk by KO (spinning backfist) at 2:28 in Round 2.
All #UFC275 fight results, recaps, and winner interviews ⤵️:— UFC News (@UFCNews) June 12, 2022
試合後、ウェイリーは「とても嬉しいです。出来ることをすべてやると言って勝ちました。()とてもリラックスして冷静で、ヨアナとではなく自分との戦いだと思って戦いました。エスパルザ、アブダビで試合があれば行きます。アブダビはあなたでではなく、私の領域です」と語ると、「ヨアナは本物の戦士。元チャンピオンで彼女のような選手はいない。最後にとても平和な状態なのを感謝します」とコメント。
かつて最強の女王とも言われたヨアンナ・イェンドジェイチェク💥
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ジャン・ウェイリーに敗れてオクタゴンを去る・・・🙏#素晴らしい名勝負の数々をありがとう#UFC275 pic.twitter.com/b6A2DqapFM
続けて、イェンジェイチックにもマイクが渡され、ダニエル・コーミエーのインタビューに、「大変なトレーニングを行ってきました。自分自身に誇りだと伝えてきました。最後の私も攻撃しようと思ってきたけど、もらってしまいました。厳しい練習をしてきたし、私のスパーリングコーナー、トレーナー、家族にも感謝します。これで引退したいと思います。ダナ、期待び応えられなくてごめんなさい。最後に、応援してくれた皆さんにも感謝したいと思います。皆さん一人ひとりに感謝したい。20年、35歳になり、母親にもなりたいし、何十年も練習してこの競技に捧げてきました。みんな大好きです」と語り、オクタゴンにグローブを置いた。