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【Bellator】堀口が寝技師ミックスに判定負け、ストッツがアーチュレッタをKOで新王者に!女王サイボーグが大激闘で4度目防衛成功

2022/04/24 10:04

▼Bellatorバンタム級ワールドGP準々決勝 5分5R
〇パッチー・ミックス(米国)
[判定3-0] ※48-47

×堀口恭司(日本/ATT)
※ミックスが準決勝進出

 優勝賞金100万ドル(約1億1千583万円)のBellatorバンタム級ワールドGP。この1回戦で、堀口恭司(日本/ATT)とパッチー・ミックス(米国)が対戦。

 RIZINバンタム級王者の堀口は、2021年12月に王者セルジオ・ペティスに敗れ、今回が再起戦。

 対するパッチー・ミックスは、バンタム級2位の強豪。15勝1敗でうち11の一本勝ちを誇る寝技師。黒星は2020年9月の「Bellator世界バンタム級王座決定戦」でフアン・アーチュレッタ(米国)に5R判定負けのみ。そのときは、コロナ禍のなか短期決戦に出たミックスが後半に崩れたが、RIZINで組み技の強い元谷を極めた通り、サブミッションの強さが際立っており、3Rに4つの一本勝ちを誇るなど後半にも極めきれる力を持っている。前戦は2021年11月の『Bellator 270』でジェームズ・ギャラガーに3Rギロチンチョークで一本勝ちで2連勝中だ。

 打撃では堀口に分があるが、ミックスは打撃によるKO負けが無く、アーチュレッタから1Rと2Rにテイクダウンを奪うなど、レスリングも強化されている。約4カ月ぶりの復帰戦で堀口は、難敵を相手にGP1回戦を突破することが出来るか。身長・リーチ165cmの堀口と、身長180cm・リーチ182cmのミックス。

 1R、サウスポー構えのミックス、オーソの堀口はサークリングし、インローを打つ。

 堀口の最初の左の脇を潜ったミックスはバックへ! 金網まで歩く堀口に背中に乗って4の字ロックでリアネイキドチョークをアゴ上から絞めるミックス! 引き込み絞めるミックスに下から腕を押し上げ外す堀口! 足を組み変えるミックスは、パームトゥパームで力を使ってアゴを引き上げるが、堀口は外す。

 残り1分。またもフェイスロック気味に絞るミックス。腕を押し上げる堀口。背後からパウンドするミックス。そのままゴング。ミックスのラウンド。

 2R、「ローを蹴れ」というATTのマイク・ブラウン。その通り右ローを打つ堀口。ミックスは左前蹴り。中央を取る。左ローを打つ堀口。ミックスは前蹴りで前に。

 サークリングする堀口は関節蹴り狙い。右インロー。さらに左から右は空振り。スイッチする堀口。左で飛び込むが浅い。左の下段蹴り。前手で飛び込む堀口。さらに右フックをヒット! しかしミックスは崩れない。右インローをヒットさせる堀口。左右で前に詰めるミックスに左フックを当てる堀口! しかし近距離でミックスも右を振る。堀口のラウンドに。

 3R、詰めてヒザ着きで足を獲りに来るミックスを切る堀口。ミックスの入りをパーリングでかわして右を狙う。ニータップからの右オーバーハンドを打つ堀口。左フックを突く。右前蹴りは堀口! プレスするミックス。そこに左フックをテンプルに当てる堀口。

 左ミドルを当てるミックス。詰めてダブルレッグのミックスはバックへ! 両足をかけて4の字ロック。苦しい時間帯が続く堀口。バックキープから足を入れ替え、背後からパウンドするミックス。しかし堀口が正対! 金網際で止まり上に! パウンドを狙うがゴング。ミックスはバッティングで右瞼をカットする。

 4R、右の関節蹴りを打つミックス。堀口は右ハイ、さらに右で飛び込み離れる。左前手を触覚のように振る堀口は左の大振り。かわすミックスは左ハイもかわす堀口。

 右インローを打ち、右ストレートを打つ堀口。右ボディストレート。ミックスは左前蹴り。右インローでミックスの前足を流す堀口。崩れたミックスは立て直す。右の二段蹴りを当てる堀口! ミックスの左右をかわす堀口。右のかけ蹴りもかわす。

 左から右の堀口。さらに右ボディストレート。左ヒザを合わせるミックス。堀口は左目尻をカットするが右ハイを打ってゴング。堀口のラウンド。

 5R、グローブタッチ。詰めるミックスはボディロックからダブルレッグテイクダウン!尻で立つ堀口は小手に巻くが、その脇を潜り背中に乗るミックス。立ったまま背負う堀口はヒザにヒジを打つが、ミックスは4の字ロック。背中を金網につけて離れたところで背後に反ってグラウンドに引き込むミックス! しかし堀口は金網際で正対。

 そこに脇を開けて堀口の頭を取るミックス! 前転して頭を抜いた堀口の上を取ろうとするミックス。堀口は立ち上がるが、体格差のあるミックスは背後についていく。金網背に座り、正対する堀口は残り1秒で立ち上がり右を振るもゴング。

 5Rの判定は3-0(48-47×3)、1ポイント差でバックを奪ったミックスが勝利。

 試合後、マット上でミックスは「すごい準備を整えてきた。(ホリ)グッチはタフガイですごいパワーだったけど、ここで疲れるわけにはいかないと思っていた。グッチはチャンピオン。48-47は僕に分が悪いと思ったけど、49-46で勝ったと思うけど、コーチから“お前はアンダードックなんだ。犬なんだから戦って来い”と言われたよ。チーム一丸となった結果だ」と勝利を語った。

 堀口を破ったミックスは、GP準決勝で、マゴメドフ・マゴメドフvs.エンリケ・バルゾラの勝者と対戦する。

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