伊藤紗弥に初のKO負けを味わわせた王者Ayaka(左)とアマチュア時代から注目を集める“超新星”藤原がタイトルマッチで激突(C)NJKF
2022年5月21日(土)神奈川・カルッツ川崎で開催されるニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)『DUEL.23』では5大タイトルマッチが行われ、メインイベントIのミネルヴァ ピン級(-45.36kg)タイトルマッチ3分3Rでは王者Ayaka(健心塾)に同級1位の藤原乃愛(ROCK ON)が挑む。昨年5月のデビューから4勝1分と無敗街道を突き進むJKファイターの藤原が、このまま“無敗のJK王者”となるのか。だが、自身が高校生王者として活躍したAyakaも「大人の厳しさを教えてやります」と立ちふさがる。
Ayaka「一方的に殴って“Ayaka強い!”ってアピールして、大人の厳しさを教えてやります」
――「最近の試合は良くない内容ばっか」とSNSで綴っていましたが、その原因は何だと思いますか?
「昨年は怪我もあったり思うように練習できない日々が続き、それが結果にも出てしまいました。今年は考え方も練習も変え、“一つ大人になったかな?”と思います」
――藤原選手の印象をお願いします。
「フィジカル的にはまだまだ子どもだと思いますが技術は非常にレベルが高く、これから伸びてくる選手かと思います。でも、自分の試合をすれば問題ない相手だと思います」
――今回は王座の懸かる試合で、藤原選手は“無敗のJK”として注目を集めています。Ayaka選手もかつて高校生王者でしたが、自分と同じようにはさせない?
「自分以外の選手が話題になるのは好きじゃないので、「私だけを見て!」と思っています。無敗なのは私とやってないからで、大人の厳しさを教えてやります!」
――今回はどんな試合を見せてくれますか?
「一方的に殴って“Ayaka強い!”ってみんなにアピールしたいです。マイクアピールを楽しみにしてください」
――ファンのみなさんへメッセージをお願いします。
「今回は初めての川崎でめちゃくちゃ楽しみです! しっかり勝って2階級制覇や世界進出もしていきたいので応援よろしくお願いいたします」
藤原「高校生だけど“舐めてたら痛い目に遭うぞ”ということを思い知らせます」
――“高校生王者”となるチャンスが訪れました。どんな心境ですか?
「コロナの影響でデビューが遅くなってしまいましたが、デビューから約1年でタイトルマッチができることに感謝しています。小学校の頃から高校生のうちにチャンピオンになることをずっと夢見てきたので、それがもうすぐ叶うんだと思うとワクワクします。“無敗のJKチャンピオン”になるチャンスが来たので有言実行します」
――“無敗のJKファイター”として知られる藤原選手ですが、改めてこれまでの経歴を教えてください。
「3歳の頃、父の道場で空手を始めました。道場は週に1回なんですが試合に勝ちたくて毎日家で練習していました。そして小学校5年の時に『蹴りたがる女子』という本で伊藤紗弥選手を見てものすごく憧れ、自分もムエタイをやろうと思って転向しました。そして今に至ります」
――自身のスタイルや得意技についても教えてください。
「スタイルはムエタイを意識しています。日本の女子の試合は顔面ヒザ、ヒジがない試合が多いですが、その中でも構えを意識したりミドルキック、首相撲をよく使っています。得意な技は前蹴りで、空手の時から得意にしています」
――デビューからここまでの歩みを振り返っていかがでしょう。
「アマで結構試合をしてきましたが、プロは比べ物にならないぐらいキツいんだなと思いました。デビュー戦からランカーだし歳も全然上だし、恐怖はありましたが勝ててよかったです。そこから波に乗ることができたと思うので、このまま突っ走るだけだと思っ
てます」
――Ayaka選手の印象をお願いします。
「パンチが上手だと思います。ボディでKOしているのでボディは鍛えてあります」
――今回はどんな試合を見せたいですか?
「高校生だし舐められてると思うんですけど、“舐めてたら痛い目に遭うぞ”ということを思い知らせます。蹴りが得意なので注目していてください。しっかりいつも通り自分の戦い方で戦って圧勝します」
――ファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「このような状況の中応援ありがとうございます。タイトルマッチという大きな舞台に立つことができました。結果で強さを見せたいと思うので、楽しみにしていてください。全力で戦ってベルトを獲ってきます。応援よろしくお願いします」