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皇治、判定が覆ったことに「倒せなかった俺が悪い」今後については8月に発表「“マジでそれ?”ってみんなビックリすると思う」

2022/05/18 15:05
 2022年5月7日(土)名古屋国際会議場イベントホール『HEAT 50』のメインイベントで行われた、皇治(TEAM ONE)vs.ダウサコン・BANG BANG GYM(タイ/ウィラサクレックフェアテックスジム)の裁定が1週間後の14日に覆った。  この試合は本戦の判定が30-29、29-30、29-29の三者三様でドローとなり、延長戦へ突入。ダウサコンが三者10-9の判定3-0で勝利を収めていたが、本来は延長ラウンドは行われずマストシステムで判定が行われるというルールで行われていた。そのため、延長Rの判定は無効となり、3Rまでのマストシステムで判定を行い判定2-1で皇治の勝利と公式記録が訂正された。  発表後、皇治は沈黙していたが18日(水)に自身のYouTubeチャンネルを更新。「勝っても負けても何してもモテてしゃーない」と挨拶し、21日(土)に東京・世田谷の経堂にオープンしたTEAM ONE GYMにて無料のファン感謝祭を行うことを発表。  それで告知を終えようとした皇治に、スタッフから判定が覆った話が振られると「もうええわ、そっとしておいてくれって話なんやけど。申し訳ないよ、みんなの前で手が上がらなかったのが全てやからな。それに関しては凄く悔しい」と、公式記録が勝利に変わっても嬉しくないとする。 「倒せんからな。倒せんかったからそれが全て。俺からどうこうはない。判定に関しては」と倒せなかった自分が悪いとし、「恩返しで出て俺がメディアの前でごちゃごちゃ言うてもうたら、何かと話題になるから。俺が騒いだら凄いことになるやろなと思ったし、くどいけど倒せんかったからさ。それは俺が悪い」と判定が覆っても黙っていたとした。  さらに「俺の試合どうこうじゃなくて、どのスポーツも選手が必死こいてやっている舞台やん。もちろんジャッジがおって、いろいろな人がおって成り立つスポーツやから。みんな人間がやるんやから間違いはあるやん。ジャッジだって人間だし、間違いがあればそれは認めることは素晴らしいと思うし、それが選手のためやと思う。今回がどうこうとはちゃうで。俺は倒せばよかったからさ。  HEATははっきり言って黙っとればええ話やん。俺はこういう性格やからそれを表に出すタイプじゃないやん。黙ってればよかったことを選手のことを思って公表したんだろうし、それは賛否両論あるけれども、誰でも間違いはあるから。相手の選手は気の毒だと思うし、でも団体には感謝している。お互いちゃんと倒せばよかったとも思うし、そんな感じかな」と、今回のことを公表したHEATに感謝していると話した。  また、今回は団体側が公表した形となったが「RIZINでやった梅野君との試合でも梅野君が試合終わった後ごちゃごちゃ言ってたやん。あれがカッコいいとかカッコ悪いはおいておいて、言いたいことがあるなら言っておけばいい。俺が本当に負けてるんやったらビデオ判定で覆っただろうし、言いたいことがあるんやったら人間なんやからどんどん言ったらいいと思うね。これからも選手はどんどん言っていったらいいと思う」と、判定などに不満があるなら選手は口にするべきだとの持論を展開した。 「1週間遅れで勝利とかそんなの嬉しくも何ともないから」という皇治は、本来なら試合翌日に予定されていた誕生日パーティーを改めてやって欲しいと言い、今後については「俺のやり方で格闘技を盛り上げたい。賛否両論あるけれどそれを背負って格闘技のトライアスロンを盛り上げて行ければと思うから。8月くらいにちょっと盛り上げられることがあるかなと思っているから、それはまた発表出来たら。“マジでそれ?”ってみんなビックリすると思う」と8月に何かしらの発表があると予告した。
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