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2022年5月8日(日)東京・後楽園ホールにて『DEEP 107 IMPACT』が開催され、メインイベントの「DEEPフライ級王座統一戦」(5分3R)で、正規」。正規王者の神龍誠(神龍ワールドジム)が、暫定王者の藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)を3Rの激闘の末、0分53秒、ニンジャチョークに極めて、統一王者に輝いた
▼メインイベント DEEPフライ級王座統一戦 5分3R
〇神龍 誠(神龍ワールドジム/王者)
[3R 0分53秒 ニンジャチョーク]
×藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We/暫定王者)
※神龍が統一王者に
まだ21歳の神龍はレスリングをバックボーンに、15歳でプロデビュー。2019年にDEEP史上最年少の18歳で、柴田“MONKEY”有哉との暫定王者決定戦を制し王者となった。その後、第4代DEEPフライ級王者・和田竜光の王座返上により、第5代王者に昇格。
BELLATOR JAPANでの中村優作戦での判定勝ちを経て、2020年8月の『RIZIN.23』では第3代ZST王者・伊藤盛一郎からギロチンチョークで一本勝ち。その後、地元・宮城でジムをオープンする準備のため試合から離れ、2021年10月に1年2カ月ぶりに復帰。元修斗王者・福田龍彌に判定勝利を挙げている。
対する藤田は、ボクシングでアマチュア5冠を達成しMMAに転向。プロデビュー戦となった2017年のRIZINで那須川天心と対戦し判定負け、同年にキックルールで再び那須川と対戦しKO負けを喫したが、その後はDEEPでキャリアを積んできた。
2021年2月には渋谷カズキにカーフキックを効かせてのサッカーキックでTKO勝ちし、フライ級暫定王座を獲得、続く6月大会では山本聖悟をTKO。前戦の9月大会では伊藤裕樹に判定勝利し、初防衛に成功。6連勝中だった。
試合は、序盤に神龍の蹴りを掴んで藤田がテイクダウンを奪うなど、ストライカーからMMAの組みも消化した藤田が積極的に組んで行く。スクランブルで対抗する神龍は、シングルレッグ、ボディロックで崩して、藤田の立ち際にサッカーキック。
互いに足の殺し合いも。中盤以降には、神龍が上になる場面が増え、キムラロックでのキャッチも奪う。
試合が決したのは最終回。神龍が首相撲からのヒザ蹴りで主導権を握ると、そのままケージに押し込まれた藤田がヒザ蹴りを効かされたか、頭が下がったところに神龍がニンジャチョーク一閃! 頭をズラしていった藤田だが、神龍は「回転されても極まる」独特の形でタップを奪った。
マット上で、「次は世界で戦いたいですね。UFC、オファーを待っています」と世界進出をアピールした神龍。
フライ級GPの開催も噂されるなか、試合後のバックステージでは、「UFCは『ROAD TO UFC』のトーナメントではなく本戦に直に行きたい。世界に行けないならRIZINしかない。DEEPのチャンピオンとしてDEEP最強、神龍誠最強を示したい」と語っている。
21歳の統一王者が、次に戦う場は、RIZINかUFCか。試合後の一問一答全文は以下の通りだ。