日本におけるビジネス展開にやる気満々のメイウェザー
2019年6月13日(木)都内TMT JAPAN事務所にて、プロボクシング5階級制覇フロイド・メイウェザー・Jr(アメリカ)が記者会見を行った。メイウェザーは12日(水)に自家用ジェット機で来日したという。
記者会見開始予定の13:30になっても姿を現さなかったメイウェザー。14:23にホテルを出発し、15:00頃に会見会場に到着すると、14日に千葉でトリプル世界タイトルマッチを行う井岡一翔、京口紘人、吉田実代の表敬訪問を受けた。「ウェイトのことに関してと世界に通用するボクシングのアドバイスをしていた」(メイウェザー)と説明し、会見に臨んだ。
TMT JAPANの大柴代表取締役と
最初にTMT JAPANの大柴哲代表取締役があいさつ。「このたびTMT JAPANという会社を正式に設立しました。私はもともと国会議員の公設秘書をしていました。IR(カジノ法案・総合型リゾート実施法案)関係をしておりまして、カジノの本格的ビジネスを展開していきたいと。その際にTMTのアレックス松浦さんと知り合いになりまして、そのご縁で設立しました。アパレル、ホテル、不動産、飲食、カジノに関するビジネスを日本とアジアで展開していきます。榊原さん、谷川さんと協力のもと新しい格闘技ビジネスも展開し進行していきたいと思っております。カジノにはエンターテインメントが不可欠。経験豊富なメイウェザーさんと展開していきたい」
昨年9月にも同様の記者会見が行われたが「それとは別で今回正式にオフィスを構えてここを拠点に展開していく。前回とは仕切り直し」であると説明した。
続いてメイウェザーは「これから2020年の東京オリンピックに向かってメイウェザーホールディングスの発表をしたい。これからいろいろなエンターテインメントと、アパレル、ビジネスのプロジェクトに向かって頑張りたいと思う。去年も7~8回日本に来ているし、フライトも13時間かかるし、これから日本を中心にアジアでビジネスをしたいので日本に家を作るのは当たり前だと思っている」と、高級マンションの最上階を購入する予定で、日本の居住地を探しているとのこと。
会見に遅れた理由を記者から問われると「日本が遠くて時差ボケもあったんだ。だからこそ日本に一軒家を持ちたいと思っているんだ」と笑った。
記者会見では今一つメイウェザーの真意が伝わりづらかったため、会見後には大柴哲代表取締役と会見の司会も務めた谷川貞治氏(元K-1プロデューサー、現巌流島プロデューサー)が囲み取材を受けた。
会見の司会も務めた谷川氏。TMT JAPANのお手伝いをしていくという
谷川氏は「僕がメイウェザーさんと知り合ったのはもともとTMT JAPANの方を知っていて、RIZINの榊原さんから大晦日の視聴率が上がる面白いことをやろうとの相談を受け、那須川天心とメイウェザーをやらせよう、となったのがきっかけです。正式に手伝っているわけではないし、TMTと一緒にやるわけではありません」と前置き。
総額30億円の時計を披露するメイウェザー。世界のセレブたちに販売していくという
続けて「カジノビジネスを日本で展開していく中でエンターテインメントは不可欠。メイウェザーさんがエキシビションをやりながらTMTというイベントをやっていくのと、TMTブランドをアメリカで展開しているし、日本でもやっていきたいとのことです。今回もメイウェザーさんはTMTホテルの建設、TMTブランドの飲食業をホテルの中や六本木に展開する話をしに日本へ来ました。またメイウェザーさんは大きいところでパーティーを開いて、高級車や宝石や時計を世界のセレブたちを自分がおもてなしして売るビジネスをするそうです」と、TMT JAPANが日本におけるカジノ事業を中心に、不動産事業、アパレル、飲食店、沖縄のリゾート地にTMTホテル建設などのビジネスを日本で展開していくためにメイウェザーおよびTMTプロモーションと独占パートナー契約を結んだことを発表した。
そのビジネスのひとつが『TMT』という格闘技イベントで、大柴代表取締役は「ラスベガスでやるような格闘技イベントをやっていきたい。年内に大きいのが実現できればぜひやりたい」と語った。