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レポート

【DEEP JEWELS】中井りんが腕十字で杉山しずかを破りGP完全制覇、大島沙緒里がアームロックで号泣防衛、東よう子がKINGレイナを返り討ちにして初代女王に、長野美香がケイトに一本勝ち、山崎桃子も復活勝利

2022/05/08 12:05

▼第6試合 DEEP JEWELSアトム級タイトルマッチ 5分3R
〇大島沙緒里(AACC/王者)
【1R 2分58秒 アームロック】※テクニカルサブミッション
×須田萌里(SCORPION GYM/挑戦者)
※大島が初防衛に成功。


“さおりん”こと大島は、3歳から柔道を始め、MMAに転向すると2019年の全日本アマチュア修斗で圧倒的な強さで優勝。2020年1月には修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメントに抜擢され、一回戦でKO勝ち、5月の準決勝では元DEEP JEWELSアトム級王者の黒部三奈相手に敗れはしたものの、新人離れした才能を発揮した。


 2020年7月からは『DEEP JEWELS』に参戦。当時無敗のさくらにプロ初黒星を付け、9月の『DEEP』ではDEEP女子ミクロ級王者決定戦をにっせーと争い、1R2分10秒、ハンマーロックによるTKO勝ちでプロわずか4戦目にして王座に就いた。12月はパク・シウに判定3-0で敗れるも、2021年3月に開幕した「アトム級GP2021」で富松恵美に45秒で一本勝ち、6月の準決勝ではパクに腕十字でリベンジし、決勝では青野ひかるを判定5-0で破って DEEP JEWELSアトム級王座を獲得。二冠王となった。そして10月の『RIZIN』に初参戦すると、浅倉カンナに判定2-1で勝利して周囲をあっと言わせた。


 しかし、2022年初戦となった3月12日の「DEEP JEWELS 36」でHIME(毛利道場)と49kg以下契約で対戦、判定3-0で敗れている。

 須田は4月から高校3年生で、ブラジリアン柔術、グラップリング、MMAのアマチュア試合で経験を積んだ17歳。2020年7月大会のオープニングファイトにてMoochanを1R3分ちょうど、鮮やかな腕十字による一本勝ちでプロ昇格を決めた。

 プロデビュー後は柔術の強豪・村上彩、BURSTの佐々木萌には判定負けも、坂本美香に判定勝ちすると、2021年7月のDEEP大阪で樋田智子を腕十字に極めて一本勝ち。10月大会ではキャリアに優る音波に1ポイントも与えず判定勝ち、12月大会では竹林愛留との“JK最強決定戦”を戦い1R4分41秒、腕十字で勝利。さらに今年3月12日にはアトム級トップの一角である青野ひかるから腕十字で一本を奪い破竹の5連勝。キャッチフレーズは“寝技の萌ちゃん”。



 1R、須田の顔面前蹴りをもらった大島はパンチを繰り出しながら前に出て、須田をケージに追い込むとそのままテイクダウン。サイドからアームロックを狙う大島。ブリッジで逃れようとする須田だが大島は左腕を持ったまま離さない。須田の手が須田の後頭部近くに来るまで腕が曲がり、レフェリーはそこで試合を止めた。

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