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2022年5月7日(土)、名古屋国際会議場イベントホールにて、HEATの50回記念大会『HEAT50』が開催された(TiGET配信)。
アビラルは、2016年1月に来日し、4月からキックボクシングを始めてキャリアは7年。2020年1月にHEATキックルールミドル級王座を獲得し、9月には初防衛にも成功している。
12月のK-1両国大会で初参戦を果たすと、1Rに木村“フィリップ”ミノルから打ち下ろしの右でダウンを奪い、2Rに逆転TKO負けを喫したものの大きなインパクトを残した。
2021年3月のK-1で小鉄に初回KO勝ち、4月のHEATではKNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王者&INNOVATION同級王者・吉田英司にも初回KO勝ちと波に乗っていたが、7月のK-1では和島大海のローキックで3RにKO負け。
10月にホームリングであるHEATでの再起戦で、藤村大輔を1Rわずか57秒でTKOに追い込み2度目の防衛に成功すると今年2月にはK-1で松下大紀に初回KO勝ち。
ラーシーシンは、タイのビッグマッチ『TOP KING』や『MAX MUAYTHAI』などの大会に出て外国人選手を撃破している重量級ムエタイ戦士。
2019年11月に『KNOCK OUT』で日菜太と対戦し、判定2-0で敗れているが、国内70kg級トップクラスの日菜太と渡り合う実力を示した。2020年9月にはK-1で和島大海と対戦するもローキックでKO負けを喫している。
▼第10試合 HEAT KICK ミドル級(70kg)3分3R
〇アビラル・ヒマラヤン・チーター(志村道場)70.1kg
[1R 2分54秒、KO]
×ラーシーシン・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム)70.2kg
1R、序盤から詰めてオーソから左右フックで前進するアビラル。ラーシーシンも右を返し、右ロー。しかし詰めるアビラルは右ロー! そこにラーシーシンも左の強打を当てる。
ジャブ、ストレートで金網に詰めるアビラル。サークリングが可能なケージキック。回るラーシーシンは左フック!
ガードの上に強振するが、近い距離で戦うアビラルは打ち合いに応じ、パワフルなワンツー、右アッパーを当ててラーシーシンをダウンさせ、1R、2分54秒、KO勝ちした。
試合後、「たくさんの応援ありがとうございます。今回の試合のテーマは、蹴りで倒したかったんですけど、やっぱ無理ですね(笑)。僕にはパンチしかないので。これからも練習していいKOを見せます。
サポートしてくれた練習仲間、トレーナーのお父さん、チャオさん、志村館長、応援してくださる方々ありがとうございます。先輩の(春日井)引退試合をKOで繋げたので、春日井さん、KO・一本でお願いします!」と語った。