▼第1試合 DEEP JEWELS フライ級GP準決勝 5分2R
〇中井りん(修斗道場四国)
[2R 4分43秒 腕十字]
×Te-a(AACC)
※中井が決勝戦へ進出。
中井は柔道出身で、2006年10月にMMAプロデビューを果たすと、国内で16勝無敗1分の戦績を引っ提げて2014年9月にUFC参戦。2016年7月からは国内に復帰し、再び無傷の7連勝を飾っている。3月のトーナメント1回戦では藤田翔子に 2RでTKO勝ち。
対するte-aは、元・陸上自衛隊員で徒手格闘を学び、教官に総合格闘技を勧められ、本格的にプロを目指すために除隊。その時に勧められたAACCに入門して本格的に格闘技を始め、2021年3月のDEEP JEWELSアマチュア大会で強烈な右のパンチをヒットさせるなどして判定勝ち。6月の『DEEP TOKYO IMPACT 2021』でプロデビュー。58kg契約で熊谷麻里奈と対戦し、2R 腕十字で一本勝ち。9月にはライト級(70.2kg以下)でぽちゃんZに判定勝ち、12月にはフェザー級(65.8kg以下)でKINGレイナに腕十字で一本負けと階級を問わず試合をしている。1回戦は不戦勝で準決勝へコマを進めた。
1R、開始と同時にジャンプしての右フックで奇襲攻撃をかけたTe-aだが中井はサイドステップでかわす。中井はジャブからパンチを出しながら組み付いてシングルからリフトアップしてのテイクダウン。場内からはどよめきが起こる。マウントになった中井はブリッジするTe-aを抑えつけながら顔面にフックを見舞う。背中を見せて立とうとしたTe-aだが、中井はバックをとって仰向けにさせると四の字ロックからリアネイキドチョーク。中井は一度解くと腕十字に。Te-aが起き上がろうとするとマウントを奪ってのパウンド、そしてもう一度腕十字。極まったかに見えたが惜しくもゴング。
2RはTe-aがジャブでプレッシャーをかけながら前へ出る。中井はシングルでテイクダウンするとサイドへ。ブリッジするTe-aを上四方で抑え、アームロック狙いに。中井のマウントをブリッジで阻止するTe-a。中井は腕十字のセットをしながらボディを殴り、残り30秒で一気に腕を伸ばす。中井が鮮やかな一本勝ちで杉山しずかが待つ決勝戦へ進出した。