互いに立ち技格闘技からMMAに転向した鈴木(左)と平本が沖縄大会で激突(C)RIZIN FF
2022年7月2日(土)沖縄アリーナで開催される『湘南美容クリニック presents RIZIN.36』の対戦カード発表記者会見が1日(水)同地にて行われ、一挙13カードが発表された。
K-1からMMAに転向した平本蓮(THE PAN DEMONIUM/ルーファスポーツ)の再起戦が決定。2020年大晦日に萩原京平に2R TKO負け後、2022年3月の鈴木千裕戦でも判定負けし、2連敗中の平本はMMA初勝利を目指す。対するは、シュートボクシング、ONE Championshipで活躍後、MMAに転向した鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)。2021年10月にレスラーの奥田啓介を1R TKOに降した後、同年大晦日に萩原京平に判定負けも、2022年3月の昇侍戦で1R TKO勝ち。MMA2勝1敗と勝ち越している。
記者会見後、鈴木はさっそく自身のYouTubeチャンネル『怪物くんチャンネル』を更新。平本戦について語る動画を公開した。
「平本選手は知名度があるよね。けっこうコメントとかで平本選手と戦ってほしいって言われるんだよね」と鈴木。ファンが望んでいた相手なのでそういうのもありかなと言いつつ、「リザルトで言ったらまだ2戦2敗の選手で、本音を言うともう2回くらい勝ってからにしてくれよって思ったのが本音だけど」とも。
「幽遊白書で言うとD級妖怪だね」との評価だが、「器は持っているでしょう。みんな分かっているよね、ストライキングは強い、でもまだMMAじゃないっていうのは。これは何でもそうだけれど、時間をかけて培っていくものだから。だからMMAのまだ新人層ってあるじゃない。RIZINの新人層・中間層・上位層みたいなさ、そういうところの、新人層の争いなんだろうね。向こうは3戦目、俺は4戦目っていう新人戦ですよ。立ち技でベルトって言うか名前は作ってきているから、単なる3戦目、4戦目じゃないけれど」と、両者とも立ち技での実績はあるがMMAではまだ新人戦だとした。
平本戦への意気込みを聞かれた鈴木は「毎回誰が相手でもフィニッシュすることしか考えてないのは変わらないので、今度もしっかり仕留めに行きたいと思います」と、しっかりフィニッシュして勝ちたいとし、平本へ向かって「全力でかかってこいや」とのメッセージを送った。
昇侍戦でも『幽遊白書』の幽助が室田繁との戦いで使った「右ストレートでぶっとばす。真っ直ぐいってぶっとばす」を引用した鈴木。次なる作戦はいかに?