岡嶋形徒「過去の負けを払拭する試合をしたい」
――約10カ月ぶりの再起戦が決まりました。ここまで試合が空いた理由はなんですか?
「怪我ですね。もともと痛めていた箇所があって、だましだましで練習や試合を続けていたんですよ。その蓄積で手術をしなければいけない状況になり、思った以上に長引いてしまいました」
――ここまで試合から離れていたことはないと思いますが、どんなことを考えていましたか?
「もちろん早く試合をしたいという気持ちはありましたけど、焦ってもしょうがないし、それで回復が早くなるわけでもない。2022年になれば復帰できる目途も立っていたので、しっかり怪我を治して、万全の状態で復帰しようと思っていました」
――前回の試合は新美貴士選手とのタイトルマッチで、わずか16秒でのKO負けでした。あの試合を振り返っていただけますか?
「完全に油断していましたね(苦笑)。それは新美選手のことを舐めていたわけじゃなくて、試合のゴングが鳴ったら絶対に油断しちゃいけないってことです。まさか新美選手が始まった瞬間から前に来るとは思っていなくて、それでやられてしまったんです。何もさせてもらえなかったし、ある意味、試合が短すぎた分、悔しさもなかったです。やっちゃったな…っていう(苦笑)」
――欠場中にフェザー級の動向を見て、どんなことを思っていましたか?
「新美選手はすごいな、と。僕は新美選手と2回やっていて、新美選手の強さを肌で知っているんですけど、ベルトを防衛するところを見て改めて強いなと思っていました」
――復帰戦の相手は國枝悠太選手に決まりました。國枝選手にはどんな印象を持っていますか?
「すごく良い選手で、勝った試合はKO勝ちという“ノッている”選手だなと思います。打ち合いになったら噛み合う試合になると思います」
――復帰戦でどんな試合をしたいですか?
「やっぱり倒して勝たないといけないと思います。自分の存在をアピールする試合をしたいし、今自分は連敗中なんですけど、その負けを払拭する勝ち方を見せたいです」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「前回の試合は早く終わってしまい、自分が成長したところを見せられないまま終わってしまいました。まだ新しい自分を何も見せていないという部分では逆によかったと思うし、久々の試合・Krushを楽しんで戦って勝ちたいと思います」