(C)ONE Championship
ONE 158: Tawachai vs. Larsen 速報
2022年6月3日(金)シンガポール・インドアスタジアム
メインカード第3試合(第10試合)に、日本から和田竜光(フリー)が出場し、ONEフライ級2位のコンテンダーで元ONEフライ級世界王者のカイラット・アクメトフ(カザフスタン)と対戦。
【メインカード】
▼第13試合 メインイベント ムエタイ フェザー級 3分3R
〇タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)
[2R 1分42秒 KO] ※左ストレート
×ニコラス・ラーセン(デンマーク)
メインイベントで、ONEフェザー級ムエタイ戦として、キャリア126勝を誇る23歳のタワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)と、WBCスーパーウェルター級ムエタイ世界王者ニコラス・ラーセン(デンマーク)が対戦。勝者はペットモラコット・ペッティンディーが持つ王座への挑戦権を手にすることが発表されている。
タワンチャイは地方で試合経験を積んだ後、14歳でルンピニースタジアムに上がった。2018年にはクラップダムを3度破り、同年のルンピニースタジアム・オブ・ザ・イヤーとタイ国スポーツ局ファイター・オブ・ザ・イヤーなど4つの年間MVPを受賞。シントンノーイ、ヌンラーンレック、センマニー、モンコンチャイ、フェラーリらにも勝利を収め、2021年5月にONE初参戦。ショーン・クランシーをハイキックでKOに葬った。しかし、8月の2戦目ではバンタム級からフェザー級に階級を上げてシッティチャイに挑むも判定2-1で惜敗。2022年1月にセーマペッチを1Rに2度のダウンを奪ってKOし、再起を飾っている。長身を利したフィームー(テクニシャン)で、近代ムエタイでも1、2を争う実力者&人気選手。
ラーセンは地元デンマークで10代の頃にムエタイを始め、ヨーロッパや中国の様々な団体で活躍。183㎝の長身で変則的なリズムから繰り出す蹴りを得意としており、基本はアウトボクシングタイプだが飛びヒザ蹴りが得意。WKU世界スーパー・ウェルター級王座を獲得し、2020年3月の「第3代K-1スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」に出場が決まっていたが、新型コロナウイルスの影響により来日が中止となった。これまでマサロ・グランダー、アンディ・リスティ、ブアカーオ・バンチャメークといった世界トップファイターとも対戦しているがいずれも敗れている。GLORYでは3勝3敗の戦績。
ケージでのオープンフィンガーグローブのONEムエタイ戦。
1R、サウスポー構えのタワンチャイに、先に詰めるラーセンだが、タワンチャイは右から左でダウンを奪うと、立ち上がったラーセンに右前蹴りでこかし。サウスポー構えになり左ストレートを突くラーセン。再びオーソに戻すが、タワンチャイは左ミドル、ボディ。さらに左ストレートでラーセンの腰を落とす。
2R、ラーセンの詰めに下がりながらも左ミドルを当てるタワンチャイ。右を打ちたいラーセンだが、左を警戒し打ち込めない。タワンチャイは間合いを取り直すと、左ミドル、左ストレート。ラーセンは左ローを前蹴りに突くが、タワンチャイは左ヒジ、詰めてきたところに右フックから左ストレート! 両足が揃って後方に倒れたラーセンは、立ち上がろうとするが再び崩れ、レフェリーがKOを宣言した。
試合後、タワンチャイは「とてもハッピーです。(王者ペットモラコットにメッセージは?)もうすぐお目にかかれると思います」と語り、5万ドルのボーナスを獲得した。
Tawanchai PK.Saenchai 🇹🇭 wins a ONE Featherweight Muay Thai World Title shot, finishing Niclas Larsen with a LETHAL left cross!#ONE158 | #ONEChampionship | https://t.co/eBUfsODAFL pic.twitter.com/kribA78sfQ
— ONE Championship (@ONEChampionship) June 3, 2022