ホストの経験が格闘技で活きる部分
「トライフォースの朝練で寝技の先生もいるので、そこで教えてもらって。宮田さんのBRAVE GYMはパーソナルみたいな感じで個別で教えてもらいに行っている感じですね」
――防御だけでなく自分から極めに行く練習も積んでいる?
「そうですね。自分から極める練習もしたんですけれど、やっぱり僕は極めに行くよりもパウンドとか派手な試合を見せたい気持ちがあるので。ディフェンスをメインに基本的には練習して、極められるタイミングがあれば極めに行きますけれど、そうではない限り打撃で気持ちのいい勝ち方をしたいと思っていますね」
――格闘技界における最終目標は決めている?
「後世に自分の映像が残るくらいのインパクトがある試合だったりとか、そういう選手になりたい。僕が昔、魔裟斗さんだったり須藤元気さんだったり山本KIDさんだったり、スター的存在の人が自分の頭の中に記憶として残っているので。そういう人たちのような本チャンの実力はないかもしれないけれど、圧倒的に記憶に残るような選手として名を残したいと思っています」
――ホストの経験が格闘技で活きる場面はある?
「うーん…人気を付けるってことですかね。入場、会見、会場入りの恰好…僕はホストでもお酒が飲めないので魅せることをずっと練習してきたので、格闘技も魅せるってところはエンタメとして大事だと思っているので、そこは他の人との圧倒的な差だと思う。ホスト時代に培ってきた魅せるって技術を格闘技にも上手く活かして、人気のある選手に上り詰められたらなと。実力だけなら練習していて弱いなと思うこともあるんですけれど、こうやって必要としてもらえるのは魅せるっていう部分で自分の中でこだわってやってきたからだと思っているので、そこの部分で新しい風としてRIZINでカッコいい魅せるファイターとして世間に知らせていけたらな、と思っていますね」
――ホストは相手が何を考えているかを読み取る職業。そういうところが格闘技で活きるのでは?
「まだそこを感じたことはないですが、ここ2カ月で格闘IQが、僕は今までガムシャラに戦うってことでやってきたんですけれど、それだけでは行けない境地があると築いてからは考えるってことをしだして。そこは僕もホストをやっている時に最初はガムシャラにやっていたけれど考えるということをやっていって今と近しいところがあるので、どこかでリンクしてくるかもしれないですが今のところはまだ魅せるってところでしか活かせていない感じですね」
――今回も3分3R。本当は5分3Rやりたかった?
「いや、3分3Rがよかったです。また体力部分も試合になったら5分もたなかったり。もつんですけれどちょっと怖くて、5分3Rになったらこの体力を温存しておかないとなって思って試合をやるよりも、アグレッシブな試合を僕は見せたいと思ったので、3分3Rで体力を気にせずアグレッシブに戦いに行く姿の方が見ている人を楽しませやすいのかなって思っていたので、僕はそっちの方がありがたかったです」
――次がその次以降に5分3R?
「いや、希望は一生3分3Rです(笑)。許されるなら」