2022年5月15日(日)、東京・品川インターシティホールにて『GRACHAN 54』が開催された。原口伸(BRAVE)がGRACHANライト級暫定王者についたメインイベント前の試合をリポートする。
▼第8試合 メインイベント GRACHANライト級暫定王者決定戦 5分3R○原口 伸(BRAVE)[判定3-0] ※30-27×3×植田 豊(リバーサルジム新宿Me,We)※原口が暫定王者に
▼第7試合 フェザー級 5分2R○加マーク納(コブラ会)[2R 0分24秒 KO]×長野将大(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)
フェザー級の5分2R戦。所英男の弟子で3連勝中の長野将大(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)が、関西フライ級の雄・加マーク納(コブラ会)と対戦。
マークは、2020年3月の『GRACHAN44×BRAVE22』での鈴木隼人戦以来の試合。2019年にPANCRASEで実力者・杉山廣平、有川直毅にいずれもスプリット判定で敗れており3連敗から白星を掴めるか。ともに新天地でキャリアの再生をはかるサバイバルマッチだ。
1R、サウスポー構えから右ジャブ、左インローを蹴る長野は詰めてシングルレッグへ。そこにギロチンチョークを合わせたマークに、前転して対角に跳んで首を外す長野。
サイドに回る長野にすぐに腹ばいでシングルレッグに入るマークに、長野は捨て身気味のキムラで仰向けに横回転で回そうとするが上のままのマークの顔に足をかけて腕十字を狙う。
スラムで叩きつけて外したマーク。すぐに足を手繰って左差しで押し込むが、マークは再びアームインギロチンから後転でめくるも、長野は前転してスクランブルでに立ち上がりケージに押し込む。
金網際で押し込みボディロックの長野のヒザ蹴りがローブローとなり中断後再開。
左ミドルを当てる長野。圧力をかけるマークは左フック、組んだ長野を潰して押し倒すと、ハーフからすぐに立ち上がった長野がダブルアンダーで両脇を差す。
ケージを背負うマークは首相撲から左ヒザをボディに突くと、長野のヒザが再びローブローとなり、2度目の中断。長野に警告。
再開、ワンツーで飛び込む長野。さばいて左ハイから右フックを振るマーク。右で差して押し込み、マークの首相撲狙いにシングルレッグに移行して引き出して尻を着かせる長野だが、すぐに右でを股に差し入れてスイッチで立ち上がるマーク。離し際に右アッパーも突く。
右に回る長野は左インロー。追うマークが左ボディから右オーバーハンドを打っていく。さらに左ジャブを伸ばすマークに対し、長野は組みのレベルチェンジで踵を取りに行くもフェイント。
長野は左インローを当てると、さらに左ミドルも打つが、それを潰すマーク。下になり左で差して立ち上がりケージに押し込む長野。両脇を差しボディロックから、右足をかけて崩そうとするが、
崩れないマークは金網背に右で差してボディロック。回してテイクダウン。すぐに立ち上がる長野を再びスタンドッバックからコントロールし、ゴング。
2R、右ジャブを突いて前に出る長野は左ミドルもかわすマーク。右ローを突く長野を詰めると、右ジャブで回る長野の足が止まった瞬間にマークが右の跳びヒザ!
前方に崩れた長野に鉄槌を連打するマーク。レフェリーが試合を止めた。
▼第6試合 バンタム級 5分2R○松井斗輝(パラエストラ柏)[1R 4分57秒 TKO]×松本大輔(IMNグラップリング/X-TREME EBINA)
サウスポー構えの松本のグローブタッチをはじくようにしていきなりオーソから左を打ち込む松井。右ボディストレートで松本をくの字にさせる。
さらに素早い右を打ち込み、松本のテイクダウン狙いを切ると引き込みも切って離れる。
松本の右ミドルを掴んで倒すと、その左腕を手繰り腕十字を狙う松本に右の鉄槌を落とす松井は、寝技には付き合わず、腕を抜くと離れる。
スタンドから、松本はイマナリロールも切る松井。右ストレートを突くと松本はシングルレッグに。それを切る松井。さらにタックルを仕掛ける松本も足はつかめず。
右を伸ばす松本に右ボディを当てる松井は、右から左で松本に鼻血を流させるが、松本は右で小手に巻いて大内刈で引き込み。
ハーフガードの中に入る松井に、左で差して右足を両足で挟み、スイープを狙う松本。ここで小手を効かせて返させない松井は上のまま、松本の頭にヒジを突き、頭を押さえて足を抜く。
スタンドで飛び込んでの左フックを当てる松井は、インバーテッドからガードで正対する松本に付き合わずに立つと、右フック! 引き込み下になる松本。
スタンド。松井は右ボディを当て、右フックでダウンを奪う。シッティングガードになる松本も、ここはブレークでスタンドに。
左ローを当てると、松本は左右を突いて前に。それをバックステップでかわした松井は、松本の引き込みにインサイドガードから金網に頭を押し込んで右のパウンドを連打! 残り3秒でレフェリーが試合を止めた。
▼第5試合 フェザー級 5分2R○村田 俊(ノースキングジム)[判定2-1]×黒井海成(BRAVE)
▼第4試合 無差別級 5分2R○ラデック(AACC)[1R 3分52秒 TKO]×佐々木克義(GRORIA MMA GYM)
ともにサウスポー構えから、左のダブルで佐々木に片ヒザを着かせたラデックが、佐々木の右に左を合わせてケージに詰めると左右をラッシュ。レフェリーが間に入った。
▼第3試合 無差別級 5分2R○中島大志(フリー)[判定3-0]×石川 廉(BRAVE)
▼第2試合 バンタム級 5分2R×松本尚大(拳心会)[判定0-3○中嶋紳乃介(皇子山MMA)
▼第1試合 フェザー級 5分2R○萩原一貴(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)[2R 4分20秒 TKO]×羽馬誠人(TEAM FIST)